クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-11 No.2-1

2006年11月02日 12時39分20秒 | Weblog
<RCA RED SEAL France>
88697028292 \1900
「En Concerto」
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
バルトーク:ヴィオラ協奏曲(チェロへの編曲版)
ラヴェル:「ヘブライの歌」「2 つのヘブライの歌」(チェロへの編曲版)
ソニア・ヴィーダー・アサートン(Vc)
ヤーノシュ・フュルスト(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロストロポーヴィチの強靭さと、フランスの名匠ジャンドロンの華麗さを併せ
持つ本格女流チェリスト、ソニア・ヴィーダー・アサートン。モスクワでロス
トロポーヴィチとシャホフスカヤに学んだ後、パリ音楽院でモーリス・ジャン
ドロンに師事。ロストロポーヴィチ国際コンクール等に入賞。チェロの古典的
レパートリーから、多くの現代作品を手がける。パリ管弦楽団、フランス国立
管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団などと協演。エクサン=プロヴァンス、クフ
モ、フランダースなど音楽祭でも活躍。RCA フランスやナイーフなどに録音し、
多くの賞を受賞。今回の録音は、ショスタコーヴィチの記念年としてチェロ協
奏曲。そしてバルトークのヴィオラ協奏曲をチェロで演奏。そして彼女の最も
得意としているラヴェル。そのラヴェルの声楽作品をチェロで奏でる。彼女の
チェロの音色を何かもの悲しく、人生というものについて考えさせてくれるの
が不思議。ここに収録された作品も、そうした感情が込められたもので、万全
を期して真っ向勝負に臨んでいる。彼女がチェロと向き合い、その可能性を極
限まで追求して生まれた音楽は、多くの人の心を揺さぶるに違いない。


<RCA RED SEAL Germany>
88697040872 \1900
ベルリン・ドイツ・オペラ・ガラ・コンサート・ライヴ2006
ローレンス・フォスター指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団と合唱団
【出演予定歌手】 Daniela Barcellona (Mezzo), Marius Brenciu (Tenor),
Malena Ernman (Mezzo), Soile Isokoski (Sopran), Jonas Kaufmann (Tenor),
Thomas Quasthoff (Bariton), Maria Virginia Savastano (Sopran),
Violeta Urmana (Sopran) , Ramon Vargas (Tenor).
(演奏曲目当日発表のため未定)
ゲスト出演:Reinhold Beckmann, Hannelore Elsner, Johannes B. Kerner,
Max Raabe、
来月11月11日に行われる、ドイツAIDS基金のためのガラ・コンサートのライヴ
CD! 毎年今の時期にやって来る、オペラ・ファンへのステキな贈り物、「ベル
リン・ドイツ・オペラ・ガラ」。今年2006年も期待に違わぬ、錚々たる出演者
が予定されている。クヴァストホフ、ヴァルガス、ウルマーナ、イソコスキ、
カウフマンらおなじみの人から、若手エルンマン、サバスターノらのフレッ
シュな人まで、現在のドイツで人気を博している歌手たちを総動員。まさにオ
ペラの祭典である。中でも楽しみなのは、2000年エリザベート王妃国際音楽コ
ンクールで2位を受賞したルーマニアのテノール、マリウス・ブレンチウ。な
かなかのイケメンですでにヨーロッパでも評価の確立した人。これからどんど
ん活躍の場が広がるであろう期待の新人である。指揮はローレンス・フォスタ
ー。彼の華麗な音作りも雰囲気をばっちり盛り上げてくれるはず。発売の楽し
みな1枚である。なお、この商品の売上の一部は、ドイツAIDS 基金に寄付され
ます。
【録音:2006年11月11日 ベルリン・ドイツ・オペラでのライヴ】



