クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-07 No.30

2012年07月31日 16時34分53秒 | Weblog
<Channel Classics>
CCSSA 33312(SACD-Hybrid) ¥2580
ジェンツ - ジョージ・ガーシュウィン ――
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー編):
映画《踊る騎士》より シングス・アー・ルッキング・アップ、
アイ・キャント・ビー・バザード・ナウ、スティッフ・アッパー・リップ、
シング・オヴ・スプリング、
ザ・ジョリー・タール・アンド・ザ・ミルクメイド、フォギー・デイ、
ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット(うまくやれたら)
ガーシュウィン(ヨハン・ファン・デル・リンデン編):
ラプソディ・イン・ブルー(サクソフォン四重奏版)
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー&ピート・ハーデン編):
映画《踊らん哉》より ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム
・ミー(誰も奪えぬこの想い)
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー&ピート・ハーデン編):
ミュージカル《レディー、ビー・グッド》より 魅惑のリズム
ガーシュウィン(イッツェ・ブレマー&エリク=ヤン・デ・ヴィス編):
歌劇《ポーギーとベス》より サマータイム、あの人は行ってしまった、
そんなことはどうでもいいさ、 おお神よ, 出発します
ジェンツ、ベーニ・チッラグ(指揮)、
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)、
ハーグ・サクソフォン四重奏団、ミシェル・ポンシオン(打楽器)
このジェンツの"ガーシュウィン"は、前音楽監督ピーター・ダイクストラと共
に築いたベースに、2008年からタッグを組むベーニ・チッラグが加えた新たな
レパートリーと変幻自在のスタイルによって実現した初の"アメリカン・プログ
ラム"なのである。ソプラノのヨハネッテ・ゾマーが歌う「サマータイム」、
ハーグ・サクソフォン四重奏団によるサクソフォン四重奏版の「ラプソディ・
イン・ブルー」など、ゲストたちの美技が、ジェンツの"ガーシュウィン・プロ
グラム"に華を添える。
録音:2011年11月18日-20日、フローニンヘン北教会(オランダ)

CCSSA 31612(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3380
ラヴェル:ピアノ作品集 ――
CD-1(エラール)
ソナチネ、夜のガスパール、古風なメヌエット、クープランの墓
CD-2(スタインウェイ)
ソナチネ、夜のガスパール、古風なメヌエット、クープランの墓
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ/エラール&スタインウェイ)
ジャコメッティはエラールとスタインウェイのそれぞれで4作品を録音してお
り、"ピリオド"と"モダン"による作品のフォルムや響きの違いを、ワールドク
ラスの演奏で比較することが出来る贅沢な逸品である。
ジャコメッティの演奏、エラールとスタインウェイの響きを余すことなく捉え
たチャンネル・クラシックの優秀録音も話題を呼ぶことだろう!

CCS SEL 6212 2枚組 ¥1480
レイチェル - 私が愛する音楽 ――
ヴィヴァルディ:《ラ・ストラヴァガンツァ》より 協奏曲変ホ長調Op.4-1
モーツァルト:
フランスの歌《ああ、私は恋人をなくした》による6つの変奏曲ト短調K.374b
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV.1005
ラモー:コンセール用のクラヴサン曲集(1741)より 第5コンセール
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調K.454
ヴィヴァルディ:《ラ・ストラヴァガンツァ》より 協奏曲ニ長調Op.4-11
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調K.424
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番ト長調BWV.1019
ヴィヴァルディ:《ラ・チェトラ》より 協奏曲第1番ハ長調RV.181a
モーツァルト:アンダンテとアレグロ ハ長調K.404
J.S.バッハ:カンタービレ(ソナタ第6番BWV.1019aの第2稿より)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIa-1
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、アルテ・デイ・スォナトーリ、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)、トレヴァー・ピノック(チェンバロ)、
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)、
ブレコン・バロック、オランダ・バロック協会、
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
ヴィヴァルディの協奏曲集「ラ・チェトラ」(CCSSA 33412)が演奏、録音の両面
で最大級の賞賛を受けているバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッ
ジャー。
この「レイチェル(RACHEL.)」は、チャンネル・クラシックスに行ったレコー
ディングの中から、ポッジャー自身が最も気に入っているトラックを収めた現
在望みうる最良のベスト・アルバム!!





