クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-03 No.23-1

2011年03月23日 14時23分57秒 | Weblog
<Avie(SFS Media)>
SFS 0037(SACD-Hybrid) \2580
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67《運命》
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58*
エマニュエル・アックス(ピアノ)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
シリーズ12作目となる「管弦楽伴奏付き歌曲集」(821936-0036-2)でフィナー
レを迎え、「交響曲第8番《千人の交響曲》」など4作品がグラミー賞の栄冠に
輝くなど、世界的大反響を呼んだマイケル・ティルソン・トーマス&サンフラ
ンシスコ交響楽団のマーラー・サイクル。
1995年から15年間以上続く両者のパートナシップが最大限に反映されたレパー
トリーが選ばれるというマーラー・サイクルに続く新しいライヴ・レコーディ
ング・シリーズの第1弾は、オール・ベートーヴェン・プログラム!
MTT&SFSは、キーピング・スコア・シリーズ(DVD-Video)でも「交響曲第3番
《英雄》」を取り上げており、機動力の高さが活かされたベートーヴェンはや
はり別格!
「交響曲第5番」での"運命の動機"の扱い方や、第4楽章で放たれる輝かしいパ
ワー、エマニュエル・アックスをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲第4番」な
ど楽しみは尽きない。フォーマットはもちろんSACD Hybrid!
録音(ライヴ):2009年12月9日-12日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)

SFS 0038(SACD-Hybrid) \2580
アイヴズ(ブラント編):コンコード・シンフォニー
コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲*
ポール・ジェイコブス(オルガン)*、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団が得意とするア
メリカ音楽の中でも十八番中の十八番なのがアイヴズとコープランド。
しかもここでは、難曲で知られるアイヴズのピアノ・ソナタ第2番「コンコー
ド・ソナタ」のオーケストラ・ヴァージョン「コンコード・シンフォニー」の
レコーディングというMTTならではの離れ業を実現!
アメリカの権威あるピューリッツァー賞の受賞作曲家ヘンリー・ブラント
(1913-2008)が「コンコード・ソナタ」のオーケストレーションを決意したの
は1950年代後半。ここからヘンリー・ブラントが36年間という歳月をかけ完成
させた作品こそが、アイヴズの「コンコード・シンフォニー」なのである。
"ピアノ"から"オーケストラ"へと引き継がれた「コンコード・ソナタ」。近現
代アメリカ音楽を知り尽くしたMTT&SFSという理解者を得た「コンコード・シ
ンフォニー」がその真価を世に問う時が来た!
録音(ライヴ):2010年2月3日-6日&2010年9月22日-25日、
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)




<Hyperion>
CDA 67834 \2180
ショスタコーヴィチ:
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8《詩曲》
アレクサンドル・ブロークの詩による7つのロマンスOp.127*
ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
フロレスタン・トリオ〔アンソニー・マーウッド(ヴァイオリン)、
リチャード・レスター(チェロ)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕、
スーザン・グリットン(ソプラノ)*
ドーマス四重奏団の発展的解散から1996年に誕生した英国が世界に誇る常設の
ピアノ三重奏団"フロレスタン・トリオ"。
16年にわたり、世界規模での活躍を展開してきたフロレスタン・トリオだが、
2012年1月にウィグモア・ホールでコンサートを最後に今シーズン限りでの解
散を発表。代表作「フランスのピアノ三重奏曲集」やベートーヴェン、ハイド
ン、モーツァルト、シューマンなど、数々の名演を届け続けてくれたフロレス
タン・トリオが、活動の集大成となるラスト・レコーディングで取り上げるの
は、20世紀ロシア、ショスタコーヴィチ!
17歳の若きショスタコーヴィチが病気療養中に完成させ"詩曲"とも呼ばれる
「ピアノ三重奏曲第1番」と約20年後の1944年に初演され代表作1つに数えられ
る"追悼曲"「ピアノ三重奏曲第2番」。そしてヴィシネフスカヤ&ロストロポ
ーヴィチ夫妻のために作曲された"ソプラノ+ピアノ三重奏曲"の「7つのロマ
ンスOp.172」を歌うのは、現代イギリスの大ソプラノ、スーザン・グリット
ン!フロレスタン・トリオのラスト・レコーディングであると同時にラスト・
チャレンジでもある"ショスタコーヴィチ"。
英国の名ピアノ・トリオが贈る"最後"の名演をしっかりと心に刻みたい。
ジャケット・デザインは、ロシアの画家ヴィクトル・ヴァスネツォフ(1848-
1826)の絵画「ガマユン - 予言の鳥」。
録音:2010年1月11日-13日&10月30日(ピアノ三重奏曲第1番)、
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67821/3 3枚組 \6540
マルタン:歌劇《嵐》
ティエリー・フィッシャー(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、
ロベルト・ホル(バリトン)、クリスティーン・ブッフル(ソプラノ)、
エーサン・ヘルシェンフェルド(バス)、ヨーゼフ・ワーグナー(バリトン)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、アンドレアス・マッコ(バス)、
サイモン・オニール(テノール)、マルセル・ビークマン(テノール)、
デニス・ヴィルゲンホフ(バス)、ロマン・サドニク(テノール)、
アンドレ・モルシュ(バリトン)、トマス・オリーマンス(バリトン)
20世紀スイスの偉才フランク・マルタンが遺した20世紀の知られざる傑作、歌
劇「嵐」の全曲録音!マルタンの「嵐」は、シェイクスピアのロマンス劇「テ
ンペスト」を、アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲルが翻訳を行い台本を
仕上げた3幕のオペラ。ソリストには、主人公の元ミラノ大公プロスペローを
歌うロベルト・ホルや、ジェラール・スゼイの後継者トマス・オリーマンス、
ジェイムス・ギルクリスト、マルセル・ビークマンなど、世界トップクラスの
歌手たちを起用!
名古屋フィルの第7代常任指揮者として一気に株を上げたティエリー・フィッ
シャーのタクト捌き、存続が危ぶまれているオランダの名門オランダ放送フィ
ルの底力にも注目したい。
録音:2008年10月、コンセルトヘボウ(アムステルダム)

