<DYNAMIC>
DYNDVD 33607(DVD-Video) \3780
ヘンデル:「リナルド」-私を泣くままにさせてください
A.スカルラッティ:愛しく甘く,愛する美しい人
ロッシーニ:約束,羊飼いの娘
ヴェルディ:
詩人の祈り,あなたの赤ん坊に,徽章,人生は苦悩の海,主よ、憐れみ給え,
ストルネッロ, 「ドン・カルロ」-世の虚しさを知る神よ
リスト:平和を見出せない,天使のようなあの人を見て
レスピーギ:溜め息,庭のなかほどに
プッチーニ:
太陽と愛,「エドガール」-これはあらゆる悲しみのうちで一番大きな悲しみ
マスカーニ:「ザネット」-聞いて、坊や
プッチーニ:「トスカ」-歌に生き恋に生き
マスカーニ:愛しているか愛していないか
プッチーニ:「蝶々夫人」-お前なの?
レナータ・スコット(S) トーマス・フルトン(P)
収録:1984年9月6日,東京簡易保険会館
貴重な映像がDVDになりました!1984年に、大プリマドンナ、レナータ・スコ
ットが五反田の東京簡易保険会館(現ゆうぽうと)で行ったリサイタルです。
当時スコットはちょうど50歳、円熟の極みにありました。ヘンデル、スカル
ラッティから始まり、ヴェルディの歌曲、さらに後半はプッチーニやマスカー
ニのお得意の曲目と、いずれも絶品。熱狂を巻き起こしています。NHKからラ
イセンスを受けての商品化です。
DYNDVD 33579(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏
ドニゼッティ:「ドン・グレゴーリオ」
パオロ・ボルドーニャ(Br グレゴーリオ)
ジョルジョ・ヴァレーリオ(Br ドン・ジューリオ)
ジョルジョ・トゥルッコ(T エンリーコ)
エリザヴェータ・マルティロシャン(S ジルダ)
リヴィオ・スカルペッリーニ(T ピッペット)
アレッサンドラ・フラテッリ(Ms レオナルダ)
ルーカ・ルドヴィーチ(Br シモーネ)
ステーファノ・モンタナーリ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:ロベルト・レッキア
収録:2007年11月2―4日
ドニゼッティの生地、ベルガモでのドニゼッティ音楽祭から、「ドン・グレ
ゴーリオ」の映像が登場!「ドン・グレゴーリオ」は、1824年に初演された
オペラブッファ「当惑した家庭教師」を、1826年にナポリのために改訂した
作品。曲の間をナポリ方言を交えた台詞でしゃべくり倒すコテコテのノリは、
映像で見た方が絶対楽しめるでしょう。物語は、ドン・ジューリオの館。厳
格なドン・ジューリオは、エンリーコとピッペットの兄弟に家庭教師、ドン
・グレゴーリオをつけている。ところがエンリーコは密かにジルダと結婚、
子供までもうけてしまっているから、困ったのはドン・グレゴーリオ。頑固
親父にばれないよう苦労ばかり…といったもの。オリジナルの「当惑した家
庭教師」は、日本でも何度か上演されています。ロベルト・レッキアの演出
は、舞台を1920年代のイタリアに設定、大いに笑わせてくれます。
CDS 591 2枚組 \3780
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第15集
協奏曲 変ロ長調D 120
協奏曲 ニ長調D 27
協奏曲 ハ長調D 8
協奏曲 ト長調D 82
協奏曲 ハ長調D 10
協奏曲 ニ長調D 35
協奏曲 イ長調D 100
協奏曲 ホ長調D 52
ジョヴァンニ・グリエルモ(指)ラルテ・デッラルコ
フェデリーコ・グリエルモ(Vn D 120,D 10)
カルロ・ラッザーリ(Vn D 27,D 82,D 100)
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn D 8,D 35,D 52)
録音:2006年5月14―19日
タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集も第15集まで進み、完結が間近となっ
てきました。今回はCD2枚に8曲の協奏曲が収録されています。いずれの曲も世
界初録音という充実した内容。ジョヴァンニ・グリエルモ率いるラルテ・デッ
ラルコの演奏は、タルティーニのツボを見事に押さえた高水準のもの。今回も
タルティーニをたっぷり楽しめます!
