クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-08 No.28

2010年08月26日 22時18分28秒 | Weblog
<MEDICI ARTS>~Euro Arts
20 72544(Blu-ray) \4250
字幕:伊英独仏西日
日本語字幕つき
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」(ウィーン版)
クリストファー・マルトマン(Br ドン・ジョヴァンニ)
アーウィン・シュロット(Bs レポレッロ)
アンネッテ・ダッシュ(S ドンナ・アンナ)
マシュー・ポレンザーニ(T ドン・オッターヴィオ)
ドロテア・レッシュマン(S ドンナ・エルヴィーラ)
エカテリーナ・シューリナ(S ゼルリーナ)
アレックス・エスポジト(Br マゼット)
アナトーリ・コチェルガ(Bs 騎士長)
ベルトラン・ド・ビリー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィン国立歌劇場合唱団
演出:クラウス・グート
装置,衣装:クリスティアン・シュミット
ほか
収録:2008年7,8月,ザルツブルク音楽祭
クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作の第2弾と
なった「ドン・ジョヴァンニ」、Blu-Rayでも発売です。

20 72534(Blu-ray) \4250
字幕:伊英独仏西日
日本語字幕つき
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」
ミア・パーション(S フィオルディリージ)
イザベル・レナード(Ms ドラベッラ)
トピ・レーティプー(T フェランド)
フローリアン・ベッシュ(Br グリエルモ)
ボー・スコウフス(Br ドン・アルフォンソ)
パトリシア・プティボン(S デスピーナ)
アダム・フィッシャー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ウィン国立歌劇場合唱団
演出:クラウス・グート
装置:クリスティアン・シュミット
衣装:アンナ・ゾフィー・トゥマ
収録:2009年7,8月,ザルツブルク音楽祭
880242 725349
★クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作、完結
編の「コジ・ファン・トゥッテ」もBlu-Rayで発売です。




<MEDICI ARTS> Idealeaudience
30 79238(DVD-Video) \2900
J.S.バッハ:パルティータ第4番ニ長調BWV828
シューマン:子供の情景Op.15
ベートーヴェン:
ディアベッリ変奏曲Op.120、6つのバガテルより第5番Op.126-5
スティーヴン・コヴァセヴィッチ(P)
収録:2009年7月28日ヴェルビエ・フェスティヴァル(ライヴ)
巨匠ピアニスト、スティーヴン・コヴァセヴィッチ。2009年ヴェルビエ音楽
祭でのリサイタル映像が発売されます。現代最高のベートーヴェン弾きと言
われているコヴァセヴィッチ。「ディアベッリ変奏曲」は2度録音している
特別な作品です。ベートーヴェンの編曲技法の集大成とも言えるこの作品は、
ディアベッリの主題をもとにした33の変奏曲からなる長大な曲。コヴァセヴィ
ッチは緊張感ある演奏で、一音一音丁寧に描き、変奏ごとの明晰な解釈は曲
の長さを感じさせないものとなっています。「子供の情景」では力強さと優
しさに満ちた温かい演奏を聴かせてくれます。音の立った硬質な音でバッハ
の音楽の美しさを響かせるパルティータ第4番。コヴァセヴィッチの本領を
発揮した自然な音楽を堪能できます。




<ORFEO>
=ORFEO D'OR=ザルツブルク音楽祭ドキュメント
ORFEOR 822101 \2080
モノラル
「マイナルディ&ゼッキ / ザルツブルク・リサイタル1959」
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821
エンリコ・マイナルディ(Vc)
カルロ・ゼッキ(P)
録音:1959年8月13日ザルツブルク・モーツァルテウム(モノラル・ライヴ)
同じイタリア出身で、ミラノに生まれたマイナルディ(1897-1976)と、ローマ
生まれのゼッキ(1903-1984)といえば、いまなお熱心なコレクターのあいだで
とりわけ人気の高い顔合わせ。このふたりが1959年にザルツブルク音楽祭で
おこなったリサイタルの模様が、完全初出の正規音源より復刻されます。
ここに収められたすべてのプログラムについてマイナルディには別演奏が存
在しますが、ベートーヴェンのソナタは、ゼッキとともに1955年から1957年
にかけてセッション録音で全集を完成させており(第4番は1957年)、このたび
で2種目。
ブラームスも1952年頃に同じくゼッキとモノラル・セッション録音しており、
さらにシューベルトは1950年のグイド・アルベルト・ボルチアーニとのモノ
ラル・セッション録音が知られており、やはりそれぞれ2種目となります。
「わたしの信条と目標は、音楽に奉仕することであって、自分自身を見せる
ために音楽を利用することではありません。」と綴っていたマイナルディ。
演奏当時マイナルディは62歳。円熟期を迎えていた巨匠が奏でる内容に、言
葉の重みがまざまざと実感される瞬間の連続で、そのひたむきな音楽にどな
たも心をうたれるにちがいありません。