CDA 67866 \2180
レーヴェ:歌曲&バラード集 ――
エドワードOp.1-1/詩人トムOp.135a/魔王Op.1-3/オルフ殿Op.2-2
山々に憩いありOp.9 BookI-3a/天上から来たあなたOp.9 BookI-3b
エーベルシュタイン伯爵Op.9 BookVI-5
塔守リュンコイスがファウストの見張り台で歌うOp.9 BookVIII-3
甘美な埋葬Op.62 BookI-4/足の揃わぬ短長格Op.62 BookI-5
歩きまわる鐘Op.20-3/通り過ぎる時にOp.81-1/巡礼者Op.99-3
海を行くオーディンOp.118/時計Op.123-3/宿屋の若い娘Op.1-2
ほの光る海Op.145-1/嵐に遭ってOp.145-3/秘め事Op.145-4
騎兵の歌Op.145-5
フローリア・ベッシュ(バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
歌曲王国ハイぺリオンに新たに加わる作曲家は、"北ドイツのシューベルト"と
呼ばれた"もう1人"の歌曲王カール・レーヴェ(1796-1869)。
次世代のフーゴー・ヴォルフを魅了したレーヴェの声楽作品の中でも特に成功
を収めた分野は「バラード」。"北ドイツのシューベルト"の異名に相応しいド
イツ・ロマン派の傑作である。
ロベルト・ホルの愛弟子フローリアン・ベッシュは、次代のリート界を担う逸
材であり、オペラから古楽までを高いレベルで歌うことのできるオーストリア
のバリトン歌手。
ベッシュが歌うレーヴェの「魔王」や「バラード」が、リート界に新風を吹き
込む ――。歌曲ファン要チェック!
録音:2010年5月、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67854 \2180
シェーンドルフ:作品全集 ――
ミサ曲《主よ、いつまでもわれを》、第6旋法によるマニフィカト、
賛歌が捧げられ、聖霊来たりたまえ、
ミサ・スーペル・ラ・ドルチェ・ヴィスタ(ミサ曲《やさしい眼差し》)/
デ・モンテ:主よ, いつまでもわれを、第4旋法によるマニフィカト、
やさしい眼差し
チンクエチェント
チンクエチェントは、5ヶ国から集まった6人のプロフェッショナルたちで2004
年10月に結成されて以来、瞬く間に頭角を表し"ルネサンス系男声ヴォーカル
・アンサンブル"の最高峰へと上り詰めたエリートたち。
フィリップ・シェーンドルフ(1565/70-a.1617)は、当時隆盛を誇ったハプスブ
ルク家の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世に仕え、プラハ宮廷では聖歌隊指揮者を
務めた音楽家。
師であるフィリップ・デ・モンテから受け継いだ手法が発揮された作品は現存
数が少ないだけに、チンクエチェントの演奏は、ハプスブルク王朝の音楽史を
知るための音楽史的資料としての価値も高い。
インパクトのあるジャケット・デザインに用いられているのは、ジュゼッペ・
アルチンボルドの「ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世」。
録音:2010年4月、クロスター・ペルネッグ(オーストリア)