CDS 584 \1980
ボーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.1
ソナタ第2番 ハ短調
ソナタ第3番 ニ長調
ソナタ第9番 ト短調
ソナタ第1番 イ長調
ソナタ第11番 ホ短調
ソナタ第10番 ハ長調
ソナタ第12番 ニ短調
ソナタ第13番 ヘ長調
アンドレア・フォッサ(Vc) アンナ・フォンターナ(Cemb)
フランチスコ・ガート(アルチリュート)
アンドレア・デ・カルロ(バスヴィオール)
レナート・クリスクオーロ(Vc)
録音:2006年6月19-21日,ローマ
バロック時代のチェロ作品に興味がある人には逃がせないCDが登場。ピエトロ
・ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ(1686-1741)は、17世紀の末頃ボローニャ
に生まれたチェリスト、作曲家。1711年にローマに移り、ピエトロ・オットボ
ーニ枢機卿の元で活躍しました。オットボーニの館の楽団を率いていたのはか
のアルカンジェロ・コレッリですから、ボーニはコレッリの直系にもあたりま
す。チェロと通奏低音のためのソナタ集は1717年に出版されたもの。
アンドレア・フォッサはローマ出身のピリオド系チェリスト。クリストフ・コ
ワンやアンナー・ビルスマ、ヤープ・テア・リンデンらに学び、精力的に活躍
しています。
CDS 612 \1980
エクレス:劇付随音楽「狂った恋人」からの組曲
ボノンチーニ:カンタータ「不実な惨いニンファ」序曲
エイヴィソン:協奏曲第10番 ヘ長調
ジェミニアーニ:音楽芸術の良い味わいについての論文から(5曲)
ヘンデル:24の英語の歌曲 HWV 228から(2曲)
バルサンティ:序曲 ニ短調 Op.4-2
ファブリツィオ・チプリアーニ(指)
アンサンブル・イル・ファルコーネ
エリザ・フランツェッティ(S)
録音:2008年1月,ジェノヴァ
18世紀の英国とイタリアに関連した音楽から、珍しい作品を取り上げていま
す。エクレスの劇付随音楽「狂った恋人」からの組曲と、ボノンチーニのカン
タータ「不実な惨いニンファ」のための序曲は世界初録音。エウローパ・ガラ
ンテのメンバーとして知られるバロック・ヴァイオリニスト、ファブリツィオ
・チプリアーニの指揮。アンサンブル・イル・ファルコーネのメンバーには、
チェロのマルチェッロ・スカンデッリや、チェンバロのパオラ・チャルデッラ
らがいます。
<HUNGAROTON>
HCD 32593 \2080
プレイエル:3つの弦楽四重奏曲集Op.11
第1番ト長調 / 第2番ハ短調 / ニ長調
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
録音:2008年4月1-4日ジュレー改革派教会
めったにほかの作曲家のことを誉めたりしないモーツァルトが、1784年4月24
日付父レオポルトに宛てた手紙の中で、プレイエルの作品1、エルデーディ四
重奏曲についてつぎのように触れています。「ぼくは、ヨーゼフ・ハイドンの
弟子プレイエルが作曲して、発表されたばかりのいくつかのカルテットのこと
をどうしてもあなたに伝えなくてはなりません。もし、ご存知ないなら、ぜっ
たい押さえておくべきです。つまり、骨を折ってもさがす価値があることがわ
かるでしょう。このカルテットはとてもよく書かれていて、聴いてたいへん楽
しいものだからです。」まさに作曲家プレイエルについて、これ以上たしかな
言葉はないといえるでしょう。
このアルバムに収められた3曲は、プレイエルがもっとも充実していたストラ
スブール時代に古典派の様式で書かれたもので、すべて世界初録音。旋律、和
声と様式のすべてにおいて、ハイドンやモーツァルトのそれをほうふつとさせ
る内容となっています。ただし、両大家とはちがい、第1番と第3番が急-緩-急
の3楽章形式、短調の第2番はモデラート-モデラートの2楽章というのが興味深
いところ。知られざるカルテットの再発見に情熱を傾けるアンサンブルの演奏
に力があり、たいへん魅力的な仕上がりです。
HCD 32572 \2080
プレイエル:弦と管のための室内楽曲集
(1)五重奏曲変ホ長調Op.10-3 Ben 282(1788)-フルート、オーボエ、
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
(2)四重奏曲ト長調Ben 391(1797)-オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロ
(3)四重奏曲ニ長調Ben 381(1789)-フルート、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロ
(4)四重奏曲ト長調Ben 394(1799)-オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロ
オルショイヤ・カチャンデル(Fl) ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va) ペーテル・サボー(Vc)
