<Avie(SFS Media)>
SFS 0037(SACD-Hybrid) \2580
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
エマニュエル・アックス(ピアノ)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
シリーズ12作目となる「管弦楽伴奏付き歌曲集」(821936-0036-2)でフィナー
レを迎え、「交響曲第8番《千人の交響曲》」など4作品がグラミー賞の栄冠に
輝くなど、世界的大反響を呼んだマイケル・ティルソン・トーマス&サンフラ
ンシスコ交響楽団のマーラー・サイクル。
1995年から15年間以上続く両者のパートナシップが最大限に反映されたレパー
トリーが選ばれるというマーラー・サイクルに続く新しいライヴ・レコーディ
ング・シリーズの第1弾は、オール・ベートーヴェン・プログラム!
MTT&SFSは、キーピング・スコア・シリーズ(DVD-Video)でも「交響曲第3番
《英雄》」を取り上げており、機動力の高さが活かされたベートーヴェンはや
はり別格!
「交響曲第5番」での"運命の動機"の扱い方や、第4楽章で放たれる輝かしいパ
ワー、エマニュエル・アックスをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲第4番」な
ど楽しみは尽きない。フォーマットはもちろんSACD Hybrid!
録音(ライヴ):2009年12月9日-12日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
SFS 0038(SACD-Hybrid) \2580
アイヴズ(ブラント編):コンコード・シンフォニー
コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲*
ポール・ジェイコブス(オルガン)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団が得意とするア
メリカ音楽の中でも十八番中の十八番なのがアイヴズとコープランド。
しかもここでは、難曲で知られるアイヴズのピアノ・ソナタ第2番「コンコー
ド・ソナタ」のオーケストラ・ヴァージョン「コンコード・シンフォニー」の
レコーディングというMTTならではの離れ業を実現!
アメリカの権威あるピューリッツァー賞の受賞作曲家ヘンリー・ブラント
(1913-2008)が「コンコード・ソナタ」のオーケストレーションを決意したの
は1950年代後半。ここからヘンリー・ブラントが36年間という歳月をかけ完成
させた作品こそが、アイヴズの「コンコード・シンフォニー」なのである。
"ピアノ"から"オーケストラ"へと引き継がれた「コンコード・ソナタ」。近現
代アメリカ音楽を知り尽くしたMTT&SFSという理解者を得た「コンコード・シ
ンフォニー」がその真価を世に問う時が来た!
録音(ライヴ):2010年2月3日-6日&2010年9月22日-25日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
<Hyperion>
CDA 67834 \2180
ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8《詩曲》
アレクサンドル・ブロークの詩による7つのロマンスOp.127*
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
リチャード・レスター(チェロ)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕、
スーザン・グリットン(ソプラノ)*
ドーマス四重奏団の発展的解散から1996年に誕生した英国が世界に誇る常設の
ピアノ三重奏団"フロレスタン・トリオ"。
16年にわたり、世界規模での活躍を展開してきたフロレスタン・トリオだが、
2012年1月にウィグモア・ホールでコンサートを最後に今シーズン限りでの解
散を発表。代表作「フランスのピアノ三重奏曲集」やベートーヴェン、ハイド
ン、モーツァルト、シューマンなど、数々の名演を届け続けてくれたフロレス
タン・トリオが、活動の集大成となるラスト・レコーディングで取り上げるの
は、20世紀ロシア、ショスタコーヴィチ!