<PentaTone>
PTM 1022(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥4580
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
マレク・ヤノフスキ(指揮)、
ベルリン放送交響楽団&合唱団、
スティーヴン・グールド(トリスタン/テノール)、
ニーナ・シュテンメ(イゾルデ/ソプラノ)、
クワンチュル・ユン(マルケ王/バス)、
ヨハン・ロイター(クルヴェナール/バリトン)、
ミシェル・ブリート(ブランゲーネ/メゾ・ソプラノ)、
サイモン・ポーリー(メロート/テノール)、
クレメンス・ビーバー(牧童/テノール)、
アルットゥ・カターヤ(舵取り/バリトン)、
ティモシー・ファロン(若い船乗り/テノール)
ヤノフスキの「トリスタンとイゾルデ」では、トリスタン役には2010年12月-
2011年1月に新国立劇場でトリスタン歌手としての天性の資質を披露してくれた
スティーヴン(ステファン)・グールド、イゾルデ役にはパッパーノ&コヴェン
ト・ガーデン王立歌劇場との演奏でも存在感を示したスウェーデンの名花ニー
ナ・シュテンメを起用。
前作「ローエングリン」の大成功が記憶に新しいワーグナー・プロジェクトの
第5弾「トリスタンとイゾルデ」。大いに期待せずにはいられない!
録音(ライヴ):2012年3月27日、ベルリン・フィルハーモニー(演奏会形式)

PTM 1033(SACD-Hybrid) ¥2300
プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19/ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.115
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)、
ワシリー・ペトレンコ(指揮)、ロシア・ナショナル交響楽団
まさにロシア革命の前夜、1917年に完成した「ヴァイオリン協奏曲第1番」と、
旧ソ連への帰国後の1935年に作曲されマドリードで初演が行われた「ヴァイオ
リン協奏曲第2番」。ロシアの優美で抒情的な旋律、現代的な響きと感性が同居
するプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲に対するアラベラ・美歩・シュタイ
ンバッハーのアプローチが非常に興味深いところ。
ロイヤル・リヴァプール・フィルの首席指揮者を務める若手指揮者の有望株筆
頭、ワシリー・ペトレンコとの若き才能の共演が、新鮮で鮮烈なプロコフィエ
フの世界を繰り広げる。
録音:2012年1月23日-27日、モスクワ(ロシア)





<MELODIYA>
MELCD 1001995 3枚組 ¥3580
カリンニコフ(1866-1901):管弦楽作品集
交響曲第1番ト短調(#)/交響曲第2番イ長調(**)
間奏曲第1番イ長調(+)/間奏曲第2番ト長調(+)
弦楽合奏のためのセレナード(+)
交響詩(交響的絵画)「ニンフ」(+)
序曲「ブイリーナ」(+)/交響的絵画「杉とシュロ」(*)
組曲(*)/劇付随音楽「皇帝ボリス」(+)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1968年(**)/1975年(#)/1987年(*)/1989年(+)
前出:MELCD 1000169, 1000170((#)、「皇帝ボリス」以外)

MELCD 1001998 ¥1550
【新装再発売】
モイセイ(ミチェスワフ)・ヴァインベルク(1919-1996):
ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.18(1944)(*)
弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.66(1959)(+)
モイセイ・ヴァインベルク(ピアノ(*))
ボロディン弦楽四重奏団
ロスチスラフ・ドゥビンスキー、
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(ヴァイオリン)
ドミートリー・シェバーリン(ヴィオラ) 
ヴァレンチン・ベリンスキー(チェロ)
録音:1963年(*)/1961年(+) 前出:MELCD 1000979

MELCD 1001999 ¥1550
ロシア奇想曲
グリンカ(1804-1857):ホタ・アラゴネーサによる華麗な奇想曲
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲 Op.34
チャイコフスキー(1840-1893):イタリア奇想曲 Op.45
ラフマニノフ(1873-1943):ジプシーの主題による奇想曲 Op.12
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:データ未詳

MELCD 1002006 ¥1550
J・S・バッハ(1685-1750):フーガの技法 BWV1080
タチアナ・ニコラーエヴァ(ピアノ)
録音:1967年

MELCD 1002013 ¥1550
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリン協奏曲 Op.35(1878)(*)
ロココ風の主題によるチェロと管弦楽のための変奏曲 Op.33(1877)(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(*))
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(+))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(+))
録音:1957年(1971年修復)(*)/1963年(+) 前出:MELCD 1000583




<CAPRICCIO>
C5117 ¥2450
ステンハンマル:ピアノ作品集
1-3.3つの幻想的小曲集 Op.11/4-8.5つの小品「晩夏の夜」 Op.33
9-12.ピアノ・ソナタ 変イ長調 Op.12
カッサンドラ・ワイス(ピアノ)
録音 2011年11月3-5日 ベルリン,ジーメンスヴィラ
スウェーデンで最も重要な作曲家の一人であるステンハンマル(1871-1927)の
ピアノ作品集です。ストックホルム王立歌劇場を始め、数多くのオーケストラ
を指揮し、指揮者としても作曲家としても、高く尊敬されている人なのですが、
日本ではまだまだ知名度が高いとは言えません。彼の作風の初期は、後期ロマ
ン派の流れを組んでおり、その後、北欧独自の音を探求することで、ドイツ風
の音楽から少しずつ簡潔かつ精錬な音楽へと変化していったことで知られてい
ます。ここに収録された3つの作品は、1895年から1914年までに書かれたもの
で、シューマン、ブラームスを思わせる「幻想的小曲集」と、北欧の風景を映
し出したかのような「晩夏の夜」では、その印象の明らかな違いに驚くばかり
です。