CDA 67845 \2180
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56《親愛なる声》
スメタナ:
弦楽四重奏曲第1番ホ短調《わが生涯より》、弦楽四重奏曲第2番ニ短調
ダンテ四重奏団
フォーレ&フランクの弦楽四重奏曲集(CDA 67664)が、2009年の英BBCミュー
ジック・マガジン賞、仏ディアパゾン賞に輝くなど大絶賛を博したダンテ四重
奏団。"フォーレ&フランク"、"ラヴェル&ドビュッシー"に続く3枚目のリリ
ースは、フランスから北欧とチェコへ、シベリウスとスメタナの弦楽四重奏曲
集!
作曲家たちが作曲当時に置かれていた環境や、作曲背景を綿密に考察するダン
テ四重奏団の演奏と解釈、名手クリシア・オソストヴィッツのリーダーシッ
プに期待したい。
録音:2010年7月、ポットン・ホール(サフォーク)




<Helios>
CDH 55376 \1280
ビクトリア:
われを連れ行きたまえ
ミサ曲《われを連れ行きたまえ》(ミサ・トラーエ・メ・ポスト・テ)
恵み深き救い主の母よ(8声)/幸いなるかな、天の女王(5声)
天の女王(5声)/ようこそ天の女王(8声)/第1旋法によるマニフィカト(8声)
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、イアン・シムコック(オルガン)
没後400周年を迎えたスペイン・ルネサンスの大作曲家トマス・ルイス・デ・
ビクトリア(1548-1611)のミサ曲&モテット集。
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊のビクトリアといえば、デイヴィッド・ヒル
が指揮する「レクイエム」や「テネブレ」が思い浮かぶが、オドンネル指揮の
ミサ曲もハイぺリオン初期の名唱の1つ。
※録音:1994年3月14日-18日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
CDA 66738からの移行再発売

CDH 55355 \1280
ハイドン:歌曲集 ――
ナクソスのアリアンナHob.XXVIb-2/人生は夢Hob.XXVIa-21
どんな冷たい美人でもHob.XXVIa-18/船乗りの歌Hob.XXVIa-31
回想Hob.XXVIa-26/さすらい人Hob.XXVIa-32/牧歌Hob.XXVIa-27
鋭い目Hob.XXVIa-35/絶望Hob.XXVIa-28/同情Hob.XXVIa-33
愛の苦しみHob.XXVIa-29/愛を語らずHob.XXVIa-34
人魚の歌Hob.XXVIa-25/満ち足りた心Hob.XXVIa-36/真実Hob.XXVIa-30
精霊の歌Hob.XXVIa-41/おお、美しい声よHob.XXVIa-42
リサ・ミルン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)、
イギリスで長い年月を過ごし、ロンドン交響曲をはじめとする多くの作品を書
いたハイドンは英語の詩による歌曲を多数残したことでも知られている。
歌曲に親しみながらも、その"歌曲"は忘れられがちなハイドンの歌曲からの代
表的作品を3人の名歌手たちの歌声で。
録音:1999年11月2日&2001年5月7日
CDA 67174からの移行再発売

CDH 55372 \1280
ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調、間奏曲ニ短調
R・シュトラウス:歌劇《カプリッチョ》Op.85より 前奏曲
ラファエル・アンサンブル
19世紀オーストリアのシンフォニスト、アントン・ブルックナーの"室内楽作
品集"。めぐり合う機会の少ないブルックナーの室内楽作品だが、その中でも
「弦楽五重奏曲」は、交響曲や宗教合唱曲と比べても遜色のない完成度を誇る。
※録音:1993年10月24日-26日、セント・ジョージ教会(ブリストル)
CDA 66704からの移行再発売

