野へ山へ

2004年~

中央分水嶺・高島トレイル2012 トレイルスルー前半 愛発越から水坂峠  5/5

2012年05月10日 | 山行記

最終日の朝。4時に起床して外へ出ると雨が上がり、霧が立ち込めていました。











そろそろ朝食を食べて撤収にかかります。

(食料について)
・水場が少ないので極力水を使わず、
・火も使わない(ガスカートリッジを最少量だけしか持たないので)
・軽量、つぶれにくく少量でもカロリーが摂れて充たされる
ということから、

主食・行動食: カロリーメイト、SOYJOY、朝のバランス食、1本満足、ちょいモグ・・などの『バー形状フード』
飲み物: 紅茶ティーパック、インスタントコーヒー、クノールカップスープ(粉末)・・・水が使える時だけ飲もう、と持参。
おやつ: チョコレート、あめ、チーズ 

一食あたり 300kcalの熱量で2泊3日分+予備。飽きないように多種類のバーを買いました。

想像以上、空腹の身体には「バー食」が美味しくて感激しました。
一日8時間くらいの行程でしたが、シャリバテも無く意外に腹持ちが良かったので、いかに日頃の自分が「飽食」か思い知らされました。


最終の朝に残りの食料をチェック。 今日は3日間のうち一番長い行程なので、約400kcal+スープで。
(コッヘルに溜めておいた雨水で作ったスープ


3日間のゴミもこれだけ。手のひらに乗る量(主に袋類だけ)

テント撤収、パッキングを済ませ、集合です。

最終日の朝でもあり、天候回復の兆しもあるせいか、7人の皆さんは元気な表情でした。

昨夕に下から登ってこられた、高島トレイル運営協議会 会長 前川さんからご挨拶がありました。
前川さんにお目にかかるのは初めてでした。代表の方にお会い出来て嬉しかったです。

引き続きお世話になる頼もしいガイドさん方に加え、前川さんが入られてさらに楽しい道のりでした。



やっと晴れてきました!
水分を含んだ山は朝日を浴びてどこを向いても眩しかったです。
雨に閉じていた花も開き、新緑のブナはいっそうに瑞々しく。




緑色が素晴らしかった。 名前が定かではないです。
教えて下さい!



水溜りという水溜りには ヒキガエルの卵がびっしり。


池という池はヒキガエルの楽園 大勢さんが悠々と泳いでおられました。

そうこうしているうちに



大御影山 到着! 私の中でずっと想像をめぐらしていた大御影山です。
このピークにやっと会えて良かった!!!


電波反射板


三重嶽が眺望出来ました。 これから向かうピークです。


眼下の谷間は緑の濃淡グラデーション。 飛んでいく雲・・・





水を含んだ雨具、ザック、靴がどんどん乾いて軽くなっていきました。
気持ちも軽くなっていきました。




三重嶽 到着!

三角点の近くで早めのお昼。
水を節約しながら飲みましたが、真夏と違い風も爽やかなので大量の汗もかかず、支障ありませんでした。

三重嶽から本日最後のピーク、武奈ヶ嶽まではアップダウンの繰り返しで少し長く感じましたが、
昨日までの悪天を思えば晴天こそ。眺望は素晴らしく・・・足取りも軽く・・・ガイドさん方のお話も楽しく・・・
疲れはまったく感じませんでした。




ハーフスルー前半 最後のピーク武奈ヶ嶽到着!
ここは昨年の12月にスノーシューで訪れました。参照① 参照②
無雪期の武奈ヶ嶽にも会えて感激です!



武奈ヶ嶽から最終ポイントの水坂峠まで、赤岩山東峰を経て下ったわけですが、
積雪ルートとは多少違ったものの、雪が乗った状態、今回、と自分なりに違いを考えながら歩きました。
季節を通して同じルートを歩く意義が少し解りました。

前川さんが「トレイルを全部制覇したら、次は逆ルートからまた通して歩いてみてください。逆から見る山もまた趣が違って面白いものです。」と

教えて下さいました。

「逆コースから」の発想は私には無かったので、眼からうろこな感じでした。
「ロングトレイルは全踏破しただけでは終わりではなく、逆から全踏破してこそか・・・・」

うーん・・・・道のりは長いですが、何だかとても深いものを感じて幸せな気分になりました。


ハーフスルー最終ポイント 水坂峠 到着!
感激の下山でした。

下山地には山行前半でお世話になったガイドさん方が出迎えて下さいました。
水坂峠からマイクロバスに乗り、マキノ高原へ移動して皆さんで集合写真を撮った後、
温泉「さらさ」に入りました。
温かいお湯は気持ち良く幸せでした。  


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天候は芳しくなかったものの、雨だから見られた現象も多々ありました。
それでも最終日は五月晴れの好天になり、雨後の瑞々しいトレイルを歩いて最終地点に下りられた時は本当に嬉しかったです。
秋の後半スルーにもきっと参加したいです。

お世話になったガイドさん方、ご一緒した方々、高島の山々、樹々や花々・・・本当にありがとうございました。
素晴らしい思い出がたくさん出来ました。
また皆さんと再会出来ますように。

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