野へ山へ

2004年~

△木曽駒ケ岳

2019年02月20日 | 山行記

△木曽駒ケ岳へ登りました。(2019.2.17(日))


いつものアクセスで千畳敷まで参りました。
観望天気通りの快晴で“木曽駒ネイビーブルー”


三か月ぶりの千畳敷カールは、やはり秋とは趣が異なります。


ホテルの後方の眺望
南アルプス方面も雲一つなく


毎冬恒例のチャペル、毎年デザインが変わっている様な気がします。
いつもながらしっかりと作られて素晴らしいです。


晴天の割には人が少なく、拍子抜けな感じでした。
今日の装備はストック、ピッケル、12本アイゼンです。下方はストック、半凍りの八丁坂ではピッケルが
有効でした。(ヘルメットはもちろん。)


やはり例年よりずっと雪は少ないです。


富士山、南アルプスがさらに大きく見え始めました。


△三ノ沢岳のアップ。昨年10月に登ったので、親しみを感じますが、
今の時季は近付きにくい雰囲気を醸しています。




三ノ沢、宝剣、そして昨年5月に縦走した、空木岳までが大展望。感無量でした。




波模様のシュカブラ
今日は風が強く、雪面はピカピカツルツルの鏡面仕上げです。


駒ケ岳神社(伊那側??)
エビの尻尾もまるで5月の感じ。




△御嶽山




北アルプス方面もばっちり、昨夏に登った双六岳、笠ヶ岳も見えていました。
登った山を別の季節に遠くから確認する一瞬は感動です。


頂上には木曽と伊那、二つの駒ケ岳神社があります。
こちらは木曽側でしょうか??


日本の屋根がオールキャストに眺望出来る、360度眺望。
木曽駒ケ岳は本当に素晴らしい山です。
いつまでも頂上に留まりたかったですが、
風がともかく強く、お腹も空いたので、未練を残しつつ辞しました。


雪面が光っているのは濡れているのではなく、ガラスコーティングの様に
強風が磨き上げているからです。
美しいのですが、私には不気味な美しさに思えました。


伊那前岳へ少し進みましたが、風に身体が煽られ、稜線から浮きそうだったので、
本日はあきらめて戻りました。


宝剣はつい見とれて何度も撮ってしまいます。
でも今の時季、私に行く技量はありません。


さようなら


イォーク、さようなら。


珍しく誰も居ない八丁坂をグリセードを交えながら下りました。


さようなら、木曽駒ケ岳!
また来ます!


千畳敷ホテルの企画、雪中熟成酒「滲」が貯蔵されている場所とのこと、
雪中で保存すると、まろやかな日本酒になるそうです。
4月26日(金)掘り出し予定・・とありますが、さぞ美味しいでしょうね!

2019.2.17(日)
 △木曽駒ケ岳
行程:神戸三田IC=各種高速道路=駒ケ根IC=菅の台バスセンターP=(バス)=しらび平=(駒ケ岳ロープウェイ)=千畳敷ー八丁坂
   ー乗越浄土ー中岳ー△木曽駒ケ岳ー中岳ー八丁坂ー千畳敷=(ロープウェイ)=しらび平=(バス)
   =菅の台バスセンターP=駒ケ根IC=各種高速道路=神戸三田IC
地図:昭文社 山と高原地図『木曽駒・空木岳 中央アルプス』
メンバー:夫・自分
☆先週の連休中、宝剣岳では3名の滑落死亡事故の遭難があったそうです。
明日は我が身と気が引き締まる思いでした。
今般の雪上面は、表面がガラス、内面が柔らかい雪、という
表層雪崩がいつ起きてもおかしくない状況で不気味でした。
尊厳を以て山へ臨むことを実感した山行でした。


菅の台バスセンターへの帰途、バスの前を二度、カモシカが横切りました。
毎度タイミングよく、バスの近くへお出ましになります。
もシカしたら、中央アルプス観光の従業員なのカモしれません。

GPS軌跡(クリックで拡大されます。)



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追記:
登りの八丁坂(はっちょうざか)で、サングラスを拾いました。
ロープウェイ「千畳敷駅」の切符売り場(写真下)の方へ届けました。



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