録音:2007年12月11-14日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
当時もっともポピュラーだった室内楽のジャンルは弦楽四重奏、五重奏でした
が、プレイエルは、弦楽にひとりもしくはふたりの管という形で4、5人のメン
バーが混成するグループのための室内楽曲を作曲しています。それらを収めた
のがこちらのアルバムで、いずれも世界初録音。軽快かつ感傷的なムードをた
たえたところが共通し、管のパートは協奏的四重奏風に書かれていて、ヴァイ
オリンとのソリスティックな掛け合いが楽しめます。シュトゥットガルト放送
響首席レンチェシュをはじめ、演奏陣も粒揃い。おすすめです。
HCD 32611 \2080
(1)テレマン:田園風序曲ヘ長調
同:クリスマス・カンタータ集
(2)Hosianna! Dieses soll die Losung sein
(3)O Jesu Christ, dein Kripplein ist
(4)Uns ist ein Kind geboren
(5)クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
クリスマス・コンチェルトFurchtet euch nicht
(2)-(5)マリア・ザードリ(S) (2)(4)ユディト・ネーメト(Ms)
(2)ガーボル・カーライ(T) (2)クラウス・メルテンス(Br)
パール・ネーメト(指) カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器使用)
録音:(1)1988年(5)1983年以上フンガロトン収録
(2)(3)(4)以上1991年クィンターナ収録
バロック音楽の大家テレマンは1000曲をこえる宗教カンタータを書いています。
これらはオペラ作曲家としての豊かな経験を踏まえて、テクストの意味を音楽
にのせるセンスも冴えており、また、ひびきも華美にすぎないところがまた絶
妙。ここに収められた降誕節にちなんだ内容は、かつてクィンターナ・レーベ
ルで出ていたもので、久々のカタログ復活。カップリングにはドレスデンにて
大家シュッツのもとで学んだベルンハルトのクリスマス協奏曲を収録。4つの
アダージョによる器楽ソナタの間に、交互にソプラノのナンバーが挿入される
のが特徴です。すべてドイツ語歌唱。
HCD 32587 \2080
クリスティアン・ガイスト(c.1650-1711):教会コンチェルト集
(1)Alleluia-Surrexit pastor bonus
(2)Beati omnes qui timent Dominum
(3)Pastores dicite quidnam vidistis
(4)Altitudo, quid hic jaces
(5)Dixit Dominus Domino meo
(6)Vater unser, der du bist im Himmel
(7)Schopfe Hoffnung, meine Seele
(8)Es war aber an der Statte-O Traurigkeit
(9)Domine, ne secundum peccata nostra
(10)Die mit Tranen saen
(1)(3)(4)(5)(7)(10)マリア・ザードリ(S)
(1)(3)(4)(6)(7)(9)(10)アーグネシュ・ピンテール(S)
(5)(7)(8)(9)(10)ペーテル・バラーニ(C-T)
(1)(5)(7)ゾルターン・メジェシ(T) (1)(9)(10)ラースロー・カールマン(T)
(2)(3)(5)(7)(9)(10)クリスティアーン・チェル(Bs)
オルフェオ管弦楽団室内アンサンブル、
ジェルジ・ヴァシェギ(芸術監督、Cem、Org)
(1)-(5)(9)ラテン語歌唱、(6)-(8)(10)ドイツ語歌唱
録音:2008年2月11-16日フンガロトン・スタジオ
コペンハーゲンで没したガイストは、17世紀後半のスカンジナビアで活躍した
ドイツの作曲家、オルガニスト。ストックホルムのスウェーデン宮廷でオルガ
ニストの職を得たガイスト。かの地で残した現存する作品のほとんどがラテン
語の歌詞による宗教コンチェルト集。このアルバムでは、復活祭にちなんだ色
彩的なものから、葬儀のためのしめやかな内容のものまでその真髄をたっぷり
と聴くことができます。名花ザードリら声楽陣と、インマゼール率いるアニマ
・エテルナに参加するラースロー・パウリクのヴァイオリンほかハンガリーの
精鋭アンサンブルがその魅力をいまに伝えます。
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HCD 32527 \2080
「バルトーク:ピアノ曲全集Vol.4」
(1)アレグロ・バルバロBB 63, Sz 49
(2)ルーマニアのクリスマスの歌(コリンダ)BB 67, Sz 57
(3)6つのルーマニア民俗舞曲BB 68, Sz 56
(4)ソナチネBB 69, Sz 55
(5)組曲Op.14 BB 70, Sz 62
(6)15のハンガリー農民歌BB 79, Sz 71