17歳の若きショスタコーヴィチが病気療養中に完成させ"詩曲"とも呼ばれる
「ピアノ三重奏曲第1番」と約20年後の1944年に初演され代表作1つに数えられ
る"追悼曲"「ピアノ三重奏曲第2番」。そしてヴィシネフスカヤ&ロストロポ
ーヴィチ夫妻のために作曲された"ソプラノ+ピアノ三重奏曲"の「7つのロマ
ンスOp.172」を歌うのは、現代イギリスの大ソプラノ、スーザン・グリット
ン!フロレスタン・トリオのラスト・レコーディングであると同時にラスト・
チャレンジでもある"ショスタコーヴィチ"。
英国の名ピアノ・トリオが贈る"最後"の名演をしっかりと心に刻みたい。
ジャケット・デザインは、ロシアの画家ヴィクトル・ヴァスネツォフ(1848-
1826)の絵画「ガマユン - 予言の鳥」。
録音:2010年1月11日-13日&10月30日(ピアノ三重奏曲第1番)、
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
CDA 67821/3 3枚組 \6540
マルタン:歌劇《嵐》
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
ロベルト・ホル(バリトン)、クリスティーン・ブッフル(ソプラノ)、
エーサン・ヘルシェンフェルド(バス)、ヨーゼフ・ワーグナー(バリトン)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンドレアス・マッコ(バス)、
サイモン・オニール(テノール)、マルセル・ビークマン(テノール)、
デニス・ヴィルゲンホフ(バス)、ロマン・サドニク(テノール)、
アンドレ・モルシュ(バリトン)、トマス・オリーマンス(バリトン)
20世紀スイスの偉才フランク・マルタンが遺した20世紀の知られざる傑作、歌
劇「嵐」の全曲録音!マルタンの「嵐」は、シェイクスピアのロマンス劇「テ
ンペスト」を、アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲルが翻訳を行い台本を
仕上げた3幕のオペラ。ソリストには、主人公の元ミラノ大公プロスペローを
歌うロベルト・ホルや、ジェラール・スゼイの後継者トマス・オリーマンス、
ジェイムス・ギルクリスト、マルセル・ビークマンなど、世界トップクラスの
歌手たちを起用!
名古屋フィルの第7代常任指揮者として一気に株を上げたティエリー・フィッ
シャーのタクト捌き、存続が危ぶまれているオランダの名門オランダ放送フィ
ルの底力にも注目したい。
録音:2008年10月、コンセルトヘボウ(アムステルダム)
CDA 67866 \2180
レーヴェ:歌曲&バラード集 ――
エドワードOp.1-1/詩人トムOp.135a/魔王Op.1-3/オルフ殿Op.2-2
山々に憩いありOp.9 BookI-3a/天上から来たあなたOp.9 BookI-3b
エーベルシュタイン伯爵Op.9 BookVI-5
塔守リュンコイスがファウストの見張り台で歌うOp.9 BookVIII-3
甘美な埋葬Op.62 BookI-4/足の揃わぬ短長格Op.62 BookI-5
歩きまわる鐘Op.20-3/通り過ぎる時にOp.81-1/巡礼者Op.99-3
海を行くオーディンOp.118/時計Op.123-3/宿屋の若い娘Op.1-2
ほの光る海Op.145-1/嵐に遭ってOp.145-3/秘め事Op.145-4
騎兵の歌Op.145-5
フローリア・ベッシュ(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
歌曲王国ハイぺリオンに新たに加わる作曲家は、"北ドイツのシューベルト"と
呼ばれた"もう1人"の歌曲王カール・レーヴェ(1796-1869)。
次世代のフーゴー・ヴォルフを魅了したレーヴェの声楽作品の中でも特に成功
を収めた分野は「バラード」。"北ドイツのシューベルト"の異名に相応しいド
イツ・ロマン派の傑作である。
ロベルト・ホルの愛弟子フローリアン・ベッシュは、次代のリート界を担う逸
材であり、オペラから古楽までを高いレベルで歌うことのできるオーストリア
のバリトン歌手。
ベッシュが歌うレーヴェの「魔王」や「バラード」が、リート界に新風を吹き
込む ――。歌曲ファン要チェック!