C5115 ¥2450
モンポウ:ピアノ作品集
1-6.前奏曲(抜粋)(第5番 モデラート/第6番「左手のための」/第7番「星でで
きた棕櫚の葉」/第8番 コン・リリカ・エスプレッシオーネ/第9番 ラングイド
/第10番 モデラート)
7-14.歌と踊り(抜粋)(第5番/第6番/第7番/第8番/第9番/第10番/第11番/第12番)
15-23.内なる印象(哀歌/悲しい鳥/小舟/子守歌/秘めごと/ジプシー)
オレナ・クシュプラー(ピアノ)
録音 2011年8月1-3日 ベルリン,ジーメンスヴィラ
極端で内気な性格を有していたというモンポウ(1893-1987)。その作品のほとん
どが「繊細」「内省的」「静謐」なという言葉で表現されています。とは言え、
決して声を荒立てることはなくとも、その表現力の多彩さは他に類を見ないほ
どに独特なものであり、フランス近代音楽の印象主義音楽に影響を受けた近代
的な和声法は、まるで心に染み入る祈りにも似て、一度聴いたら決して忘れる
ことのないほど強い印象を残すものばかりです。
オレナ・クシュプラーはドイツで高く絶賛されている女性ピアニストで、ソロ
活動だけでなくショスタコーヴィチの室内楽(C71104)なども積極的に演奏し、
また歌手である双子の妹ツォリアーナとともに録音した「ロシア歌曲集」
(C5039)でも、深い情念をのぞかせる素晴らしいピアノを聴かせてくれていま
す。

C5109 ¥2450
名オペレッタ・アリアと情景集
1.ローベルト・シュトルツ(1880-1975)
:ウィーンの歌 Op.216-ウィーンは夜が一番美しい
2.J.シュトラウス2世(1825-1899):こうもり-時計の二重唱
3.キュネッケ(1885-1953):どこかのいとこ-私はただの貧しい旅職人
4.ミレッカー(1842-1899):
乞食学生-:私は金を持っていないが、鳥のように自由だ
5.カールマン(1882-1953):伯爵夫人マリツァ-ウィーンによろしく
6.J.シュトラウス2世:ジプシー男爵-自由気ままに
7.J.シュトラウス2世:
ヴェネツィアの一夜-なんとすばらしい眺め(入江のワルツ)
8.J.シュトラウス2世:ヴェネツィアの一夜-さあゴンドラにお乗りなさい
9.J.シュトラウス2世:ウィーン気質-第2幕の二重唱「ウィーン気質」
10.J.シュトラウス2世:ウィーン気質-私があいつの夫になった時
11.ツィーラー(1843-1922): ジェローム王-恋よ
12.ツェラー(1842-1898):小鳥売り-私のアーンルが20歳で
13.レハール(1870-1948):パガニーニ-女たちに口づけするのが好きだった
14.レハール:ロシアの皇太子-ボルガ河岸に立つ兵士
15.レハール:微笑みの国-君こそわが心のすべて
イェルク・シュナイダー(テノール)/ニナ・ベルテン(ソプラノ)…2.9
ウィーン・サロン・オーケストラ
録音 2010年7月
オーストリアの俊英テノール、イェルク・シュナイダーのオペレッタ・アルバ
ムです。彼はオーストリアで生まれ、ウィーン少年合唱団で活躍後、1995年、
ヴィースバーデン歌劇場にてデビューし、その輝かしいキャリアを始めます。
ロッシーニやロルツィング、J.シュトラウス、モーツァルトなどを歌い、注目
を集めました。1997年から2000年までは、ライン・ドイツ・オペラのメンバー
となり、テノールとして重要な役を歌うようになります。他にもシュトゥット
ガルト歌劇場やフォルクスオーパーを始め、世界各国で歌い、時には楽友協会
ではムーティの指揮によるケルビーニを歌い、またテルアヴィヴではメータの
指揮でモーツァルトのベルモンテを歌うなど、まさに八面六臂の活躍をしてい
ます。他にもアバドやティーレマンなどの大指揮者との共演が続々と控えてい
るという期待の歌い手であり、このオペレッタ・アルバムでも甘く切ない声を
存分に生かした、イケてる歌唱を聴かせてくれます。