<RCA RED SEAL Austria>
88697023322 \1900
「清し、この夜」-エヴァ・リンド、クリスマスを歌う
1: Still, still, still, weil's Kindlein schlafen will,
2: O du frohliche ,
3: Panis angelicus,
4: Macht hoch die Tur,
5: Maria durch ein Dornwald ging,
6: Es ist ein Ros' entsprungen,
7: Ave Maria,
8: Es wird scho glei dumpa,
9: Weihnachtszeit, schone Zeit,
10: White Christmas,
11: Morgen, Kinder, wird's was geben,
12: Alle Jahre wieder,
13: Ein Weihnachtstraum,
14: O du stille Zeit,
15: O Fest aller heiligen Feste
16 Herbei, o ihr Glaubigen (Adeste fideles),
17: Stille Nacht
オペレッタの女王として一世風靡を飾った、エヴァ・リンド。もちろん現在で
も、オーストリア、ドイツ、スイスなどの歌劇場、そしてテレビなどでも人気
の歌手。今回の最新アルバムは、ドイツ語圏では有名なクリスマスの歌を、輝
かしく美しい声で、楽しく歌いあげます。
【録音:2006 年、Tonstudio K.、ケルン】


<ARIOLA Germany>
88697025932 \1900
ELVIS goes CLASSIC
ミュンヘン・フィル、プレイズ・エルヴィス・プレスリー!
1) The Wonder Of You, 2) Don't Cry Daddy, 3) Surrender, 4) You Don't
Have To Say You Love Me, 5) Are You Lonesome Tonight, 6)
Suspicious Minds, 7) Blue Moon, 8) Can't Help Falling In Love, 9) Love
Me Tender, 10) In The Ghetto, 11) It's Now Or Never, 12) Crying In
The Chapel,
Patric Perquee(指揮・プロデュース・アレンジ)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
あの名門ミュンヘン・フィルが、エルヴィス・プレスリーの名曲をクラシック
調で演奏!


<BMG Hungary>
82876896162 \1900
PRINCESS / Mediterran
1)Figaro hazassage (Mozart),
2)Viva Espana,
3)Olasz Mix: Azzurro/Volare/Quando Quando,
4)Spanyol Ciganytanc,
5)Brasil,
6)Intro: Por Una Cabeza,
7)Por Una Cabeza,
8)Tell Vilmos(Rossini),
9)Traviata: Brindisi Duett(Verdi),
10)Besame Mucho,
11)Sevilla-i Borbely(Rossini),
12)Rigoletto: La Donna e Mobile(Verdi),
13)Napolyi Mix: Sorrento-i Emlek/O Sole Mio/Funiculi Funicula,
14)Kardtanc(Khachaturian),
15)Bahrein,
ハンガリー版BOND、久しぶりのPRINCESS の新譜の登場です。
ますます、皆様お綺麗になられただけでなく、ますます音楽もポップな感じに
磨きがかかってます。でも、Bondみたく激しいポップにならず、泣きのヴァイ
オリンが入るのは、さすがハンガリーのお国がらでしょうか。


<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697035412 \1280
モーツァルト:「孤児院ミサ」K.139(47a)
セバスティアン・ヘニッヒ(B-S), ラファエル・ハルテン(B-A),
ジョン・エルウィス(T), スティーヴン・ヴァーコー(Bs)
ハインツ・ヘニッヒ(指揮)
ハノーファー少年合唱団 コレギウム・アウレウム
1768年12月7日ウィーンのレンヴェークの孤児院の新教会献堂式のために、パ
ールハーマー氏の依頼により作曲された「荘厳ミサ」と同一だとする説が現在
では認められ、第6版に採用された。合唱、独唱、弦楽器群、オーボエ2、トロ
ンボーン3、トランペット4、ティンパニというきわめて豊かな編成を持つ、壮
大な規模の荘厳ミサ曲で、これがモーツァルトがわずか12歳のときに書いた最
初のミサ曲ということになるが、信じ難いほど見事な出来栄えの作品。レクィ
エムや大ミサなどばかりが最近取り上げられるが、それにも劣らない作品です
が、現在入手可能なCD はアーノンクール盤以外は、意外と少ない。この盤は、
15年前に国内盤(限定盤)で発売されて以来発売されていなかったもので、当
時から非常に優秀な演奏とされているものの久々の再発売です。ソロも含めて
ソプラノとアルトのパートは少年による唯一の盤です。
【録音:1980年9月10-13日、ヒルデシャイム、聖マリティウス教会】