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11-03 No.23-2

2011年03月23日 14時22分56秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC-923 3枚組 \3450
シュポア(1784-1859):歌劇「錬金術師」(全曲)
錬金術師ヴァスケス…ベルント・ヴァイクル(バリトン)
その娘イネス…モラン・アボウロフ(ソプラノ)
ドン・アロンゾ・カストロス…イェルク・ドュルミュラー(テノール)
ドン・ラミロ・デ・ロクサ…ヤン・ツィンクラー(バリトン)
パオラ…スザンナ・ピュッテルス(ソプラノ)
ロペス…マイク・ガーリング(テノール)
ブラウンシュヴァイグ州立劇場管弦楽団&合唱団
クリスティアン・フレーリヒ(指揮)
録音 2009年5月24日ブラウエンシュヴァイク州立劇場 大ホール
ドイツ・ハノーヴァー近くの町ブラウエンシュヴァイク生まれの作曲家、ルイ
・シュポア(1784-1859)(ルートヴィッヒ・シュポーア)のオペラは、殆ど上演
される機会がありませんが、彼の作品の一つ「錬金術師」が、生誕225年没後
150年を記念して、生まれ故郷のブラウエンシュヴァイク州立劇場で上演され
ました。その2009年5月24日のライブ録音です。錬金術師ヴァスケスを歌うの
は、ベルント・ヴァイクル。67歳という年齢を越えた迫力ある歌声です。

OC-666(SACD-Hybrid) \2080
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」Op.74
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2010年1月ケルン ビューネン,プローベン ザール
昨年のマンフレッド交響曲に続く、キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦
楽団のチャイコフスキー第2弾。今回は彼の最高傑作である「悲愴」。アグレッ
シヴでマッシヴな音作りはさすがです。

OC-759 \1750
ファレンティン・ラドゥティウ:チェロ・リサイタル
1-5.シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op.102
6-9.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ版)
10.ペーター・ルジツカ(1948-):
チェロとピアノのためのレチタティーヴォ(世界初録音)
11.サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
ファレンティン・ラドゥティウ(チェロ)
ペル・ルンドベルク(ピアノ)
録音 2010年3月6-8日ライプツィヒ MDRスタジオ
1986年にミュンヘンに生まれたチェリスト、ラドゥティウ。彼は6歳の時に父
親から最初のチェロのレッスンを受け、たちまちその才覚を表しました。2001
年から2005年まで、ザルツブルクのモーツァルテウム大学でクレメンス・ハー
ゲンと学んだ後、ウィーンでハインリヒ・シフ(彼には今でも学んでいる)の下
で学びます。その後2007年から2009年までは、ベルリンのハンス・アイスラー
・アカデミー・オブ・ミュージックでD.ゲリンガスの最後の学生の一人となり
ました。もちろん内外のコンクールでも数多くの入賞歴を持っていて、中でも
2008年にリガで開催された「カール・ダヴィドフ国際コンクール」での1位と、
バッハの解釈に与えられた特別賞は、彼の経歴の中でもとりわけ輝くものとな
っています。そんな、現在のドイツで最も将来有望視されている彼のデビュー
・アルバムは、世界初録音となるルジツカの依嘱作品を含む、幅広いレパート
リーからなるものです。今後の彼の活躍が容易に想像できそうな、柔軟な音楽
性が魅力です。

OC-786 \1750
リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160
1-9.リスト:
巡礼の年第1年「スイス」S.160(ウィリアム・テルの聖堂/ワレンシュタット湖
畔で/田園曲/泉のほとりで/嵐/オーベルマンの谷/牧歌/郷愁/ジュネーヴの鐘)
10.巡礼の年第3年より『エステ荘の噴水』
トマス・ドラトヴァ(ピアノ…ワーグナーがバイロイトで使用した1876年製ス
タインウェイ)
録音 2010年5月6-10日バイロイト ヴァーンフリート・ハウス
レーベルの創始者であるディーター・エームス氏は、かなりの楽器マニアのよ
うで、数多いオルガンのアルバムの他、以前はミュンヘン国立博物館の企画に
連動したオルゴールや自動ピアノのアルバム(OC330)などの珍しいアルバムも
積極的にリリースしていることはご存知の通りです。このリストの「巡礼の年」
は、ワーグナーが実際に使用した1876年製のスタインウェイを使っているとこ
ろに注目。このピアノは実際にリストも演奏したもので(ブックレットに掲載
された絵には、蓋を閉めた状態のピアノを弾くリスト、それに聴きいるワーグ
ナー、コジマ、その他の人たちが描かれています)、その当時の情景を想像し
ながら聴くのも乙なものです。スイスのピアニスト、ドラトヴァの味のある
演奏でお楽しみください。