ORFEOR 824102 2枚組(1枚価格) \2080
モノラル
「ゲザ・アンダ / ショパン・リサイタル」
ショパン:
24の前奏曲Op.28
12の練習曲Op.10
12の練習曲Op.25
ゲザ・アンダ(P)
録音:1965年7月27日ザルツブルク、モーツァルテウム(ライヴ・モノラル)
ハンガリー出身のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ゲザ・アンダは、1950年
代中頃からモーツァルテウムでも教鞭を取り始めたこともあり、ザルツブル
ク音楽祭の常連でした。過去にORFEOからは1956年に行われたシューマン・
プログラム(ORFEOR.295921)、1972年の演奏でシューマンにJ.S.バッハ、ラ
ヴェル、ショパンを収めたアルバム(ORFEOR.742071)などがリリースされて
いますが、折しも2010年のアニヴァーサリーに合わせて、アンダが1965年に
行ったショパン・リサイタルが登場します。
ここではまず、アンダ唯一の全曲演奏として知られる作品10のエチュードが、
ようやく正規初CD化される点に注目。
つづいて、エチュード作品25全曲は、アンダによるショパン演奏のなかでも
もっとも録音点数が多く、順に、1955年5月ルートヴィヒスブルクでのモノ
ラル・ライヴ録音、1955年7月ケルンでのモノラル・放送用セッション録音
(AU23409)、1956年ロンドンでのHMVへのモノラル・セッション録音、1960年
ザルツブルクでのモノラル・ライヴ録音、1965年9月アスコーナでのステレオ
・ライヴ録音に続いて、このたびで5番目にして6種目となります。
アンダによる前奏曲集全曲は、このたびで3種目。ほかに1957年ケルンでの
モノラル・放送用セッション録音、1959年ベルリンでのドイチュ・グラモフォ
ンへのモノラル&ステレオ・セッション録音が知られています。
得意のシューマンと同様に、激情渦巻くアンダによるショパン演奏。初出音
源による得意のエチュード作品25も興味深いところですが、エチュード作品
10と前奏曲も長らく入手難となっていた内容だけに、このたびのリリースは
広く歓迎されるものとおもわれます。




<Mariinsky>
MAR 0507(SACD-Hybrid) \1850
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第11番「1905年」Op.103
(2)同第2番「十月革命に捧げる」Op.14
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管、同合唱団
[2009年2月14-16、18-20日(1)、2月4-6日2(2)
/マリインスキー・コンサート・ホール]
待望のゲルギエフ&マリインスキー管によるショスタコーヴィチの交響曲新
シリーズ、第2弾はロシア革命がらみの2篇、最初期1927年作の第2番「十月革
命に捧げる」と円熟期1957年作の第11番「1905年」。
第2番は当時バリバリの新進だったショスタコーヴィチのもっとも尖った作品
のひとつ。混声合唱を含む大編成、混沌としたクラスターで始まり、27声部
の「ウルトラ対位法」という超複雑な技法を凝らした後、サイレンが高らか
に鳴り響き合唱が始まり、聴き手があっけにとられている間に終わります。
錯綜した音の綾と強烈な音響ゆえ、指揮者の統率力と高水準の録音が要求さ
れますが、さすがゲルギエフ。驚くほど明快かつ若きショスタコーヴィチの
恐ろしいエネルギーを最大限に再現。SACDの効果も鳥肌が立ちます。
一方第11番「1905年」は演奏時間1時間を要する大曲。ロシア革命前夜を描い
た映画的音楽で、ショスタコーヴィチの驚くべき描写力が発揮されています。
「血の日曜日」の民衆虐殺の場面をはじめ、全体に指揮者の能力が試される
難曲。ゲルギエフは2004年にPMFのオーケストラとこの曲を披露し、聴衆に
大きな感動を与えたことが語り草になっているので、マリインスキー管との
セッション録音、期待できないはずがございません。