(7)3つのハンガリー民謡BB 80b, Sz 66
(8)3つの練習曲Op.18 BB 81, Sz 72
(9)民謡による3つのロンドBB 92, Sz 84
(10)アンダンテ(組曲Op.14のオリジナル第2楽章)
ゾルターン・コチシュ(P)
録音:(1)1993年8月20日(2)(9)1993年8月17日(3)(4)(7)1991年9月2日
(5)1993年8月18日(8)1993年8月19日
以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
(6)1980年2月10-11日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
(10)2007年10月23日フェニックス・スタジオ
1980年から1999年にかけて、バルトーク演奏の第一人者コチシュが行ったピア
ノ独奏曲全集。HungarotonがPhilips(デッカ)のライセンスを得て、組み替え
新装リリースするシリーズの第4集は、2007年最新録音のアンダンテを収めて
いるのが大きなポイント。その8枚組の全集には未収録のこの曲は、当アルバ
ムに収録されている「組曲」第2曲のオリジナル。ほぼ演奏時間は一緒ですが、
現行ではスケルツォとなっています。
<ATMA Classique>
SACD2 2403(SACD-Hybrid) \2180
J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.4-降誕節のためのカンタータ
いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV61
新しく生まれた嬰児の BWV122
いと尊きインマヌエル BWV123
天の主よ、汝を迎えまつらん BWV182
モントリオール・バロック エリック・ミルンズ(指)
モニカ・マウフ(S) マシュー・ホワイト(C-T)
チャールズ・ダニエルズ(T) ハリー・ヴァン・デル・カンプ(B)
ATMAとモントリオール・バロック・フェスティヴァルが進めているバッハ・
カンタータ・シリーズ第4集。この時期にふさわしい降誕節のためのカンター
タを集めたもの。ソリスト陣も毎回豪華で、ヒリアード・アンサンブルの演
奏に度々加わるなど、活躍目覚しいドイツ人ソプラノ歌手モニカ・マウフ。
彼女の声は可憐で美しく透明度抜群です。また北米を中心に活躍してるカウ
ンターテナー、マシュー・ホワイト。さらに柔らかな声質が魅力のイギリス
古楽界の名テノール、チャールズ・ダニエルズ。自身のアンサンブルを設立
するなど多彩な一面を見せるオランダのバス歌手ハリー・ヴァン・デル・カ
ンプ。 優秀録音。
ACD2 2546 \1850
シューベルト/ノルマン・フォーゲット編:冬の旅(室内楽版)
クリストフ・プレガルディエン(T) ジョゼフ・ペトリック(アコーディオン)
ペンタドル(管楽五重奏)
録音:2007年10月(ケベック)
プレガルディエン3度目となる「冬の旅」の録音は室内楽版。この室内楽版は
伴奏形態がユニークで管楽五重奏(Fl、Cl、Ob、Hrn、Fg)とアコーディオンと
いう6人編成。主にアコーディオンが伴奏を引っ張り、原曲のピアノ伴奏に近
いかたちで編曲。途中アンサンブルのメンバーのハミングで伴奏をするなど温
かみのあるほっこりとした味わい深い演奏です。また原作ミュラーの詩の順番
通りに収録されている点も特徴的です。プレガルディエンはオリジナル版の音
楽風景から豊かな色彩を引き出し、表現を極限まで抑えた美しい歌唱に陶然と
酔いしれます。
ACD2 2486 2枚組 \3380
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
CD1:第8番「悲愴」Op.13、第12番Op.26、第23番「熱情」Op.57
CD2:第7番Op.10-3、第24番「テレーゼ」Op.78、第32番Op.111
クリスチャン・レオッタ(P)
クリスチャン・レオッタはイタリアのカタニア出身。彼は22歳という若さで
ベートーヴェン・ソナタ全32曲演奏会をモントリオールで行い、その後マド
リード、メキシコシティ、リオ・デ・ジャネイロ、バンクーバー、ヴェネツィ
ア、ケベック各地をまわり、そして彼の故郷イタリアでも大成功を収めました。
これはバレンボイム以来の快挙とされ世界的に注目されているピアニストです。
DYNDVD 33607(DVD-Video) \3780
ヘンデル:「リナルド」-私を泣くままにさせてください
A.スカルラッティ:愛しく甘く,愛する美しい人
ロッシーニ:約束,羊飼いの娘
ヴェルディ:
詩人の祈り,あなたの赤ん坊に,徽章,人生は苦悩の海,主よ、憐れみ給え,
ストルネッロ, 「ドン・カルロ」-世の虚しさを知る神よ
リスト:平和を見出せない,天使のようなあの人を見て
レスピーギ:溜め息,庭のなかほどに
プッチーニ:
太陽と愛,「エドガール」-これはあらゆる悲しみのうちで一番大きな悲しみ
マスカーニ:「ザネット」-聞いて、坊や
プッチーニ:「トスカ」-歌に生き恋に生き
マスカーニ:愛しているか愛していないか
プッチーニ:「蝶々夫人」-お前なの?
