野へ山へ

2004年~

中央分水嶺・高島トレイル2012 トレイルスルー前半 愛発越から水坂峠  5/4

2012年05月08日 | 山行記

朝起きると、雨はまだしとしとと降っていました。
「今日こそお天気になって欲しい」と思いながら簡素な朝食を食べ、テント撤収にかかりました。
唯一は久々の10時間睡眠で私の体調は絶好調でした。

出発時刻になり、備体操をしたあと、ガイドさんから「2名の方がリタイアされ、下山します。」と
報告がありました。『悪天で体調を崩された・・』その様な理由でした。
一緒に縦走を続けられないのは残念でしたが、今日、さらに明日は行程が長いので仕方ありません。
多分、マキノ林道を下って行かれたと思います。

18人になりましたが、雨の中を元気に出発。

雨雲はなかなか晴れませんでしたが、瑞々しい緑のブナ林や、木々の芽吹きを仰ぎ、咲き誇る山野草の説明を聞きながら、
快調に歩を進めました。

 
三国山 頂上

ガイドさんのお一人に三角点に詳しい方がいらっしゃいました。(三角点ハンター!)
一等三角点は全部制覇され、二等も・・・!そして登った山の数は1800ピーク(国内)というつわもの。
私は思わず色々な質問をしてしまいましたが、丁寧にお話して下さりとても楽しかったです。 

そうこうしているうちに雨脚、風も強く、稜線では吹き飛ばされそうになりながらの大変な進軍になってきました。




本来なら、この辺りはパノラマで素晴らしい眺望なのですが残念でした。
私は去年登っていたので解っているものの、初めての方にはちょっと気の毒でした。


赤坂山 眺望0。 雨風強し。


寒風 眺望0。こちらも本来ならば素晴らしく気持ちの良い場所ですが・・・

風雨の中ですが、ここでお昼タイムになりました。
お昼が終わり、出発時。またガイドさんから「ここでリタイアされる方がいらっしゃいます。」との報告がありました。
なんと11名の方が下りられるということ。
悪天候の中の縦走に見切りを付けられたそうですが、せっかく一緒に登ってきたのに・・・残念でした。
一人のガイドさんが付き添われ、下山して行きました。

20人からいっきに7人のパーティーになってしまいましたが、残党7人は気を取り直し、元気に雨中進軍を続けました。
(男性4人・女性3人・・・男性に逆転されてしまいました!)




アップダウンを繰り返し、本日最後のピーク大谷山を目指しました。


大谷山到着。

ここからはさらにすごい風雨で、カメラが濡れてしまったので写真がありません。
それでも気合い入れて!元気に歩き登り・・・抜土。

今日、唯一の水場である抜土(ぬけど)の沢で2リットル水を汲みました。
雨で沢の水は少々濁っていましたが、全然気になりません。 
高島トレイルは水場が少ないので、汲めるだけマシです。

さらに登りが続き、雨脚が強くなってきました。すでに気持ちは「テント」の中へ。
今日は昨日にもまして衣服も靴もびっしょり状態だったので・・・一刻も早く幕地へ
着きたかったです。

近江坂分岐を経て残雪を踏みながら、坂を少し下りた河内谷林道で今夜は幕営。
ここは昨秋に通りましたが、改めて雪深い場所だと解りました。

手早くテントを張ってもぐり込みました。
林道は車は入ってきませんが、皆さん残雪を除けて端っこに設営。
結構風が強く、しっかり石のアンカーで抑えました。







やれやれ~~~。 
この夜も7時頃に就寝。 
寒さに一回起きて、コンロを点けて温まりました。
夜中?!と思ってケイタイを見るとまだ10時!

夕方、子ども達へ送ったメールの返信が届いていました。
長男「今夜、急にバイトが入って今帰宅。山、楽しんでね。」
娘  「連日、一日練(部活)でクタクタだよ~~。」
次男     入電無し   

外は相変らず天候が回復の傾向に無く、ごうごうと鳴る風の音、ザンザンという雨の音。
億劫でしたが、外へ出て・・・真っ暗な場所で用足しをして・・・再びテントへ入って朝までぐっすり。

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