録音:2010年5月、オール・セインツ教会(ロンドン)
CDA 67854 \2180
シェーンドルフ:作品全集 ――
ミサ曲《主よ、いつまでもわれを》、第6旋法によるマニフィカト、
賛歌が捧げられ、聖霊来たりたまえ、
ミサ・スーペル・ラ・ドルチェ・ヴィスタ(ミサ曲《やさしい眼差し》)/
デ・モンテ:主よ, いつまでもわれを、第4旋法によるマニフィカト、
やさしい眼差し
チンクエチェント
チンクエチェントは、5ヶ国から集まった6人のプロフェッショナルたちで2004
年10月に結成されて以来、瞬く間に頭角を表し"ルネサンス系男声ヴォーカル
・アンサンブル"の最高峰へと上り詰めたエリートたち。
フィリップ・シェーンドルフ(1565/70-a.1617)は、当時隆盛を誇ったハプスブ
ルク家の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世に仕え、プラハ宮廷では聖歌隊指揮者を
務めた音楽家。
師であるフィリップ・デ・モンテから受け継いだ手法が発揮された作品は現存
数が少ないだけに、チンクエチェントの演奏は、ハプスブルク王朝の音楽史を
知るための音楽史的資料としての価値も高い。
インパクトのあるジャケット・デザインに用いられているのは、ジュゼッペ・
アルチンボルドの「ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世」。
録音:2010年4月、クロスター・ペルネッグ(オーストリア)
CDA 67845 \2180
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56《親愛なる声》
スメタナ:
弦楽四重奏曲第1番ホ短調《わが生涯より》、弦楽四重奏曲第2番ニ短調
ダンテ四重奏団
フォーレ&フランクの弦楽四重奏曲集(CDA 67664)が、2009年の英BBCミュー
ジック・マガジン賞、仏ディアパゾン賞に輝くなど大絶賛を博したダンテ四重
奏団。"フォーレ&フランク"、"ラヴェル&ドビュッシー"に続く3枚目のリリ
ースは、フランスから北欧とチェコへ、シベリウスとスメタナの弦楽四重奏曲
集!
作曲家たちが作曲当時に置かれていた環境や、作曲背景を綿密に考察するダン
テ四重奏団の演奏と解釈、名手クリシア・オソストヴィッツのリーダーシッ
プに期待したい。
録音:2010年7月、ポットン・ホール(サフォーク)
<Helios>
CDH 55376 \1280
ビクトリア:
われを連れ行きたまえ
ミサ曲《われを連れ行きたまえ》(ミサ・トラーエ・メ・ポスト・テ)
恵み深き救い主の母よ(8声)/幸いなるかな、天の女王(5声)
天の女王(5声)/ようこそ天の女王(8声)/第1旋法によるマニフィカト(8声)
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、イアン・シムコック(オルガン)
没後400周年を迎えたスペイン・ルネサンスの大作曲家トマス・ルイス・デ・
ビクトリア(1548-1611)のミサ曲&モテット集。
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊のビクトリアといえば、デイヴィッド・ヒル
が指揮する「レクイエム」や「テネブレ」が思い浮かぶが、オドンネル指揮の
ミサ曲もハイぺリオン初期の名唱の1つ。
※録音:1994年3月14日-18日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66738からの移行再発売
CDH 55355 \1280
ハイドン:歌曲集 ――
ナクソスのアリアンナHob.XXVIb-2/人生は夢Hob.XXVIa-21
どんな冷たい美人でもHob.XXVIa-18/船乗りの歌Hob.XXVIa-31
回想Hob.XXVIa-26/さすらい人Hob.XXVIa-32/牧歌Hob.XXVIa-27
鋭い目Hob.XXVIa-35/絶望Hob.XXVIa-28/同情Hob.XXVIa-33
愛の苦しみHob.XXVIa-29/愛を語らずHob.XXVIa-34
人魚の歌Hob.XXVIa-25/満ち足りた心Hob.XXVIa-36/真実Hob.XXVIa-30
精霊の歌Hob.XXVIa-41/おお、美しい声よHob.XXVIa-42
リサ・ミルン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)、
イギリスで長い年月を過ごし、ロンドン交響曲をはじめとする多くの作品を書
いたハイドンは英語の詩による歌曲を多数残したことでも知られている。
歌曲に親しみながらも、その"歌曲"は忘れられがちなハイドンの歌曲からの代
表的作品を3人の名歌手たちの歌声で。
録音:1999年11月2日&2001年5月7日
CDA 67174からの移行再発売
CDH 55372 \1280
ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調、間奏曲ニ短調
R・シュトラウス:歌劇《カプリッチョ》Op.85より 前奏曲
ラファエル・アンサンブル
19世紀オーストリアのシンフォニスト、アントン・ブルックナーの"室内楽作
品集"。めぐり合う機会の少ないブルックナーの室内楽作品だが、その中でも
「弦楽五重奏曲」は、交響曲や宗教合唱曲と比べても遜色のない完成度を誇る。
※録音:1993年10月24日-26日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
CDA 66704からの移行再発売
SFS 0037(SACD-Hybrid) \2580
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
エマニュエル・アックス(ピアノ)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
シリーズ12作目となる「管弦楽伴奏付き歌曲集」(821936-0036-2)でフィナー
レを迎え、「交響曲第8番《千人の交響曲》」など4作品がグラミー賞の栄冠に
輝くなど、世界的大反響を呼んだマイケル・ティルソン・トーマス&サンフラ
ンシスコ交響楽団のマーラー・サイクル。
1995年から15年間以上続く両者のパートナシップが最大限に反映されたレパー
トリーが選ばれるというマーラー・サイクルに続く新しいライヴ・レコーディ
ング・シリーズの第1弾は、オール・ベートーヴェン・プログラム!
