クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-03 No.24

2011年03月29日 11時59分06秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
DVBW-6419649(DVD-Video) \1600
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番、第25番
(ブルーノ・モンサンジョン・フィルム)
ダヴィド・フレイ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮
録音:2010年8月 アビイ・ロード・スタジオ、ロンドン
収録時間:約2時間45分(演奏セッションとインタヴュー)
ブラック・アマレイ 8Pブックレット
実力とルックス、両面で魅了するフレイのCD録音セッションを巨匠、モンサン
ジョンがが捉えた映像が遂に登場。
感性のひらめきを感じさせる録音選曲と、その実力で常に注目を受けている
フレイ。彼の存在をいちはやくモンサンジョンは注目し、彼の映像作品として
ヴァージンより2つめとなるDVDが完成しました。二人の天才が織り成す世界は
一層日本のファンにもアピールするのは必至。今秋、パリ管との来日が取りざ
たされるフレイにさらにご注目下さい。




<EURO ARTS>
20 54628(DVD-Video) \2900
20 54624(Blu-ray) \4250
マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
クラウディオ・アバド(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
収録:2005年8月17-18日、ルツェルン音楽祭ホール、ライヴ
アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団によるルツェルン音楽祭2005年ライヴ映像が
遂にブルーレイで発売となり、高画質、高音質で楽しむことができます。さら
にDVDも新装丁で再登場します。マーラーはこの第7番の交響曲で、ギターやマ
ンドリンを用いており、実験的な試みを行っています。唸りあげるコントラバ
ス、絡むヴァイオリンの鳴き、印象的なテナーホルンの響き、第4楽章のギタ
ーとマンドリンが奏でる「セレナーデ」など、アバドは各楽器の響きを生き生
きと表現しています。自ら創り上げたオケと共に生み出す、流麗で色彩豊かな
ふくよかな響きは,長年マーラーに取り組んできたアバドならではでしょう。

20 53589(DVD-Video) \2900
字幕:英,独,仏,西,伊
ベルリン・オペラ・ナイト2003
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」-ケルビーノのアリア2曲
「自分で自分がわからない」「恋とはどんなものか御存知の貴女」
モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョバンニ」-カタログの歌
プッチーニ:歌劇「トスカ」-歌に生き愛に生き
ドヴルザーク:歌劇「ルサルカ」-月に寄せる歌
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」-エルザの夢
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」-誰も眠ってはならぬ
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」-あなたの声に心は開き
マスネ:歌劇「ウェルテル」-手紙の歌
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」-衣装を着けろ
レハール:ほほえみの国-君こそわが心
R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」-重唱
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」-重唱
ケント・ナガノ(指) ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団
アンジェリカ・キルヒシュラーガー、ルネ・パーペ、ミシェル・クライダー、
アドリアンヌ・ペチョンカ、
アンネ・シュヴァネリルムス、サルヴァトーレ・リチートラ、
グレイス・バンブリー、ヴェッセリーナ・カサロヴァ、
ウラジミール・ガロウジン、チャールズ・カストロノーヴォ
収録:2003年11月8日、ベルリン・ドイツ・オペラ
ベルリン・ドイツ・オペラでのチャリティ・オペラ・ガラコンサートのDVD。
オペラ界のスターが一堂に会し、ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ・
オペラの演奏でオペラの名曲を歌いあげる華やかな一夜の音楽祭です。キル
ヒシュラーガーのケルビーノ、ルネ・パーペの美声で聴かせる「カタログの
歌」、往年の名メゾ、グレイス・バンブリーによる「サムソンとデリラ」な
ど聴きどころ満載の映像です。