レナータ・スコット(S) トーマス・フルトン(P)
収録:1984年9月6日,東京簡易保険会館
貴重な映像がDVDになりました!1984年に、大プリマドンナ、レナータ・スコ
ットが五反田の東京簡易保険会館(現ゆうぽうと)で行ったリサイタルです。
当時スコットはちょうど50歳、円熟の極みにありました。ヘンデル、スカル
ラッティから始まり、ヴェルディの歌曲、さらに後半はプッチーニやマスカー
ニのお得意の曲目と、いずれも絶品。熱狂を巻き起こしています。NHKからラ
イセンスを受けての商品化です。
DYNDVD 33579(DVD-Video) 2枚組 \4180
字幕:伊英独仏
ドニゼッティ:「ドン・グレゴーリオ」
パオロ・ボルドーニャ(Br グレゴーリオ)
ジョルジョ・ヴァレーリオ(Br ドン・ジューリオ)
ジョルジョ・トゥルッコ(T エンリーコ)
エリザヴェータ・マルティロシャン(S ジルダ)
リヴィオ・スカルペッリーニ(T ピッペット)
アレッサンドラ・フラテッリ(Ms レオナルダ)
ルーカ・ルドヴィーチ(Br シモーネ)
ステーファノ・モンタナーリ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭管弦楽団,合唱団
演出:ロベルト・レッキア
収録:2007年11月2―4日
ドニゼッティの生地、ベルガモでのドニゼッティ音楽祭から、「ドン・グレ
ゴーリオ」の映像が登場!「ドン・グレゴーリオ」は、1824年に初演された
オペラブッファ「当惑した家庭教師」を、1826年にナポリのために改訂した
作品。曲の間をナポリ方言を交えた台詞でしゃべくり倒すコテコテのノリは、
映像で見た方が絶対楽しめるでしょう。物語は、ドン・ジューリオの館。厳
格なドン・ジューリオは、エンリーコとピッペットの兄弟に家庭教師、ドン
・グレゴーリオをつけている。ところがエンリーコは密かにジルダと結婚、
子供までもうけてしまっているから、困ったのはドン・グレゴーリオ。頑固
親父にばれないよう苦労ばかり…といったもの。オリジナルの「当惑した家
庭教師」は、日本でも何度か上演されています。ロベルト・レッキアの演出
は、舞台を1920年代のイタリアに設定、大いに笑わせてくれます。
CDS 591 2枚組 \3780
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第15集
協奏曲 変ロ長調D 120
協奏曲 ニ長調D 27
協奏曲 ハ長調D 8
協奏曲 ト長調D 82
協奏曲 ハ長調D 10
協奏曲 ニ長調D 35
協奏曲 イ長調D 100
協奏曲 ホ長調D 52
ジョヴァンニ・グリエルモ(指)ラルテ・デッラルコ
フェデリーコ・グリエルモ(Vn D 120,D 10)
カルロ・ラッザーリ(Vn D 27,D 82,D 100)
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn D 8,D 35,D 52)
録音:2006年5月14―19日
タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集も第15集まで進み、完結が間近となっ
てきました。今回はCD2枚に8曲の協奏曲が収録されています。いずれの曲も世
界初録音という充実した内容。ジョヴァンニ・グリエルモ率いるラルテ・デッ
ラルコの演奏は、タルティーニのツボを見事に押さえた高水準のもの。今回も
タルティーニをたっぷり楽しめます!