<Clearaudio>
新規レーベルのご案内
クリアオーディオはドイツ・エルランゲンにあるエレクトリック・カンパニ
ー。工学修士のピーター・スッチー氏によって1978年に設立。主にアナログ
プレーヤー・ブランドとして定着しています。設計者でもあるピーター・スッ
チー氏は最高の音質、美しいフォルムのプレーヤーの数々を世に送り出して
きました。またクリアオーディオはクラシック、ジャズ、ロック、ポップス
と幅広いジャンルの良質なソフトをリリースしています。良い音を楽しむに
は良い音楽ソフトが欠かせません。今回はピーター・スッチー氏の友人であ
る名ピアニスト、ゲルハルト・オピッツのCDを3タイトルご紹介致します。
ドビュッシー、ショパンなど普段のレパートリーとは一味違うオピッツの演
奏が楽しめます。

CLEARCD 43043 \2080
ドビュッシー:前奏曲第1集
1.デルフィの舞姫 2.ヴェール 3.野を渡る風 
4.夕べの大気に漂う音と香り 5.アナカプリの丘 6.雪の上の足跡 
7.西風の見たもの 8.亜麻色の髪の乙女 9.とだえたセレナード 
10.沈める寺 11.パックの踊り 12.ミンストレル
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
録音:2006年10月17、18日ノイマルクト、ドイツ
ドビュッシーの個性が発揮された名曲が揃っている前奏曲第1集。特有の和声
進行や響きはフランス的な詩情やエスプリを感じさせます。現代ドイツを代
表するオピッツとドビュッシーの組み合わせは意外ですが、しっかりとした
響きと軽やかなタッチで、絶妙な明るい色彩感に富んだ演奏を聴かせてくれ
ます。

CLEARCD 43050 \2080
ロマンティック舞曲集
ショパン:
ワルツ第5番 変イ長調 Op.42、ワルツOp64-1「小犬のワルツ」、
ワルツ第7番Op64-2
マズルカ第36番イ短調Op59-1、マズルカ第37番変イ長調Op59-2、
マズルカ第38番嬰ヘ短調Op59-3
リスト:忘れられたワルツ第1番
スメタナ:ポルカ ト短調Op8-2
ドビュッシー:ワルツ・ロマンティック、レントより遅く
ドヴォルザーク:
ワルツ イ長調Op54-1、ワルツ イ短調Op54-2、ワルツ 変ニ長調Op54-4
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
録音:2008年9月2-4日ノイマルクト、ドイツ
ショパンのワルツをはじめとした、舞曲を集めたアルバム。明るく華やいだ
印象を与えるショパンのワルツ。豊かな旋律と魅力的な情感に溢れたドヴォ
ルザークのワルツ。オピッツは音色や様々な音の出し方が多彩で美しく、本
物の音楽の素晴らしさ、楽しさを上手く表現しています。

CLEARCD 43053 \2080
ロマンティック・インプレショッション
ドビュッシー:アラベスク第1番、アラベスク第2番、バラード
マルトゥッチ:ノットゥルノ(夜想曲)
チャイコフスキー:炉ばたで
シューベルト/リスト:ヴィエンナーの夜会第6&7番
スメタナ:ポルカ イ長調
ドヴォルザーク:フモレスケ
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
録音:2009年10月14日ノイマルクト、ドイツ
スマートで上品なオピッツの演奏で聴く美しいピアノ小品を集めた1枚。
ドビュッシーの「2つのアラベスク」は、清々しい空気のような潔い演奏。
また、マルトゥッチはオピッツが積極的に演奏しているイタリアの作曲家。
「ノットゥルノ」は叙情的でどこかノスタルジック。オピッツの優しく透明
感のある演奏は、美しさを感じさせるアンニュイな雰囲気を漂わせています。