<BONGIOVANNI>
GB 1219 \2180
マリオ・フィリッペスキ 第3集
プッチーニ:「トゥーランドット」抜粋
アデリーナ・カンビ(S トゥーランドット) 
マリオ・フィリッペスキ(T カラフ)
ロゼッタ・ノーリ(S リュー) アフロ・ポーリ(Bs ティムール)
ヴィンチェンツォ・ベッレッツァ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1957年7月,ナポリ
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」抜粋
パオロ・シルヴェーリ(Br グリエルモ・テル) 
マリオ・フィリッペスキ(T アルノルド)
アンナ・マリア・ロヴェーレ(S マティルデ) 
ラッファエーレ・アリエ(Bs グワルティエーロ)
ニーノ・サンツォーニョ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1954年、ミラノ
輝かしい高音で根強いファンのいるイタリアのテノール、マリオ・フィリッペ
スキ(1907-1979)の貴重な録音集第3弾。「トゥーランドット」は、おそらくこ
れが初出となる音源。1957年7月に、ナポリのアレーナ・フレグレアで行われ
た野外上演のライヴ。オーケストラと合唱団はサンカルロ劇場のものと思われ
ます。「グリエルモ・テル」は、RAIミラノへの放送用録音。全曲盤も発売さ
れたことがあります。

HOC 056 2枚組 \2680
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
ルシール・ウドヴィッチ(S ジョコンダ)
フラヴィアーノ・ラボー(T エンツォ・グリマルド)
アルド・プロッティ(Br バルナバ)
ノーマン・スコット(Bs アルヴィーゼ・バドエロ)
ミニョン・ダン(Ms ラウラ・アドルノ)
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指)管弦楽団,合唱団
録音:1960年、ブエノスアイレス
1960年7月28日、ブエノスアイレスのコロン劇場での上演のライヴ録音と思わ
れます。イタリアの名バリトン、アルド・プロッティ(1920-1995)は日本でも
人気がありますし、1960年代を中心に活躍したフラヴィアーノ・ラボー(1927
-1991)も、ヴェルディ・テノールとして高い評価を得たテノール。しかし米国
生まれでイタリアで活躍したソプラノ、ルシール・ウドヴィッチ(1930-1999)
となると、日本ではほとんど知られてないでしょう。しかしこの三人はいず
れもたいへんな実力の持ち主です。さらにメトの万能バス、ノーマン・スコッ
ト(1921-1968)、まだ20代だったメッゾソプラノ、ミニョン・ダン(1931-)と、
実は相当に良いキャストが集っています。しかも名匠カルロ・フェリーチェ・
チラーリオの指揮。実力のある人たちが舞台に集った時だけに味わえる興奮が
しっかり収められています。音は、1960年の南米のライヴの標準よりはいくら
かよいか、というくらいです。興奮のライヴをぜひ。




<naive>
V 5267 \2280
リスト:ピアノ作品集
(1)ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲
(2)ラクリモサ(モーツァルト/リスト)
(3)バラード第2番 ロ短調
(4)愛の歌(献呈)(シューマン/リスト)
(5)マゼッパ(超絶技巧練習曲より第4番)
(6)灰色の雲
(7)セレナード(シューベルト/リスト)
(8)葬送(詩的で宗教的な夕べより第7曲)
(9)イゾルデの愛の死(ワーグナー/リスト)
リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
録音:2011年1月
1988年生まれの若く美しきピアニスト、リーズ・ドゥ・ラ・サールの最新盤は、
リスト作品集。リーズ独特の深く強靱なタッチとたしかなテクニックが光る
「ダンテを読んで」や「バラード第2番」など規模の大きな作品から、シュー
ベルトやシューマンの歌曲トランスクリプション、さらに、熱のある歌が湧き
上がるような「愛の歌(献呈)」など、リーズの魅力に満ちた1枚となっていま
す。5月にはこのリストをメインに据えたプログラムでの来日も予定されてお
り、今後のリーズの活躍からますます目が離せません。