CDS 584 \1980
ボーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.1
ソナタ第2番 ハ短調
ソナタ第3番 ニ長調
ソナタ第9番 ト短調
ソナタ第1番 イ長調
ソナタ第11番 ホ短調
ソナタ第10番 ハ長調
ソナタ第12番 ニ短調
ソナタ第13番 ヘ長調
アンドレア・フォッサ(Vc) アンナ・フォンターナ(Cemb)
フランチスコ・ガート(アルチリュート)
アンドレア・デ・カルロ(バスヴィオール)
レナート・クリスクオーロ(Vc)
録音:2006年6月19-21日,ローマ
バロック時代のチェロ作品に興味がある人には逃がせないCDが登場。ピエトロ
・ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ(1686-1741)は、17世紀の末頃ボローニャ
に生まれたチェリスト、作曲家。1711年にローマに移り、ピエトロ・オットボ
ーニ枢機卿の元で活躍しました。オットボーニの館の楽団を率いていたのはか
のアルカンジェロ・コレッリですから、ボーニはコレッリの直系にもあたりま
す。チェロと通奏低音のためのソナタ集は1717年に出版されたもの。
アンドレア・フォッサはローマ出身のピリオド系チェリスト。クリストフ・コ
ワンやアンナー・ビルスマ、ヤープ・テア・リンデンらに学び、精力的に活躍
しています。
CDS 612 \1980
エクレス:劇付随音楽「狂った恋人」からの組曲
ボノンチーニ:カンタータ「不実な惨いニンファ」序曲
エイヴィソン:協奏曲第10番 ヘ長調
ジェミニアーニ:音楽芸術の良い味わいについての論文から(5曲)
ヘンデル:24の英語の歌曲 HWV 228から(2曲)
バルサンティ:序曲 ニ短調 Op.4-2
ファブリツィオ・チプリアーニ(指)
アンサンブル・イル・ファルコーネ
エリザ・フランツェッティ(S)
録音:2008年1月,ジェノヴァ
18世紀の英国とイタリアに関連した音楽から、珍しい作品を取り上げていま
す。エクレスの劇付随音楽「狂った恋人」からの組曲と、ボノンチーニのカン
タータ「不実な惨いニンファ」のための序曲は世界初録音。エウローパ・ガラ
ンテのメンバーとして知られるバロック・ヴァイオリニスト、ファブリツィオ
・チプリアーニの指揮。アンサンブル・イル・ファルコーネのメンバーには、
チェロのマルチェッロ・スカンデッリや、チェンバロのパオラ・チャルデッラ
らがいます。
<HUNGAROTON>
HCD 32593 \2080
プレイエル:3つの弦楽四重奏曲集Op.11
第1番ト長調 / 第2番ハ短調 / ニ長調
ルイジ・トマジーニ四重奏団(ピリオド楽器使用)
録音:2008年4月1-4日ジュレー改革派教会
めったにほかの作曲家のことを誉めたりしないモーツァルトが、1784年4月24
日付父レオポルトに宛てた手紙の中で、プレイエルの作品1、エルデーディ四
重奏曲についてつぎのように触れています。「ぼくは、ヨーゼフ・ハイドンの
弟子プレイエルが作曲して、発表されたばかりのいくつかのカルテットのこと
をどうしてもあなたに伝えなくてはなりません。もし、ご存知ないなら、ぜっ
たい押さえておくべきです。つまり、骨を折ってもさがす価値があることがわ
かるでしょう。このカルテットはとてもよく書かれていて、聴いてたいへん楽
しいものだからです。」まさに作曲家プレイエルについて、これ以上たしかな
言葉はないといえるでしょう。
このアルバムに収められた3曲は、プレイエルがもっとも充実していたストラ
スブール時代に古典派の様式で書かれたもので、すべて世界初録音。旋律、和
声と様式のすべてにおいて、ハイドンやモーツァルトのそれをほうふつとさせ
る内容となっています。ただし、両大家とはちがい、第1番と第3番が急-緩-急
の3楽章形式、短調の第2番はモデラート-モデラートの2楽章というのが興味深
いところ。知られざるカルテットの再発見に情熱を傾けるアンサンブルの演奏
に力があり、たいへん魅力的な仕上がりです。
HCD 32572 \2080
プレイエル:弦と管のための室内楽曲集
(1)五重奏曲変ホ長調Op.10-3 Ben 282(1788)-フルート、オーボエ、
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
(2)四重奏曲ト長調Ben 391(1797)-オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロ
(3)四重奏曲ニ長調Ben 381(1789)-フルート、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロ
(4)四重奏曲ト長調Ben 394(1799)-オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラとチェロ
オルショイヤ・カチャンデル(Fl) ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va) ペーテル・サボー(Vc)
録音:2007年12月11-14日ハンガリー、フンガロトン・スタジオ
当時もっともポピュラーだった室内楽のジャンルは弦楽四重奏、五重奏でした
が、プレイエルは、弦楽にひとりもしくはふたりの管という形で4、5人のメン
バーが混成するグループのための室内楽曲を作曲しています。それらを収めた
のがこちらのアルバムで、いずれも世界初録音。軽快かつ感傷的なムードをた
たえたところが共通し、管のパートは協奏的四重奏風に書かれていて、ヴァイ
オリンとのソリスティックな掛け合いが楽しめます。シュトゥットガルト放送
響首席レンチェシュをはじめ、演奏陣も粒揃い。おすすめです。
HCD 32611 \2080
(1)テレマン:田園風序曲ヘ長調
同:クリスマス・カンタータ集
(2)Hosianna! Dieses soll die Losung sein
(3)O Jesu Christ, dein Kripplein ist
(4)Uns ist ein Kind geboren
(5)クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
クリスマス・コンチェルトFurchtet euch nicht
(2)-(5)マリア・ザードリ(S) (2)(4)ユディト・ネーメト(Ms)
(2)ガーボル・カーライ(T) (2)クラウス・メルテンス(Br)
パール・ネーメト(指) カペラ・サヴァリア(ピリオド楽器使用)
録音:(1)1988年(5)1983年以上フンガロトン収録
(2)(3)(4)以上1991年クィンターナ収録
バロック音楽の大家テレマンは1000曲をこえる宗教カンタータを書いています。
これらはオペラ作曲家としての豊かな経験を踏まえて、テクストの意味を音楽
にのせるセンスも冴えており、また、ひびきも華美にすぎないところがまた絶
妙。ここに収められた降誕節にちなんだ内容は、かつてクィンターナ・レーベ
ルで出ていたもので、久々のカタログ復活。カップリングにはドレスデンにて
大家シュッツのもとで学んだベルンハルトのクリスマス協奏曲を収録。4つの
アダージョによる器楽ソナタの間に、交互にソプラノのナンバーが挿入される
のが特徴です。すべてドイツ語歌唱。
HCD 32587 \2080
クリスティアン・ガイスト(c.1650-1711):教会コンチェルト集
(1)Alleluia-Surrexit pastor bonus
(2)Beati omnes qui timent Dominum
(3)Pastores dicite quidnam vidistis
(4)Altitudo, quid hic jaces
(5)Dixit Dominus Domino meo
(6)Vater unser, der du bist im Himmel
(7)Schopfe Hoffnung, meine Seele
(8)Es war aber an der Statte-O Traurigkeit
(9)Domine, ne secundum peccata nostra
(10)Die mit Tranen saen
(1)(3)(4)(5)(7)(10)マリア・ザードリ(S)
(1)(3)(4)(6)(7)(9)(10)アーグネシュ・ピンテール(S)
(5)(7)(8)(9)(10)ペーテル・バラーニ(C-T)
(1)(5)(7)ゾルターン・メジェシ(T) (1)(9)(10)ラースロー・カールマン(T)
(2)(3)(5)(7)(9)(10)クリスティアーン・チェル(Bs)
オルフェオ管弦楽団室内アンサンブル、
ジェルジ・ヴァシェギ(芸術監督、Cem、Org)
(1)-(5)(9)ラテン語歌唱、(6)-(8)(10)ドイツ語歌唱
録音:2008年2月11-16日フンガロトン・スタジオ
コペンハーゲンで没したガイストは、17世紀後半のスカンジナビアで活躍した
ドイツの作曲家、オルガニスト。ストックホルムのスウェーデン宮廷でオルガ
ニストの職を得たガイスト。かの地で残した現存する作品のほとんどがラテン
語の歌詞による宗教コンチェルト集。このアルバムでは、復活祭にちなんだ色
彩的なものから、葬儀のためのしめやかな内容のものまでその真髄をたっぷり
と聴くことができます。名花ザードリら声楽陣と、インマゼール率いるアニマ
・エテルナに参加するラースロー・パウリクのヴァイオリンほかハンガリーの
精鋭アンサンブルがその魅力をいまに伝えます。
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HCD 32527 \2080