MTT&SFSは、キーピング・スコア・シリーズ(DVD-Video)でも「交響曲第3番
《英雄》」を取り上げており、機動力の高さが活かされたベートーヴェンはや
はり別格!
「交響曲第5番」での"運命の動機"の扱い方や、第4楽章で放たれる輝かしいパ
ワー、エマニュエル・アックスをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲第4番」な
ど楽しみは尽きない。フォーマットはもちろんSACD Hybrid!
録音(ライヴ):2009年12月9日-12日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
SFS 0038(SACD-Hybrid) \2580
アイヴズ(ブラント編):コンコード・シンフォニー
コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲*
ポール・ジェイコブス(オルガン)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団が得意とするア
メリカ音楽の中でも十八番中の十八番なのがアイヴズとコープランド。
しかもここでは、難曲で知られるアイヴズのピアノ・ソナタ第2番「コンコー
ド・ソナタ」のオーケストラ・ヴァージョン「コンコード・シンフォニー」の
レコーディングというMTTならではの離れ業を実現!
アメリカの権威あるピューリッツァー賞の受賞作曲家ヘンリー・ブラント
(1913-2008)が「コンコード・ソナタ」のオーケストレーションを決意したの
は1950年代後半。ここからヘンリー・ブラントが36年間という歳月をかけ完成
させた作品こそが、アイヴズの「コンコード・シンフォニー」なのである。
"ピアノ"から"オーケストラ"へと引き継がれた「コンコード・ソナタ」。近現
代アメリカ音楽を知り尽くしたMTT&SFSという理解者を得た「コンコード・シ
ンフォニー」がその真価を世に問う時が来た!
録音(ライヴ):2010年2月3日-6日&2010年9月22日-25日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)
<Hyperion>
CDA 67834 \2180
ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8《詩曲》
アレクサンドル・ブロークの詩による7つのロマンスOp.127*
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
リチャード・レスター(チェロ)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕、
スーザン・グリットン(ソプラノ)*
ドーマス四重奏団の発展的解散から1996年に誕生した英国が世界に誇る常設の
ピアノ三重奏団"フロレスタン・トリオ"。
16年にわたり、世界規模での活躍を展開してきたフロレスタン・トリオだが、
2012年1月にウィグモア・ホールでコンサートを最後に今シーズン限りでの解
散を発表。代表作「フランスのピアノ三重奏曲集」やベートーヴェン、ハイド
ン、モーツァルト、シューマンなど、数々の名演を届け続けてくれたフロレス
タン・トリオが、活動の集大成となるラスト・レコーディングで取り上げるの
は、20世紀ロシア、ショスタコーヴィチ!