<Supraphon>
SU 4052 2枚組 \2960
ベートーヴェン:
(1)弦楽三重奏曲ト長調 Op.9の1
(2)同ハ短調 Op.9の3
(3)同変ホ長調 Op.3
レオニード・コーガン(Vn)、ルドルフ・バルシャイ(Va)、
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
【録音:1960年6月2日/ルドルフィヌム。第15回プラハの春音楽祭ライヴ】
これまた凄い音源が出現しました。コーガン、バルシャイ、ロストロポーヴィ
チの黄金トリオによるベートーヴェンの弦楽三重奏曲のライヴです。この3巨
匠は1956年に旧メロディア・レーベルへ同曲を録音していますが、当盤はそ
の4年後1960年6月にプラハで行われたコンサートのライヴ録音で完全初出。
コーガン、ロストロポーヴィチの神業はもちろんながら、指揮者としてのイ
メージの強いバルシャイが全く2巨匠のひけをとっていないのがさすが。まる
で3つの弦楽器のための協奏曲かとみまごうソロイスティックな見事さが光る
演奏で、こんなに刺激的なベートーヴェンの弦楽三重奏は滅多に聴けません。
単なる技巧の見事さだけでなく、音楽性と表現力の深さも驚き。まさに神の
ひとことに尽きる音源の出現です。




<harmonia mundi>
HMC 902080 \2450
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1667-1731):葬送のための
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
イヴォンヌ・フックス(アルト)
マキシミリアン・シュミット(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
RIAS室内合唱団、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
ベルリン古楽アカデミー
録音:2010年3, 4月
「マイニンゲンのバッハ」とも呼ばれる、バッハ一族に属するヨハン・ルート
ヴィヒ・バッハ。J.S.バッハの曽祖父の弟にあたる人物の玄孫にあたると考え
られます。この作品は、J.L.バッハのパトロンであったエルンスト・ルート
ヴィヒ候が自身の葬儀のために書いた詞に作曲したもの。2つの合唱団を要す
るものですが、この作品はJ.S.バッハがマタイ受難曲を作曲する5年前。大バ
ッハより前に、このような大規模な作品を作っていたという点でも興味深い
ものがあります。作品は第1部「おお主よ、私は汝の僕です」第2部「私は天
上の生活をもとめ」第3部「私は感謝祭のいけにえを汝にささげます」の3部
から成ります。哀悼のための音楽ではありますが、死者が天にのぼり神とと
もに過ごすことへの喜びの雰囲気に満ちた作品となっており、希望と明るさ
に満ちています。ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団のアンサンブルの
妙も堪能できる内容です。

HMC 902065 \2450
アントン・ラヨビチ(1818-1960):
わが祖国,ジャミー、来てごらん!,セレナーデ
アロイジ・ゲルツィニク(1915-2008):
悲しい手紙,秋の歌,ほこり,春の喜び
ルチヤン・マリア・スケルヤンク(1900-1973):
秋の歌,ビジョン,夕べの印象,山の向こうの月,歌,白い雲
ヨシップ・パヴチッチ(1870-1949):
片足のおじいさん,ララバイ第2番,チチバン、チチフイ
ベンヤミン・イパベチ(1829-1908):
春の憩い,夜に,野薔薇と蔦,春の夜,けし,てんとうむし,思い出の本に,
春の風
カミロ・マセク(1831-1859):窓の下で
フラン・ゲルビチ(1840-1917):
どこへ?,少女が糸を紡ぐのを見ていよう,夜に
エミル・アダミチ:サクラソウ,ララバイ
ダヴォリン・イェンコ(1835-1914):異国に
ベルナルダ・フィンク(Ms)、マルコス・フィンク(Bs-Br)、
アントニー・シピリ(Pf)
録音:2009年10月
ヨーロッパ地図の長靴の付け根の右側に位置するスロベニアで生まれた歌曲
集。バルカン半島の民謡の影響を色濃く漂わせながら、ロマン派の雰囲気を
漂わせた独特の世界が魅力です。フィンク兄妹の両親はスロベニア出身とい
うこともあり、思い入れもひとしおに聴かせます。ベルナルダ・フィンクの
ふくよかで優しい歌声、マルコス・フィンクのシピリのピアノのクリアーな
音色、そして全体的に優しげな曲が多いのが印象的。

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