クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-11 No.4

2008年11月03日 11時03分41秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年11月新譜 5点発売★
発売予定:2008年11月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしましたので、
こちらもご利用下さい。

サンプラー(送料込\300)も出来上がりましたので、ご注文をお待ちしております。

●10月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768

プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306

ワルティ堂島
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-B100 大阪駅前第1ビルB1F
TEL.06-6344-3940 FAX.06-6344-7967

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78CDR-1164
ラヴェル:ボレロ
シャルル・ミュンシュ指揮
パリ音楽院管弦楽団
英 DECCA K1637/8
(1946年10月10日ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール録音)
指揮者のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブール生まれ。生家は音
楽一家でアルバート・シュヴァイツァー(1875-1965)の甥でもあった。生地の音
楽院でオルガンを学んだ後、パリに出てリュシアン・カペー(1873-1928)につい
てヴァイオリンを学び、後にベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)に師事
した。1926年からライプツィヒの音楽院の教授に就任、1925年から32年にはゲ
ヴァントハウス管弦楽団のソロ第一ヴァイオリン奏者もつとめ、ブルーノ・ワ
ルター(1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)の指揮の
もとで演奏し、指揮法も身につけた。その後パリに戻り1935年から38年にはパ
リ・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者としてパリ・デビュー、1936年にはエ
コル・ノルマルのヴァイオリン科教授に任命された。1937年にはベルリンの国
際現代音楽協会に招かれ、1938年から45年にパリ音楽院管弦楽団指揮者に迎え
られた。1939年には同音楽院の指揮科の教授に任命され、同年セントルイス交
響楽団を指揮してアメリカ・デビューした。1949年にニューヨーク・フィルと
さらにボストン交響楽団と全米ツアーをし、クーセヴィツキー(1874-1951)を
継いでボストン交響楽団の正指揮者になり1962年までつとめた。この録音は
1946年パリ音楽院管弦楽団との英国公演中の録音で、英デッカ社への初録音。
英デッカのFFRR録音が本格的に胎動しはじめた頃の素晴らしい録音で音楽院の
名手たちのこぼれるばかりの名演がみごとにとらえられている。

78CDR-1165
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
クララ・ハスキル(ピアノ)
カルロ・ゼッキ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
英 DECCA AK1944/7
(1947年7月7日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
ピアニストのクララ・ハスキル(1895-1960)はルーマニアのブカレスト生まれ。
1901年、6歳でブカレスト音楽院に入った。ルーマニア女王エリザベスの奨学金
を得て1902ウィーンでリヒャルト・ロベルトの下でピアノを学んだ。同じころ
ウィーンには神童ジョージ・セル(1897-1970)が居た。ハスキルはピアノと一緒
にヴァイオリンも学んだ。1905年にパリの赴きフォーレに出会った。1907年の
パリ音楽院に入り、最初にコルトー(1877-1962)のクラスで学び、その後ラザー
ル・レヴィ(1882-1964)に師事した。1909年のジャック・ティボーが主宰した
"若い音楽家のためのコンクール" のヴァイオリン部門で一等賞を得た。一方音
楽院ではピアノ部門ではアリーヌ・ファン・バレツェン(1897-1981)とユーラ・
ギュレ(1895-1981)に次いで二等賞にとどまった。だが1910年には一等賞を得た。
1912年にブゾーニ(1886-1924)やパデレフスキ(1860-1941)に出会い影響をうけ
た。1934年に初レコード(仏ポリドール)を吹き込んだ。指揮者のカルロ・ゼッ
キ(1903-1984)はローマ生まれのイタリアの指揮者。最初はピアニストだったが
後に指揮者に転向した。この録音はハスキルの英デッカへの初録音。同時期に
シューマン: 森の情景も同レーベルに録音している。FFRR録音。