「バルトーク:ピアノ曲全集Vol.4」
(1)アレグロ・バルバロBB 63, Sz 49
(2)ルーマニアのクリスマスの歌(コリンダ)BB 67, Sz 57
(3)6つのルーマニア民俗舞曲BB 68, Sz 56
(4)ソナチネBB 69, Sz 55
(5)組曲Op.14 BB 70, Sz 62
(6)15のハンガリー農民歌BB 79, Sz 71
(7)3つのハンガリー民謡BB 80b, Sz 66
(8)3つの練習曲Op.18 BB 81, Sz 72
(9)民謡による3つのロンドBB 92, Sz 84
(10)アンダンテ(組曲Op.14のオリジナル第2楽章)
ゾルターン・コチシュ(P)
録音:(1)1993年8月20日(2)(9)1993年8月17日(3)(4)(7)1991年9月2日
(5)1993年8月18日(8)1993年8月19日
以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
(6)1980年2月10-11日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
(10)2007年10月23日フェニックス・スタジオ
1980年から1999年にかけて、バルトーク演奏の第一人者コチシュが行ったピア
ノ独奏曲全集。HungarotonがPhilips(デッカ)のライセンスを得て、組み替え
新装リリースするシリーズの第4集は、2007年最新録音のアンダンテを収めて
いるのが大きなポイント。その8枚組の全集には未収録のこの曲は、当アルバ
ムに収録されている「組曲」第2曲のオリジナル。ほぼ演奏時間は一緒ですが、
現行ではスケルツォとなっています。
<ATMA Classique>
SACD2 2403(SACD-Hybrid) \2180
J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.4-降誕節のためのカンタータ
いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV61
新しく生まれた嬰児の BWV122
いと尊きインマヌエル BWV123
天の主よ、汝を迎えまつらん BWV182
モントリオール・バロック エリック・ミルンズ(指)
モニカ・マウフ(S) マシュー・ホワイト(C-T)
チャールズ・ダニエルズ(T) ハリー・ヴァン・デル・カンプ(B)
ATMAとモントリオール・バロック・フェスティヴァルが進めているバッハ・
カンタータ・シリーズ第4集。この時期にふさわしい降誕節のためのカンター
タを集めたもの。ソリスト陣も毎回豪華で、ヒリアード・アンサンブルの演
奏に度々加わるなど、活躍目覚しいドイツ人ソプラノ歌手モニカ・マウフ。
彼女の声は可憐で美しく透明度抜群です。また北米を中心に活躍してるカウ
ンターテナー、マシュー・ホワイト。さらに柔らかな声質が魅力のイギリス
古楽界の名テノール、チャールズ・ダニエルズ。自身のアンサンブルを設立
するなど多彩な一面を見せるオランダのバス歌手ハリー・ヴァン・デル・カ
ンプ。 優秀録音。
ACD2 2546 \1850
シューベルト/ノルマン・フォーゲット編:冬の旅(室内楽版)
クリストフ・プレガルディエン(T) ジョゼフ・ペトリック(アコーディオン)
ペンタドル(管楽五重奏)
録音:2007年10月(ケベック)
プレガルディエン3度目となる「冬の旅」の録音は室内楽版。この室内楽版は
伴奏形態がユニークで管楽五重奏(Fl、Cl、Ob、Hrn、Fg)とアコーディオンと
いう6人編成。主にアコーディオンが伴奏を引っ張り、原曲のピアノ伴奏に近
いかたちで編曲。途中アンサンブルのメンバーのハミングで伴奏をするなど温
かみのあるほっこりとした味わい深い演奏です。また原作ミュラーの詩の順番
通りに収録されている点も特徴的です。プレガルディエンはオリジナル版の音
楽風景から豊かな色彩を引き出し、表現を極限まで抑えた美しい歌唱に陶然と
酔いしれます。
ACD2 2486 2枚組 \3380
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
CD1:第8番「悲愴」Op.13、第12番Op.26、第23番「熱情」Op.57
CD2:第7番Op.10-3、第24番「テレーゼ」Op.78、第32番Op.111
クリスチャン・レオッタ(P)
クリスチャン・レオッタはイタリアのカタニア出身。彼は22歳という若さで
ベートーヴェン・ソナタ全32曲演奏会をモントリオールで行い、その後マド
リード、メキシコシティ、リオ・デ・ジャネイロ、バンクーバー、ヴェネツィ
ア、ケベック各地をまわり、そして彼の故郷イタリアでも大成功を収めました。
これはバレンボイム以来の快挙とされ世界的に注目されているピアニストです。