<Tactus>
TC CAT 2010-2(カタログ付き限定盤/特別価格) \1450
エッセンシャル・オルガン - イタリア・オルガン音楽の旅 ――
パドヴァーノ:第6旋法によるトッカータ(マルコ・ギロッティ)
A・ガブリエリ:カンツォン(フランチェスコ・ディ・レルニア)
シャイデマン:神のひとり子なる主キリスト(グスタフ・レオンハルト)
フレスコバルディ:
リチェルカーレ第6番 - ファ・ファ・ソ・ラ・ファによる(フランチェスコ・
タシーニ)
メールラ:カンツォン・ラ・モンテヴェルデ(フランチェスコ・セラ)
パスクィーニ:
かっこうのスケルツォによるトッカータ(エミリオ・トラヴェルソ)
A・スカルラッティ:トッカータ・アペルタ(フランチェスコ・タシーニ)
ヴィヴァルディ=J・S・バッハ:アレグロ(ロベルト・ロレジャン)
D・スカルラッティ:ソナタK.77(マルコ・ギロッティ)
マルティーニ:
オルガン・ソナタ第6番より アダージョ(オッタヴィアーノ・テネラーニ)
ベルガモ:アレグレット・モデラート(マルコ・ルッジェーリ)
ロッシーニ:
歌劇《セビリャの理髪師》序曲(ジュリアーナ・マッカローニ&フェデリカ・
イアネラ)
レスピーギ:前奏曲ニ短調(アンドレア・マシナンティ)
ボッシ:スケルツォ(アンドレア・マシナンティ)
ドナーティ:前奏曲とブギー・ソプラ(グィド・ドナーティ)
タクトゥスのオルガニストたち〔曲目後の( )内が演奏者〕
タクトゥス・カタログ付き限定盤&特別価格!
イタリアのレーベルならではの充実した"イタリアのオルガン音楽"のカタログ
を持つタクトゥスから、"イタリアのオルガン音楽"のベスト・アルバムがカタ
ログ付き限定&スペシャル・プライスで登場!
16世紀のパドヴァーノからフレスコバルディ、スカルラッティ、ロッシーニ、
レスピーギを経て現代のドナーティまで続くイタリア・オルガン音楽の旅。
イタリアのオルガン音楽が歩んだ歴史や作風の移り変わりをこの"エッセンシャ
ル・オルガン"が教えてくれます。

TC 680403 \2180
ドゥランテ:ミゼレーレ、短い晩課(ヴェスプロ・ブレーヴェ)
マイオーネ:オルガンのためのトッカータ第2番
トラバーチ:オルガンのための第2旋法による4声のフーガ
アンサンブル・ストゥルメンターレ・サジタリオ、
アンサンブル・ヴォカーレ・イル・ドディチーノ
ポルポラやフェオと同時代に活躍したナポリ楽派の音楽家、フランチェスコ・
ドゥランテ(1684-1755)の教会音楽集。
オペラで名声を確立したポルポラやフェオとは異なり、器楽、室内楽、そして
教会音楽の作曲家として名を広めたドゥランテ。通奏低音付きのア・カペラ
「ミゼレーレ」とモテット様式の合唱作品「短い晩課」は、18世紀ナポリ楽派
の教会音楽の発展に大きく貢献したドゥランテの重要作である。

TC 672251 \2180
ヴィヴァルディ:ファゴットと通奏低音のための協奏曲集Vol.2 ――
ファゴット協奏曲イ短調RV.497/ファゴット協奏曲ハ長調RV.472/ファゴッ
ト協奏曲ヘ長調RV.485/ファゴット協奏曲イ短調RV.499/ファゴット協奏曲
ホ短調RV.484/ファゴット協奏曲イ短調RV.498/ファゴット協奏曲ト短調
RV.495
ロベルト・ジャッカリア(ファゴット)、アンサンブル・レスピーギ
ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集Vol.2のソリストは、水の都ヴェネツィア
の不死鳥、フェニーチェ歌劇場のオーケストラで1998年から首席奏者を務める
イタリアの名ファゴット吹きロベルト・ジャッカリア!
名手の証しでもある艶やかで豊潤なファゴットの音色と、活き活きとしたピリ
オド・アンサンブルのブレンドから生まれるヴィヴァルディの音楽からは、
ファゴットの"オーケストラの低音楽器"ではなく"ソロ楽器"としての素晴らし
さ、可能性の高さが伝わってくる。

TC 872504 \2180
ザネッラ:ピアノ作品集 ――
組曲《夢の本》Op.40/ピアノ・ソナタOp.70/3つのマズルカ/マズルカ/
メヌエットの速さでOp.29
マルコ・アルピ(ピアノ/ボルガートL.282)
アミルカーレ・ザネッラ(1873-1949)は、パルマ音楽院でボッテジーニに師事
した後、数年間(1893年-1900年)を南アフリカで過ごしたという経歴を持つイ
タリアの作曲家、ピアニスト。
リズムや和声、技巧的な旋律などに大胆な試みが見られるザネッラのピアノ作
品は、もっと技巧系ピアニストに取り上げてもらいたいイタリアの隠れた秀作
である。
ちなみにマルコ・アルピの使用ピアノは、ペダルボード付きピアノで話題と
なったイタリアのメーカー、ボルガートのフルコンサートグランド(L.282)。
同じイタリアのファツィオーリとはまた違うピアノのサウンドにも注目です。