78CDR-1166
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61
アンリ・メルケル(ヴァイオリン)
ピエロ・コッポラ指揮パドゥルー管弦楽団
仏 DISQUE "GARAMOPHONE" L1000/2
(1935年4月12日 & 6月25日パリ録音)
ヴァイオリンのアンリ・メルケル(1897-1969)は1914年にパリ音楽院ヴァイオリ
ン科の一等賞を得た。パリ・オペラの管弦楽団、コンセール・ラムルー管弦楽
団のつとめた後、1929年からパリ音楽院管弦楽団のコンサート・マスターにな
り、その後ソリストとして活躍、一方オペラ座管弦楽団のソロ・ヴァイオリン
もつとめた。指揮者のピエロ・コッポラ(1887-1977)はミラノ生まれ。フランス
のDISQUE GRAMOPHONE 社の協奏曲に多く登場した。この録音はメルケルの協奏曲
デビューだったラロ:スペイン交響曲につづくもの。メルケルはこのシリーズで
ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1020)、ラロ: スペイン交響曲
(78CDR-1107)が出ている。

78CDR-1167
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15
シャイエ=リシェ四重奏団
セリニ・シャイエ=リシェ(ピアノ)
マリー・テレーズ・イボ(ヴァイオリン)
マリー・テレーズ・シャイエ(ヴィオラ)
ジャクリーヌ・アイオーム(チェロ)
仏 COLUMBIA LFX647/40
(1941年10月23日 & 1942年4月24日パリ録音)
ピアニストのセレニー・シャイエ=リシェ(1884-1973)はフランスのリール生ま
れのピアニスト。14歳(1898年)でパリ音楽院の一等賞を得た。1908年にヴァイオ
リニストのマルセル・シャイエと結婚。マルセル・シャイエはパリ音楽院のジュ
ール・ブーシュリ(1872-1962)教授や名奏者ジャック・ティボー(1880-1953)と盟
友だったが、1936年に惜しくも世を去った。セレニー・シャイエ=リシェは1926
年ヴァイオリンのジョルジュ・エネスコ(1881-1955)に出会い、1932年から1952
年の間にベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲やJ.S.バッハのヴァイオリ
ン・ソナタ全曲の演奏会を開いた。シャイエ=リシェはまた女性メンバーのピア
ノ五重奏団を組織して話題を呼んだ。この録音はそのメンバーによるもので第2
次大戦下のパリで録音された。マルグリット・ロンとジャック・ティボーによる
フォーレ: ピアノ四重奏曲第2番(78CDR-1152)と対をなす名録音である。

78CDR-1168
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調作品10
カペー弦楽四重奏団
リュシアン・カペー(第1ヴァイオリン)
モーリス・エウィット(第2ヴァイオリン)
アンリ・ブノワ(ヴィオラ)
カミユ・ドゥロベール(チェロ)
日本COLUMBIA J7992/5(仏 COLUMBIA D15085/8と同一録音)
(1928年6月パリ録音)
史上最高の弦楽四重奏団だったカペー弦楽四重奏団のリーダー、リュシアン・
カペー(1873-1928)は医師の誤診による腹膜炎で1928年12月18日に急逝した。
享年55歳。カペーはパリ音楽院でJ.-P. モーラン(1822-1894)に師事し1893年に
一等賞を得て、その年に弦楽四重奏団を組織した。録音時のメンバーは1918年
からのもの。1920年頃から毎年ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の連続演奏会を
パリで開催していた。カペーは1928年4月にフランス・コロンビアに録音を始め
た。そしてその年の10月までの6ヶ月間に弦楽四重奏曲11曲とピアノ五重奏曲1曲
の録音をした。SP盤10インチが7枚、12インチが44枚である。まるでカペーが自
らの死を予期したようなハイペースの録音だった。80年前の録音ながら、この
稀有四重奏団の音色がダイレクト・トランスファーで見事にとらえられている。

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★お知らせ★
当店のダイレクト・トランスファー復刻を行っている新 忠篤氏による音楽講座が
開催されますので、ご案内いたします。当日は新氏使用の機材を使用してSP
レコードの生演奏を行う予定です。SPレコードのすばらしさを直接体験できる
貴重な機会となりますので、ご参加をおすすめいたします。

11月29日(土) 10:30-12:30
「SPレコード聴き比べ-クラシック名演の宝庫」
講師:SPレコード研究家 新 忠篤
会員 2,940円
一般 3,570円

●会場:朝日カルチャーセンター・新宿(新宿西口・住友ビル内)
インターネット、電話、窓口でお申し込みいただけます。
Tel 03-3344-5450
http://www.asahiculture-shinjuku.com/

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