17歳の若きショスタコーヴィチが病気療養中に完成させ"詩曲"とも呼ばれる
「ピアノ三重奏曲第1番」と約20年後の1944年に初演され代表作1つに数えられ
る"追悼曲"「ピアノ三重奏曲第2番」。そしてヴィシネフスカヤ&ロストロポ
ーヴィチ夫妻のために作曲された"ソプラノ+ピアノ三重奏曲"の「7つのロマ
ンスOp.172」を歌うのは、現代イギリスの大ソプラノ、スーザン・グリット
ン!フロレスタン・トリオのラスト・レコーディングであると同時にラスト・
チャレンジでもある"ショスタコーヴィチ"。
英国の名ピアノ・トリオが贈る"最後"の名演をしっかりと心に刻みたい。
ジャケット・デザインは、ロシアの画家ヴィクトル・ヴァスネツォフ(1848-
1826)の絵画「ガマユン - 予言の鳥」。
録音:2010年1月11日-13日&10月30日(ピアノ三重奏曲第1番)、
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
CDA 67821/3 3枚組 \6540
マルタン:歌劇《嵐》
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
ロベルト・ホル(バリトン)、クリスティーン・ブッフル(ソプラノ)、
エーサン・ヘルシェンフェルド(バス)、ヨーゼフ・ワーグナー(バリトン)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンドレアス・マッコ(バス)、
サイモン・オニール(テノール)、マルセル・ビークマン(テノール)、
デニス・ヴィルゲンホフ(バス)、ロマン・サドニク(テノール)、
アンドレ・モルシュ(バリトン)、トマス・オリーマンス(バリトン)
20世紀スイスの偉才フランク・マルタンが遺した20世紀の知られざる傑作、歌
劇「嵐」の全曲録音!マルタンの「嵐」は、シェイクスピアのロマンス劇「テ
ンペスト」を、アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲルが翻訳を行い台本を
仕上げた3幕のオペラ。ソリストには、主人公の元ミラノ大公プロスペローを
歌うロベルト・ホルや、ジェラール・スゼイの後継者トマス・オリーマンス、
ジェイムス・ギルクリスト、マルセル・ビークマンなど、世界トップクラスの
歌手たちを起用!
名古屋フィルの第7代常任指揮者として一気に株を上げたティエリー・フィッ
シャーのタクト捌き、存続が危ぶまれているオランダの名門オランダ放送フィ
ルの底力にも注目したい。
録音:2008年10月、コンセルトヘボウ(アムステルダム)
CDA 67866 \2180
レーヴェ:歌曲&バラード集 ――
エドワードOp.1-1/詩人トムOp.135a/魔王Op.1-3/オルフ殿Op.2-2
山々に憩いありOp.9 BookI-3a/天上から来たあなたOp.9 BookI-3b
エーベルシュタイン伯爵Op.9 BookVI-5
塔守リュンコイスがファウストの見張り台で歌うOp.9 BookVIII-3
甘美な埋葬Op.62 BookI-4/足の揃わぬ短長格Op.62 BookI-5
歩きまわる鐘Op.20-3/通り過ぎる時にOp.81-1/巡礼者Op.99-3
海を行くオーディンOp.118/時計Op.123-3/宿屋の若い娘Op.1-2
ほの光る海Op.145-1/嵐に遭ってOp.145-3/秘め事Op.145-4
騎兵の歌Op.145-5
フローリア・ベッシュ(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
歌曲王国ハイぺリオンに新たに加わる作曲家は、"北ドイツのシューベルト"と
呼ばれた"もう1人"の歌曲王カール・レーヴェ(1796-1869)。
次世代のフーゴー・ヴォルフを魅了したレーヴェの声楽作品の中でも特に成功
を収めた分野は「バラード」。"北ドイツのシューベルト"の異名に相応しいド
イツ・ロマン派の傑作である。
ロベルト・ホルの愛弟子フローリアン・ベッシュは、次代のリート界を担う逸
材であり、オペラから古楽までを高いレベルで歌うことのできるオーストリア
のバリトン歌手。
ベッシュが歌うレーヴェの「魔王」や「バラード」が、リート界に新風を吹き
込む ――。歌曲ファン要チェック!
録音:2010年5月、オール・セインツ教会(ロンドン)
CDA 67854 \2180
シェーンドルフ:作品全集 ――
ミサ曲《主よ、いつまでもわれを》、第6旋法によるマニフィカト、
賛歌が捧げられ、聖霊来たりたまえ、
ミサ・スーペル・ラ・ドルチェ・ヴィスタ(ミサ曲《やさしい眼差し》)/
デ・モンテ:主よ, いつまでもわれを、第4旋法によるマニフィカト、
やさしい眼差し
チンクエチェント
チンクエチェントは、5ヶ国から集まった6人のプロフェッショナルたちで2004
年10月に結成されて以来、瞬く間に頭角を表し"ルネサンス系男声ヴォーカル
・アンサンブル"の最高峰へと上り詰めたエリートたち。
フィリップ・シェーンドルフ(1565/70-a.1617)は、当時隆盛を誇ったハプスブ
ルク家の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世に仕え、プラハ宮廷では聖歌隊指揮者を
務めた音楽家。
師であるフィリップ・デ・モンテから受け継いだ手法が発揮された作品は現存
数が少ないだけに、チンクエチェントの演奏は、ハプスブルク王朝の音楽史を
知るための音楽史的資料としての価値も高い。
インパクトのあるジャケット・デザインに用いられているのは、ジュゼッペ・
アルチンボルドの「ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世」。
録音:2010年4月、クロスター・ペルネッグ(オーストリア)
CDA 67845 \2180
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56《親愛なる声》
スメタナ:
弦楽四重奏曲第1番ホ短調《わが生涯より》、弦楽四重奏曲第2番ニ短調
ダンテ四重奏団
フォーレ&フランクの弦楽四重奏曲集(CDA 67664)が、2009年の英BBCミュー
ジック・マガジン賞、仏ディアパゾン賞に輝くなど大絶賛を博したダンテ四重
奏団。"フォーレ&フランク"、"ラヴェル&ドビュッシー"に続く3枚目のリリ
ースは、フランスから北欧とチェコへ、シベリウスとスメタナの弦楽四重奏曲
集!
作曲家たちが作曲当時に置かれていた環境や、作曲背景を綿密に考察するダン
テ四重奏団の演奏と解釈、名手クリシア・オソストヴィッツのリーダーシッ
プに期待したい。
録音:2010年7月、ポットン・ホール(サフォーク)
<Helios>
CDH 55376 \1280
ビクトリア:
われを連れ行きたまえ
ミサ曲《われを連れ行きたまえ》(ミサ・トラーエ・メ・ポスト・テ)
恵み深き救い主の母よ(8声)/幸いなるかな、天の女王(5声)
天の女王(5声)/ようこそ天の女王(8声)/第1旋法によるマニフィカト(8声)
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、イアン・シムコック(オルガン)
没後400周年を迎えたスペイン・ルネサンスの大作曲家トマス・ルイス・デ・
ビクトリア(1548-1611)のミサ曲&モテット集。
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊のビクトリアといえば、デイヴィッド・ヒル
が指揮する「レクイエム」や「テネブレ」が思い浮かぶが、オドンネル指揮の
ミサ曲もハイぺリオン初期の名唱の1つ。
※録音:1994年3月14日-18日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66738からの移行再発売
CDH 55355 \1280
ハイドン:歌曲集 ――
ナクソスのアリアンナHob.XXVIb-2/人生は夢Hob.XXVIa-21
どんな冷たい美人でもHob.XXVIa-18/船乗りの歌Hob.XXVIa-31
回想Hob.XXVIa-26/さすらい人Hob.XXVIa-32/牧歌Hob.XXVIa-27
鋭い目Hob.XXVIa-35/絶望Hob.XXVIa-28/同情Hob.XXVIa-33
愛の苦しみHob.XXVIa-29/愛を語らずHob.XXVIa-34
人魚の歌Hob.XXVIa-25/満ち足りた心Hob.XXVIa-36/真実Hob.XXVIa-30
精霊の歌Hob.XXVIa-41/おお、美しい声よHob.XXVIa-42
リサ・ミルン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)、
イギリスで長い年月を過ごし、ロンドン交響曲をはじめとする多くの作品を書
いたハイドンは英語の詩による歌曲を多数残したことでも知られている。
歌曲に親しみながらも、その"歌曲"は忘れられがちなハイドンの歌曲からの代
表的作品を3人の名歌手たちの歌声で。
録音:1999年11月2日&2001年5月7日
CDA 67174からの移行再発売
CDH 55372 \1280
ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調、間奏曲ニ短調
R・シュトラウス:歌劇《カプリッチョ》Op.85より 前奏曲
ラファエル・アンサンブル
19世紀オーストリアのシンフォニスト、アントン・ブルックナーの"室内楽作
品集"。めぐり合う機会の少ないブルックナーの室内楽作品だが、その中でも
「弦楽五重奏曲」は、交響曲や宗教合唱曲と比べても遜色のない完成度を誇る。
※録音:1993年10月24日-26日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
CDA 66704からの移行再発売