野へ山へ

2004年~

大野山(おおやさん)(猪名川町)(篠山渓谷の森公園から往復)

2023年06月02日 | 山行記

猪名川町の大野山(おおやさん)に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)


2023.6.1(木)
行程:(往復)自宅=R176=小柿=後川=丹波篠山渓谷の森公園Pー大野山
1/25000地形図:『福住』
昭文社 山と高原地図:『北摂・京都西山』
メンバー:単独


初めて訪れた渓谷の森公園
エントランスや駐車場ではヤマボウシ:山法師(ミズキ科)が満開でした。


マタタビ:木天蓼(マタタビ科)の葉が白くなっています。
花期が来ると、この様に白くなります。
(「半夏生:ハンゲショウ」というドクダミ科の葉も白く
変化することから、「マタタビの葉がハンゲショウしてる・・」
と、喩えて言うことがあるそうです。)


マタタビの花の蕾


足元にはミミナグサ:耳菜草(ナデシコ科)
似ているものに、オランダミミナグサという外来種もあります。


エントランスで駐車場受付をした際、キャンプ場奥のPを案内いただきました。
過日のカナディアン大磯と同じく、駐車場代は500円。


道標からしばらくは、渓谷に沿って杉林を歩きます。


数回、沢を渡ります。


急斜面にはロープ、道標も完備で迷うことなく歩きやすいコースでした。


頂上近くでシマヘビが横切りました。


トノサマガエルも居りました。


駐車場に到達。目の前には天文台が。
5年目、老母と長男と遊びに来た時の事が思い出されました。


北摂里山博物館のひとつです。


取りあえず頂上へ向かいます。
賑やかな看板が設置されたゲートの隙間から入ります。


△大野山 登頂。
△三等三角点
点名:柏原(かしわら)
標高:753.49m


西方向


南方向 
双眼鏡で隅々を眺望。三田市の詳細もよく解りました。


東方向


頂上付近、サワフタギ:沢蓋木(ハイノキ科)の花


足元にはキランソウ:金瘡小草(シソ科)
『キランソウの「キ」は金、「ラン」は瘡、
「ソウ」は小草と書く。これは漢名。・・・(中略)
花色は紫である。それでまず「紫欄草(シランソウ)」
と名づけられたのではないかと考える。
シランソウがなまって、「キランソウ」に変化し、
中国名の「金瘡小草」という漢字を当てたと思う。』
(『野草の名前(春編)』より)
☆植物の名付けについては様々な故事来歴があるものですね・・
360度眺望を堪能し、再び往路を戻ります。


ウバユリ:姥百合(ユリ科)
☆杉の林床に大きな葉。帰宅して調べてみると、ウバユリの葉でした。


コアジサイ:小紫陽花 (アジサイ科)
色彩の乏しい杉林で、細かな白い花が最盛期を迎えていました。


駐車地に戻り、無事に下山。
周辺はエゴノキの花がたわわでした。


ヒメウツギ:姫空木(ユキノシタ科)
☆里でも山でも・・至る所で満開を迎えています。


ジャケツイバラ:蛇結茨(マメ科)の花
☆斜面の木々に太いツルが広範囲で巻き付き、
黄色い花が最盛期を迎えていました。


コアジサイ:小紫陽花(アジサイ科)
先ほどのコアジサイは花が白かったですが、こちらのは花は
薄紫色でした。


薄紫色のコアジサイ
☆渓谷の森公園を後にして、往路を三田へ帰ります。


イボタノキ:水蝋の木(モクセイ科)
☆帰途、山の法面に咲いていた白い花、近付くと強い芳香がありました。


ハコネウツギ:箱根空木(スイカズラ科)
☆白-薄いピンクー濃いピンクへと、徐々に色付いて行く様ですが、
移り変わりがきれいなグラデーションですね・・・

☆午後から雨天の予報。
お昼までに下山したいと、渓谷の森公園から登ったルートは
とても歩き易い良いコースでした。

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