マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

中之島~老松町へ

2009-10-18 23:57:46 | Weblog

中之島にある大阪ビルディング、ダイビル。
建造されたのは1935年。村野藤吾などの建築家が参加しての大プロジェクトだったが、2010年には取り壊しが決まっている。



窓などもいささか小ぶりであるが、神経の行きとどいた造りが
偲ばれる。



玄関上のファサード、レリーフなど見るべきものが多い。
代替の新築ダイビルができているが、新しいのは味気ない。



こういうものを利用して、外観はそのまんま、中を利便性に富んだものに造り替えられないものか。



見おさめぢゃ!!

ダイビル内部はこちらに。
http://www.geocities.jp/hetgallery/daibiru_photos.html

風が気持ちいい川っぺりを歩きながら、東の方へぶらぶら。

大阪地方裁判所の辺りを北へ折れて、老松通りへ。

時間のある時にしか行かない蕎麦屋がある。




軽く汗をかいたのでビールをいただく。
その日によって山葵の茎のおしたしとか、かえりの干物などが
出るのもたのし。



実は・・・時間がある時というか、一杯飲んでも問題ない時。



ひらめだったかの造り



ずいきととろろだったかな…

蕎麦には酒。うどんに酒は合わぬが蕎麦には酒と
昔から決まっている。

出雲の純米酒、豊の秋をぬる燗で。



辛味大根 おろし蕎麦

ピリピリッと辛いのがよろし。



辛つゆは修業先、翁の高橋邦弘氏譲りのコクのあるもの。
これでなきゃいけない。

もりそば一枚に1000円ほど支払う訳だから、なかなか普段使いの蕎麦屋という訳にゃいかない。内田百風にいうと、普段着の蕎麦は駄蕎麦だから旨いもまずいもない。翁さんは一枚1000円のハレの蕎麦の道を選んだのだから、レベルの高いものを出してもらわねばいけない。



湯葉そば。
かけだしは先々代のお祖父ちゃんが作った味を踏襲。
そこらへんに西天満で70有余年の矜持がある。



近頃、若奥さんの担当で、季節のご飯が始まった。
この日は、かやくごはん・・・上々の味。

今月ミシュランで星一つを獲得した。まずは喜ばしいことだ。
ぶれることなく、いつ行っても旨い蕎麦とゆっくりできる空間で
あってもらいたい。




          なにわ翁    大阪市北区西天満4



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
代替の (こでら)
2009-10-20 22:07:47
うちの会社ってば、その代替ダイビルに入るんだよな。 うちの部署じゃないけど。
返信する
代替ダイビル (管理人)
2009-10-21 00:05:11
大体ダイビル、代替ダイビル…早口言葉にならないか。
利便性や合理性ばかりぢゃ世の中、のどが詰まりそうになりまさぁ。現代建築のガラスだらけの建築にはもう飽きました。
返信する

コメントを投稿