OC-789 \1750
カラーズ・オブ・フレンチ・ホルン
1.R・シュトラウス(1864-1949):ホルンとピアノのためのアンダンテ
2-4.シューマン(1810-1856):3つのロマンス Op.94
5-6.シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
7.ロッシーニ(1792-1868):前奏曲、主題と変奏 ホ長調
8-10.ジャン・フランセ(1912-1997):
ホルンとピアノのためのディヴェルティメント
11.プーランク(1899-1963):
ホルンとピアノのためのエレジー(デニス・ブレインの想い出に捧ぐ)
12-13.フォルカー・ダヴィット・キルヒナー:3つの詩
サボルチ・ゼンプレーニ(Hr)/ペーター・ナギー(P)
1981年、ハンガリーのブタベストに生まれ、6歳からピアノを、13歳からホル
ンを始めた今最も注目のホルン奏者の一人です。父もホルン奏者、母はオーボ
エ奏者、祖父はピアニストという音楽一家に育った彼は、フランツ・リスト
音楽院でフェレンツ・タルヤーニに師事し、2002年からベルリンのハンス・ア
イスラー音楽院でクリスティアン・フリードリッヒ・ダルマン及びマルクス・
ブルガイヤーに学びました。17歳の時にコンチェルティーノ・プラハで第1位
及び特別賞を受賞。その後も数多くのコンクールに入賞し、2005年には24歳に
してミュンヘン国際コンクール第1位を獲得しました。オーケストラ歴は2000
年ブダペスト祝祭管弦楽団の第1ホルン奏者、フランクフルト歌劇場管弦楽団、
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(契約)、そして2005年11月よりバンベルク交響
楽団のソロホルン奏者となり、現在に至ります。彼の演奏は、本当にのびのび
とした明るい音色が特色で、バボラークに続く俊英として期待されています。




<Diskant>
DK 0130-2 \2080
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.7
イジー・イグナーツ・リネク(1725-1791):バクフのオルガン曲集 から(*)
前奏曲(第12曲)/前奏曲 exハ長調「パストラーレ」(第14曲)
フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルプルク(1718-1795):
フーガとカプリッチョ(全10曲)(*)
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
トッカータ ト長調(+)/トッカータ ニ短調(+)
パルティータ(スペインのフォリアによる)(+)/トッカータ ニ短調(+)
ヤーン・ヴラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2010年9月、ドルネー・サビリ(スロヴァキア)、ルター派教会(*)
2010年9月、リプトフスキー・ヤーン(スロヴァキア)、
ローマ・カトリック教会(+)
使用楽器:1878年、マルチン・シャシュコ製(*)/1721年、
マルチン・ゾルコフスキー製(+)

DK 0132-2 \2080
ロシアの子守歌
ワルラーモフ(1801-1848):コサックの子守歌(*)
ダルゴムイシスキー(1813-1869):子守歌(1861)(*)
コルガーノフ(1858-1890):水彩画 Op.22 から 子守歌(No.3)
グリンカ(1804-1857):子守歌(1840)(*)
バラキレフ(1837-1910):子守歌(1858)(*)
キュイ(1835-1918):12の小品 Op.20(1882) から 子守歌(No.8)
チャイコフスキー(1840-1893):
16の子供の歌 Op.54(1883) から 嵐の中の子守歌(No.10)(*)
ルビンシテイン(1829-1894):様々な曲集(1873)から 子守歌
ムソルグスキー(1839-1881):農夫の子守歌(1865)(*)
サペリニコフ(1867-1941):子守歌 Op.11 No.3
ボロディン(1833-1887):眠る王女(バラード)(1867)(*)
リャプーノフ(1855-1924):
12の超絶技巧練習曲 Op.1(1897-1898)から 子守歌(No.1)
タネーエフ(1856-1915):子守歌(1896)(*)
ブルーメンフェリト(1863-1931):
ポーランド組曲 Op.23(1897)から 子守歌(No.3)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):4つの歌 Op.2(1866)から 子守歌(No.3)(*)
コニュス(1862-1933):8つの小品 Op.31(1905)から 子守歌
アレンスキー(1861-1906):子守歌 Op.70 No.3(1904)(*)
レビコフ(1866-1920):音詩集 Op.13(1897)から 子守歌(No.5)
リャードフ(1855-1914):
民俗詩による6つの子供の歌 Op.18(1887)から 子守歌「猫のとなりで」(No.3)(*)
民俗詩による6つの子供の歌 Op.22(1890)から 子守歌「子猫」(No.1)(*)
イリインスキー(1859-1920):
ある少女の一日(24の小品)Op.17(1900)から 子守歌(No.23)
バリモント(1881-1950):
青春の日々(12のロマンス)Op.2(1903-1906)から 子守歌(No.1)(*)
クレチャニノフ(1864-1956):コサックの子守歌 Op.1 No.5(1893)(*)
クリラートフ(1934-):牝熊の子守歌(1969)(*)
ペトラ・ノスカイオヴァー(メゾソプラノ(*))
ダニエル・ブラノフスキー(ピアノ)
録音:2010年9月、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館