<RCA RED SEAL Schweizer>
88697028072 2枚組(限定盤) \1450
ニコラウス&アリス・アーノンクール、 古楽演奏50年を語る
(&RCA RED SEAL とDHMに録音した アーノンクール演奏サンプラー付)
スイス放送で収録された、アーノンクール夫妻のインタビュー(ドイツ語)と、
RCA RED SEAL & DHM に録音したアーノンクール演奏
サンプラー付(各1楽章ずつ)です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

06-11 N0.2-2

2006年11月02日 12時39分03秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC524 \1450
ベートーヴェン:交響曲第7&8番
スクロヴァチェフスキ(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団
指揮者生活50余年で初めて、まさに満を持して録音したライフ・ワーク、ベー
トーヴェン第5弾完結編!
ベートーヴェン交響曲全曲録音するのは80歳を越して何と初めてのミスターS!
卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケン
放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキにとっ
ても記念すべき会心の録音シリーズの第5弾の完結編で、ブルックナーの交響
曲全集に次いで大きなライフワークが完結した!
※全集BOXは、1年後の2007年10月以降の発売予定となります。

OC610(SACD-Hybrid) \1550
ウルリヒ・ヘルケンホフ、パン・フルート・リサイタル
J.S.バッハ:
フルートと鍵盤楽器のための協奏曲ハ長調(フルート・ソナタBWV1032 による)
モーツァルト:ソナタ ト長調(フルート四重奏曲K.285a による)
ドビュッシー:「小船にて」「小さな羊飼い」「月の光」
ミクローシュ・ローザ:北ハンガリーの農民の歌と踊りOp.5
ヨハン・S・スヴェンセン:ロマンス Op.26
ハラルド・ゲンツマー:無伴奏パン・フルートのためのソナタ
ウルリヒ・ヘルケンホフ(パン・フルート)
マティアス・ケラー(p)
ドイツで最も有名なパン・フルート奏者、ヘルケンホフ。すでにヨーロッパで
は10枚以上のソロ・アルバムや、多数のアルバムにゲスト参加している。また、
映画やテレビ音楽などにも参加しており、モリコーネも絶賛するアーティスト
でもあります(DVD で発売されている「モリコーネ・コンダクツ・モリコーネ」
にも参加)。今回のアルバムでは、まずバッハ、モーツァルトのフルートのた
めの作品をアレンジ。跳躍の困難なパン・フルートでどこまでこなせるか。そ
して幻想的なドビュッシーの作品はこの楽器にぴったり。そして、ドイツを代
表する現代音楽作曲家の長老、ゲンツマーがヘルケンホフのために作曲した作
品も収録。民族音楽&楽器としてではなく、パン・フルートという一つの楽器
としての可能性を見出したアルバムです。
【ウルリヒ・ヘルケンホフ】
1966年ドイツ生まれ。4 歳からピアノを学び、14歳のときにパン・フルートの
巨匠ザンフィルの演奏に衝撃を受けた。R.シュトラウス音楽院でフルートを学
ぶと同時に、彼はドイツ初のパン・フルート奏者として認められた。その後、
ルーマニアの民族音楽を本格的に学び、ミュンヘン州より賞を受賞される。
2000年にはエコー賞を受賞している。
【録音:2006年1月15-17日 ロイトキルヒ・フェストハレ】