C7125 10枚組 ¥4050
シューベルト:ピアノ・ソナタ&舞曲全集
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
CAPRICCIOレーベルから既発売のC49456(ソナタ全集)とC49242(舞曲全集)の再
編盤のBOXです。シューベルトのピアノ曲の中でも、あまり聴かれる機会のな
い舞曲集ですが、どれもが短い中にも素朴かつ深い味わいを持つ名作ばかりで
す。ワルツとレントラーの違いを聴き分けること、またテンポの速いエコセー
ズの面白さなど、聴きどころもりだくさん。ドイツの中堅ピアニスト、エンド
レスの実直な演奏が、これまた良い味を出しています。

C5111 ¥2450
21世紀のポートレート:シー
1.河を横切って(1995)/2.9人のための一つのタクト(2006)
3.ピアノと弦楽四重奏のための一つのタクト(2004/05)
4.旅行(2010)/5.分離(1999/2000)
アヌ・コムシ(ソプラノ)…4/アニカ・ヴァヴィチ(ピアノ)…3
アンサンブル“ディ・ライヘ”…1.2.4
ゲオルク・フリッチュ(指揮…1.2.4)/台湾国家交響楽団…5
チェン・ウェン=ピン(指揮)…5
1950年台北うまれのオーストリア系台湾人の作曲家シー(1950-)の作品集です。
彼は24歳の時にウィーンに移住し、音楽芸術大学で作曲とハープを学び、1983
年に卒業しています。その翌年、オーストリアの市民権を授与され、現在はフ
リーランスの作曲家としてウィーンで活動しています。彼は西洋と東洋の音楽
文化の融合に積極的であり、彼によって設立されたパシフィック・ユース・オ
ーケストラにはアジア圏から多くの学生が参加し、音による文化的交流を続け
ています。彼の作品はとりわけ個性的であり、それは伝統的なスタイルを使用
しながらも、その中に東洋の哲学の精神を内包させ、人間の心の深さを探求す
るというものであり、その根底には幾何かの懐かしさも含むという複雑かつ繊
細、ユニークなものとなっています。

C5118 ¥2450
21世紀のポートレート:ヨスト
1.ヴァイオリン協奏曲「深き陶酔」
2-6.コクーンシンフォニー-大オーケストラによる“中央への旅”の5楽章
ヴィヴィアン・ハグナー(ヴァイオリン)/エッセン・フィルハーモニカー
クリスティアン・ヨスト(指揮)
「私はいつも、形と音、構造の間に差別化と複雑な相互接続が実現する魔法の
時を探しています」と語る作曲家ヨスト(1963-)。彼はドイツ連邦共和国ライ
ンラント=プファルツ州の都市トリーアで生まれ、ケルンとサンフランシスコ
で学んだ現在最高の作曲家の一人です。彼のオペラはヨーロッパ各地の歌劇場
で上演され、作品は世界中で演奏されています。2003年にはジーメンス財団か
ら「進歩賞」を授与され、2009年には彼のオペラ「ハムレット」がドイツでの
「最優秀パフォーマンス」に選ばれるなど、その活躍はとどまるところを知り
ません。彼の協奏曲といえば、トランペットと管弦楽による「ピエタ」が知ら
れていますが、こちらのヴァイオリン協奏曲も、しばし時を忘れるほどの不思
議な印象を残します。

C5129 ¥2450
21世紀のポートレート:アンサンブルXX-21世紀の室内楽作品集
1.トーマス・ハイニシュ(1968-):放浪者と彼の影-ディアペンテII
2.ヴォルフガンク・リープハルト(1958-):まろやかな色合い
3.カールハインツ・エッスル(1960-):幽玄
4.ハンネス・ヘーエル(1964-):メタモルフォーゼン
5.ホルヘ・サンチェス=チョン(1969-):使用済の未来
アンサンブルXX/ペーター・ブルヴィーク(指揮)
1971年、ペーター・ブルヴィークによって設立されたアンサンブルXX(20世紀)
は、ウィーンのオーケストラ奏者や、フリーランスで活躍する奏者たちがメン
バーとなり、主に「20世紀の音楽」を演奏することを目的として活動していま
す。彼らはウィーンの音楽文化を世界的に広めるために、オーストリア国内、
および世界中の作曲家に作品を依頼し、現代音楽の啓蒙と発展のために力を尽
くしているのです。ここで聴くことのできる5つの作品も、そんなコンセプト
に基づいています。曲によっては電子楽器までをも駆使し、新たな表現の可能
性を模索する彼らの演奏は一聴の価値ありです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする