野へ山へ

2004年~

ひとはくセミナー コケ植物観察講座 「コケに棲むクマムシを探す」 受講

2019年05月29日 | 日々

兵庫県立人と自然の博物館 ひとはくセミナー コケ植物観察講座 「コケに棲むクマムシを探す」を受講しました。


まずは受講室に集まり、講師の秋山先生より講座の
説明を受けました。
次に屋外にて色々な場所のコケを採取しました。


芝生のエダツヤゴケを採取


地衣類も採取


コンクリート階段に付いているのは地衣類のダイダイゴケ 


木肌にペタッと貼り付いているのは、カラヤスデゴケ


腐敗したベンチには何種類ものコケがあり、採取ポイントらしいです。

採取したコケを実験室に持ち帰りました。
水の入ったシャーレにコケを入れ、大小のピンセットで細かくほぐし、
そのまま昼食の1時間放置。
午後に電子顕微鏡でシャーレを覗いてみました。
肉眼ではただの『コケの浮いた水』ですが、倍率を上げると、
色々な微生物が見えました。


トビムシのスケッチ (顕微鏡を覗きながら描きました。下手でお恥ずかしいです。)
中でも、元気よく飛び廻っているのは、トビムシという微生物です。
特に二本の触角?を終始ピコピコと活発に動かしているのが面白かったです。
あとはダニの仲間やセンチュウの様な微生物や・・・


クマムシ スケッチ
そしてこれが今般、探し求めていたクマムシです。
こんな下手なスケッチでは実物の想像が付かないと思いますが、
見た時の感動は見た人でないと分からないと思います。
もこもこと元気に動くさまは人間の赤ちゃん、そして微小な生き物なのに、
ちゃんと爪があるのが、「クマ」ムシの名の所以なのでしょうか・・
乾燥しておくと何十年も眠った状態で生き続ける、強い生き物とのこと。
肉眼ではほぼ、見えません。

(深田公園で写したその他の植物)

ニワゼキショウ(アヤメ科)
今が盛りの野の草花です。秋山先生の好きなお花だそうです。


ハルジオン(キク科)
家の近所で見かけるハルジオンよりも大ぶりでした。


ジシバリ(キク科)


キキョウソウ(キキョウ科)

2019.5.18(土)
🔍 ひとはくセミナー コケ植物観察講座 「コケに棲むクマムシを探す」 受講
☆ひとはくセミナーのコケ植物観察講座を一年ぶりに受講しました。
今回は「クマムシ」という生物をコケの中に見つける、という
とてもわくわくする観察でした。
肉眼では何も見えないコケの内部には実に色々な生物が棲息しており、
倍率の高い顕微鏡で覗く世界は計り知れない不思議な楽しさでした。
「人間の身体にも色々な虫が住んでいるのです、顔にはダニが付いていて、
皮膚を守っているし・・・」(秋山先生)
肉眼では見えないだけで、人体の内外には色々な微生物や菌が共生しているのですね。

(本日の講座で登場したコケ・地衣類)
スナゴケ ジャゴケ スギゴケ ツノゴケ コツボゴケ エダツヤゴケ ハイゴケ カラヤスデゴケ フルノコゴケ コゴメタチヒダゴケ
ウメノキゴケ ロウソクゴケ ダイダイゴケ


深田公園

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△高取山

2019年05月29日 | 山行記

宍粟50名山 女性限定ハイキング『高取山』に参加し、
△高取山に登りました。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)




△高取山登山口(篳篥神社側)


△高取山 490m






△高取山 登山口 (石作神社側)へ無事、下山。

2019.5.15(水)
 △高取山(宍粟市) 宍粟50名山 女性限定ハイキング(地図を読みながら高取山へ登ろう)
行程:ひじり山駐車場(集合地)-篳篥神社(登山口)-愛宕神社ー深呼吸の広場ー石作神社出合
   ーツツジの広場ー△高取山ー初日の出展望所ー△高取山ー石作神社出合ー石作神社登山口ー
  (舗装道)-篳篥神社(登山口)
地図:宍粟50名山ルートマップ『46高取山』・高取山周辺地形図・宍粟市観光地図(広域)
1/25000地形図:『安志』『山崎』
メンバー:ハイキングにご参加の方々 ・ 宍粟50名山ガイドクラブ

☆地形図とプレートコンパス(方位磁針)を使い、△高取山へ登りながら、
読図の基礎を学びました。
アナログな方法とは言え、読図は登山に不可欠です。
現在地の確認、等高線の読み方、進む方向を定めるコンパスの使用法他、
初心に戻って地図と向き合いました。
山々の同定はもちろん、家島諸島や大阪湾方面まで見渡せ、
地図で広域までを捉えられたことは幸いでした。
参加者同士の交流も楽しく、意義あるハイキングの一日でした。

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