OC575 \1450
「ピアノ・リサイタル」
J.S.バッハ:「イギリス組曲第6番」、「シャコンヌ(ブゾーニ編)」
リスト:「ハンガリー狂詩曲第12 番」、
ラフマニノフ:「ピアノ・ソナタ第2番」
Dudana (ドゥダナ・マツマニシュヴィリ:P)
Dudana(Dudana Mazmanishvili)は、ジョージア州生まれ。8 歳でモーツァルト
/ピアノ協奏曲第15番でデビュー。14歳でラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番を
演奏した。2005年ワシントンDCピアノ・コンクール、ミュンヘン国際音楽コン
クールで入賞。聴衆より絶賛を浴び、これから注目のピアニスト。多くの新進
ピアニストが「デビュー・アルバムで何を演奏しよう?」と悩むに違いない。
この人もそうだろう。演奏効果も高く、なおかつ自分の個性を余すことなく発
揮できる曲。それは人によりショパンであったり、ベートーヴェンであったり、
リストだったり、バッハだったり、ラフマニノフであったり・・・。このアル
バムの曲を眺めてみよう。「彼女はショパンは外し、リストとブゾーニか。そ
こにバッハとラフマニノフを加えたな。超絶技巧を売り物にしつつも堅実な音
楽性も提示しているのだろう」などと想像できる。美貌と音楽性。これだけあ
れば充分だ。彼女の才能に浸ってみよう。
【録音:2005年10月10-12日、 バイエルン放送第2スタジオ】

OC911 2枚組 \2900
ミヒャエル・ハイドン
歌劇「アンドロメダとペルセウス」(全曲)
Heike Porstein(Sp) 、Christine Wolff(Sp) 、Max Ciolek(T)
Raimund Nolte(T) Gunter Cremer(語り)
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ザールブリュッケン放送交響楽団 ケルン声楽アンサンブル
ムジカ・アンティクァ・ケルンの創立者、バロック・ヴァイオリン奏者、指揮
者でもある、古楽のパイオニア、ラインハルト・ゲーベルが、ザールブリュッ
ケン放送交響楽団(もちろんモダン・オケ)を指揮した、ライヴ録音。
このミヒャエル・ハイドンのオペラは、ザルツブルクで初演後ほとんど演奏さ
れなかったという秘曲。その曲は、想像を絶するほどのドラマティックなアリ
アとレチタティーヴォによっています。この演奏は、M・ハイドンが初演時に
書いた、ドイツ語による台本によって演奏されています。

OC588 \1450
レオポルド・コジェルフ:ピアノ協奏曲第1、4、5 番
タマス・ドラトヴァ(p)
オリヴァー・フォン・ドホナーニ(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ
コジェルフは、モーツァルト晩年の1780年代には、モーツァルトを凌ぐ名声と
人気を得ていました。1791年には、モーツァルトの後を継いでウィーン宮廷作
曲家に任命。主にピアノのための作品を数多く作曲しました。23曲のピアノ協
奏曲、55曲のピアノ・ソナタ、65曲のピアノ三重奏曲を作曲。しかし後、ベー
トーヴェンらが有名となっていき、彼は忘れらた存在となって行きました。こ
こに収録された作品は、彼の最も初期の作品で、2002年にタマス・ドラトヴァ
が偶然に3曲のオリジナル譜を発見。音楽学者でもあるウラディーミル・ゴダ
ール氏と共に校訂を行い、2004年1 月に演奏・録音されたものです。カデン
ツァは、タマス・ドラトヴァが作曲。 さて、このコジェルフ。最近、モーツァ
ルトは食傷気味で・・・。という方にぜひオススメしたい音楽です。一瞬モー
ツァルト?と思わせるメロディラインに、一瞬垣間見えるこじゃれた響き。と
は言え、ハイドンのような凝りに凝った曲ではなく、あくまでも自然な音楽の
流れ。小気味良いパッセージが耳を刺激します。
【録音:2004年12月17-19日、Haouse of Arts Fatra, Zilina, Slovakia】