DK 0133-2 \2080
ギター・クアルテットのためのスロヴァキアの音楽
パヴォル・マロヴェツ(1957-):リトルネッロ(2010)
ラジスラフ・クプコヴィチ(1936-):室内ソナタ(2004)
エゴン・クラーク(1958-):4つのギターのためのカデンツァ(2010)
ヨゼフ・コルコヴィチ(1957-):
完全な円(4つのギターのための)から コラールII(2000)
マルチン・ブルラス(1955-):
最後のそよ風(4つのギターと4つの送風機のための;2010)
ヴラジミール・ゴダール(1956-):エンメレイア(1994/2002)
イリャ・ゼリェンカ(1932-2007)/マルチン・クライチョ編曲:
ムジカ・スロヴァカ(1975/2010)
ブラチスラヴァ・ギター・クアルテット
ミロシュ・スロヴォドニク、ヤナ・バブリアコヴァー、
ラトカ・クライチョヴァー、マルチン・クライチョ(ギター)
録音:2010年10月、シャモリーン(スロヴァキア)、コンサートホール

DK 0134-2 \2080
レディーズ・チェンバー・オーケストラ
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):4声の協奏曲第2番ト長調
ヴィヴァルディ(1678-1743):シンフォニア第2番ト長調
J・S・バッハ(1685-1750):管弦楽組曲第3番 BWV1068 から アリア
J・S・バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052(*)
イヴァン・フルショフスキー(1927-2001):レヴォチャの高貴な舞曲集
イリャ・ゼリェンカ(1932-2007):ムジカ・スロヴァカ(+)
ダナ・シャシノヴァー=サトゥリ(ピアノ(*))
ペテル・シャライ(ヴァイオリン(+))
レディーズ・チェンバー・オーケストラ
エレナ・シャラヨヴァー=コヴァーチコヴァー(指揮)
録音:スロヴァキア放送スタジオ
ブラチスラヴァ大学図書館リスト・パヴィリオン・ホール 時期未記載
レディーズ・チェンバー・オーケストラ(Dámsky Komorný
Orchester)はエレナ・シャラヨヴァー=コヴァーチコヴァーにより1969年に創
設された女性奏者のみで構成されるスロヴァキアの弦楽合奏団。




<KULTUR>
KULTUR BD4712(Blu-ray) \3780
KULTUR D4712(DVD-Video) \3450
Cinderella - Birmingham Royal Ballet
英国バーミンガム・ロイヤルバレエの新振付による「シンデレラ」。振付け
はバレエ団の芸術監督を務めるデヴィッド・ビントレー。シンデレラ役はエリ
シャ・ウィリス、王子役はイアン・マッケイ、強欲な継母役にマリオン・トレ
イト、意地の悪い異母姉妹にゲイリーン・カマーフィールド、キャロル・アン
・ミラー。
ジョン・マクファーレンの舞台デザインがこのおとぎ話を一段と楽しいものに
している。エンディングは夢のような華やかなステージで幕を閉じる。
デヴィット・ビントレーは2010/2011シーズンの新国立劇場の舞踊芸術監督に
就任。これまでに、ペンギンカフェ、シンデレラ、ラ・バヤデールの公演が行
われている。 109分

KULTUR D4715(DVD-Video) \2450
Yo-Yo Ma - Extraordinary Minds [DVD]
「知的な未来をつくる五つの心」“Five Minds For The Future”の著者であ
るハーバード大学教育学大学院教授で認知・教育学の第一人者ハワード・ガー
ドナー博士のインタビューシリーズ。世界的チェリスト、ヨーヨー・マをゲス
トに迎えてのインタビュー。ハーバード大で人類学の学位を取得し、演奏家と
してだけでなく、教育者・人道主義者として世界を舞台に活躍しているヨーヨ
ー・マとガードナー博士との対話は音楽の話題にとどまらない。知性にあふれ
た内容は我々の意識を高めてくれるだろう。 52分

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