TC 745201 \2180
アンナ・ボン:フラウト・トラヴェルソのための《6つの室内ソナタ》
シルヴィア・モローニ(フラウト・トラヴェルソ)
アンサンブル・オベロン
イタリアからドイツに渡りエステルハージ家の宮廷に仕えたアンナ・ボン
(1740-?)は、脚本家の父と声楽家の母を持つヴェネツィア出身のイタリア人
女流作曲家。
モーツァルトが生まれた1756年に16歳のアンナ・ボンがニュルンベルクのバル
タザール・シュミットから出版した「6つの室内ソナタ」は古典派時代の様式
で作曲されており、トラヴェルソ・ソロのシンプルで美しい旋律、自身の演奏
家としての経験が反映されたチェンバロの活躍が特徴的。

TC 533803 \2180
メールロ:
ミサ・アポストロルム/第1旋法によるトッカータ第1番/ラ・ジョレッテ/
リチェルカーレ/第6旋法によるトッカータ第3番
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア、
ロベルト・ロレジャン(オルガン)
アンドレア・ガブリエリたちに競り勝ち、ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂のオ
ルガニストという名誉ある地位を手に入れたクラウディオ・メールロ(1533-
1604)。
16世紀イタリアでは当代最高のオルガニストと呼ばれたメールロだが、ヴェ
ネツィア楽派の手法を用いた神聖な教会音楽への評価も非常に高い。

TC 862714 \2180
ボッシ:オルガンのための作品集Vol.4 ――
ソナタOp.3b/序曲Op.3/3つの小品Op.92/前奏曲/アヴェ・マリア(第2番)
/トレ・ペッツィ・ダOp.142/間奏曲/カプリフオーコOp.127-3/
インテツメッツォ・リリコ/リチェルカーレ
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
Bossi:Opera Omnia per Organo Vol.4/Macinanti(org)
オペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、コンサート・オルガニストとして世
界的名声を得たマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)のオルガン作品集の第4
集。
人気、注目がオペラに集まる中で、オルガンや室内楽などオペラ以外の音楽に
取り組み続けたボッシの音楽は壮麗にして壮大。スケールの大きなイタリアの
オルガン音楽です。

TC 841901 \2180
ズガンバーティ:ピアノ作品全集Vol.1 ――
前奏曲とフーガOp.6/グルックのメロディ/夜想曲第5番Op.31/夜想曲第6番
Op.33/オルゴール/ピアノのための《叙情小曲集》Op.23/ピアノのための
《詩的な歌》Op.36
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ/スタインウェイ)
イタリアとイギリスのハーフであり、当時のイタリアで神童と称えられたジョ
ヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)。
カラミエロが弾くピアノ作品全集はVol.3からVol.6が先にリリースされていた
が、1999年に録音されたVol.1もタクトゥスから登場。オペラではなく、ピア
ノや室内楽に活躍の場を求めた異才の音楽も19世紀イタリアの音楽史を語る上
で欠かせない。

TC 960201 \2180
オルランディーニ:
ミサ・エト・ロクア・アド・コル・エユス/サルヴェ・レジナ/
主を畏るる者は幸いなり
アンジェロ・マンツォッティ(ソプラノ)、
フランシス・プーランク女声室内合唱団、
マッテオ・カヴィッキーニ(ピアノ)、
マッテオ・ブラリア・オルランディーニ(指揮)
"レジスタンス"を掲げる現代イタリアの作曲家ロベルト・ブラリア・オルラン
ディーニ(1960-)の宗教作品集。
単純に難解な現代音楽に"反抗"するのではなく、古典的な手法とモダンな響き
のミックスがオルランディーニのカラー。全曲世界初録音。





<OMM>
OMM0072 \1850
フィリップ・グラス/ ヴァイオリン協奏曲第2番
プロローグと4つの楽章から構成
演奏:
ロバート・マクダフィ(ヴァイオリン)
マリン・アルソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
2010 ライブ録音

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