<ARS MISICI>
AM14072 \1450
シューマン:「管弦楽のない協奏曲 ヘ短調」
(大英図書館所蔵「ピアノ・ソナタ第3番」初稿版による5楽章版)&「幻想
小曲集 Op.12」
フローリアン・ヘンシェル(p)
ここに収録されているピアノ・ソナタ第3番は、本来「管弦楽のない協奏曲」
として作曲されたもの。ピアニストであるモシェレスに献呈されているこの
ソナタ、特に内声部の充実が目覚しく、この曲の特色である下降音型と緻密
に絡み合う旋律が心を浮き立たせる。
さて、この演奏は、その1836年版の自筆譜の写譜(大英図書館蔵)及び出版
された楽譜(現在ではヘンレ版で入手可能)を使用したもので、この形での
録音はあまり多くなく資料的にも貴重なもの。その後大きく改訂された1853
年版(通常演奏される版)に、通常にはない更にもう一つの別のスケルツォ
楽章と、第4楽章に追加の変奏。そして第1楽章も随所に違いが発見される。
ヘンシェルの演奏は、とにかく楽譜を丁寧に読み込み、小さな表情記号も決
して見逃すことがない。どちらかというと、シューマン特有のねっとり感は
抑え気味、湧き上がるようなメロディの応酬をじっくり味わえる。とは言え、
かなり難解な曲なので何度も何度も聴いてみて欲しい。聴けば聴くほどに味
わいが増す曲である。
同時収録の幻想小曲集は曲ごとの性格を良く弾き分けた説得力ある演奏。こ
ちらも手際よくまとめられている。
【録音:2001年8月28、29日、サンドハウゼン、ギースト・トーンスタジオ、
クララ=ヴィーク・オーディトリアム】

AM14062 \1450
「1600年代、ロンバルディアの音楽」
Isabella Leonarda/ G.Frescobaldi /Carlo Farina /Salomo Rossi /
Francesco Rognoni /Gasparo Piettagrua /Giovanni.B.Bovicelli /Biagio
Marini /Giovanni A Terzi /Giovanni Legranzi /Tarquinio Merula /Andrea
Cima /Giovanni Cavaccio /Tarquino Merula の作品
コリーナ・マルティ(Bfl)
アレナ・ヘニゴワ(Cemb, org)
1600年代のイタリアの作品集。この時代の楽譜を見るとなんとも音の羅列とい
ったように感じられるが、その語法は各演奏者の様々な研究と感性によって
個人個人様々にとらえることが出来る。よって、同じ曲を演奏しても全く違っ
た音楽に聴こえるのです。ここでは、バーゼル・スコラ・カントールムの中世
ルネッサンス・リコーダーを専門とする女流リコーダー奏者、コリーナ・マル
ティによる演奏で、なんとも思い切りのよい装飾音と呼吸法やアクセントが特
徴。通常のバロック時代のリコーダーとは違い、ルネッサンス・リコーダーは
非常に音程が取りにくく、様々な呼吸法によって音程を取る非常に難しい楽器。
この独特な音程を装飾的に活用し、独特の古いイタリア音楽様式を醸し出して
くれています。
【録音:2005年6月、 スイス、ボスヴィル・アルテ教会】

AM13992(SACD-Hybrid) \1550
フライブルク大聖堂のオルガン
バルバラ・コルベルク(irg)、 クレメンス・シュノール(org)
ムファット:「トッカータ(1690)、
J.S.バッハ」「前奏曲とフーガBWV.550」、
モーツァルト:「アンダンテ K.616」、
エルガー:「オルガン・ソナタ第1番」より第1楽章、
ヨンゲン:「トッカータ Op.104」、
レーガー:「ベネディクトゥス Op.59-9」、
フランツ・シュミット:「トッカータ ハ長調(1924)」、
クレメンス・シュノール:Mone Nobiscum、
Arthur Piechler:ノクターンOp.39-4
1513年に完成され、ヨーロッパ有数の美しい塔とステンドグラス、そして素晴
らしい音色のオルガンと残響で知られるフライブルク大聖堂。現在では、そこ
には4台のパイプオルガンが設置されており、様々な礼拝の聖歌隊の位置、役
割によって、使いわけられます(1つのコンソールから4つのオルガンをそれぞ
れ操作するることが可能)。鐘の音とともに、それぞれのオルガンの存在を確
立しているのです。この録音では、それぞれの曲調にあった作品ごとに4つの
オルガンをそれぞれ使用し、初期バロックから現代音楽まで幅広いレパートリ
ーをサラウンドで収録。SACDにより、フライブルク大聖堂の本来の音響を再現
させてくれます。
【録音:2005年9月21,23日、フライブルク大聖堂】

AM13922 \1450
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 Op.57
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.14
ミカル・ビアウク(p)
叙情的なショパンの演奏で知られるビアウク。今回の録音はがらっと変わって
プロコフィエフとベートーヴェン。プロコフィエフの2番のソナタは後の「戦争
ソナタ」に見られるような破壊的な激しさはあまり感じられず、まるでドビュ
ッシーを思わせる叙情的な部分を多く持った作品。もちろんビアウクのこと、
その叙情的な美しさを全面に押し出した美しいプロコフィエフを聞かせてくれ
る。そして驚いたことに、ベートーヴェンの「熱情」も同じノリで弾き切った
のには恐れ入った。聴き手の数だけ評価の分かれる興味深い演奏といえるだろ
う。
【録音:2006年3月10,12日、フライブルク、テオドール・ザール】

AMP51222 \1450
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 WoO.27
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ(1842/43)
ルトスラウスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ(1984)
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ Op.35bis
マヤ・カタリーナ・コッホ(山本麻耶:Vn)
サラ・コッホ(p)
ここで選ばれている作曲家の多彩なこと。シューマン、プロコフィエフ、プー
ランク、ルトスワフスキ、すべて語法も違えば、要求される音色も異なったも
のである。シューマンの濃厚な音色はプーランクには通用しないだろうし、ル
トスワフスキにしゃれっ気を求めるのも違うような気がする。その無理難題を
彼女たちは鮮やかに解き明かしたのだ。もちろんこれは高度な技術を持ってい
なければ不可能なことであるし、深い共感も必要とされるだろう。これはすご
い。とにかくじっくりお聴きいただきたい。
【マヤ・コッホ】
1978年ベルリンに生れ。5歳よりヴァイオリンを始め、1994年ドイツ学生音楽
コンクールに優勝したほか、数々のコンクールでの入賞歴を持つ。1999年には
ドイツでもっとも栄誉とされているドイツ民族大学修士財団の奨学生に選ばれ
た。ソリストとして南西ドイツ室内管弦楽団、バーデンバーデン・フィルなど
と共演しているほか、マルタ・アルゲリッチ、イヴリ・ギトリス、服部譲二ら
と共演するなど室内楽の分野でも幅広く活躍している。現在カールスルーエ音
楽大学に在学中。ライナー・クスマウル、ザハール・ブロン、ゲルハルト・
シュルツ、イヴリ・ギトリスに師事。ロンドン・コンコード・アンサンブル、
メンバー。
【録音:2005年4月22-24 日、フライブルク、テオドール・ザール】

AM14052 \1450
「ハノーファー少女合唱団 -モーツァルトからメシアンまで」
モーツァルト:「魔笛」より「まもなく夜明けを告げる太陽が」、
シューベルト:「セレナーデ」、
モーツァルト:
アリア「どうしてあなたが忘れられるでしょうか?…心配しなくともよいので
す、愛する人よ」K.505、
ブラームス:「アヴェ・マリア」、
ノーノ:「Djamila Boupacha」、
メシアン:「神の現存の3つの小典礼歌」
ハノーファー少女合唱団 &北ドイツ放送フィル
「モーツァルトからメシアンまで」このなんとも大雑把な一くくりをつなぐキ
ーワードは「Mつながり」というわけではなく、少女合唱によって歌われると
いうこと。「ほんの一瞬の響き」を切り取る少年合唱に比べ、変声期を経ても
大きく響きの変わることのない少女合唱(主に12-18歳のメンバーで構成)なら
ではの表現力と、豊かな響きはどんな音楽にも柔軟に対応できるのである。と
は言え、聴き進んでいくとやはりプログラムの最後に置かれたメシアン(この
アルバムのメイン曲目)は衝撃的。聴きなれている女声合唱のパワフルさとは
違う清冽な祈りの歌は一聴に値する。特に、本来なら叩きつけるように歌われ
るはずの第3曲目「愛による遍在のプサルモディア」での神々しさはとても筆
舌では尽くし切れない。全てのメシアン好きに捧げる1枚。
【録音: 2003年9月19日、 ハノーファー、北ドイツ放送ゼントザール】

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする