マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

2024年、今年はやるぞ!とりあえずスタンドで一杯

2024-01-10 01:57:38 | 福井
まず元旦早々の能登半島地震。
穴水も能登町も珠洲町も知っている処だけに胸が痛い。
被災されたみなさんには心よりお見舞い申し上げます。
なにとぞご無事で。

さて長らくのご無沙汰でございました。
長々サボっていたくせにシレッと始めるあたりの厚顔さ。
お笑いくださいまし。(誰に言うとんねん)

さて本年もっちこっち丁稚のごとく出没し、音楽や食べ物を
通して、ああでもないこうでもないと小言を言おうと思う所存。
ひとつお付き合いのほどを。

京都の冬の風物詩はなんといっても、この蒸籠の湯気。
むし寿司ですな。大阪ではぬく寿司なんて言い方も。
小丼に入ったちらし寿司を蒸すと暖かく、酢もマイルドになる。
冬のキビシイ京都では生活の知恵だったのかもしれません。




ですが、そこには入らず、馴染みの寺町スタンドへ。
昭和2年創業で、初代は浅草の神谷バーに憧れ、あんな店に
したいとこの和洋折衷の大衆店を始めたそうな。




まずは日本酒をいただくとする。
京都伏見の月桂冠。
ナショナルメーカーだが、この際文句はない。



さて何をつまみに始めるか…和洋中そろうが、
ここは洋食メニューから行くか



自家製コロッケ。
たっぷりのスパサラが付くのも
顔には出さぬがうれしかったりする。
そして・・・



たっぷりしたオムレツはアタシの定番でもある
中はトロリと半熟でないとつまらない。

さて本日できますものがこちら・・・
この無骨なホワイトボードもよかろ



この和洋折衷がたまらんわけです
京都らしくすぐきなんてのもあり

で、何人かでシェアするのに持ってこいなのが
揚げそば。ウスターと芥子は是非もの
一人でも食えるけど、そうすっと酒が不味くなる



街はどんどん変わるけど、京極スタンドよ永遠なれ


そうして京都を代表する老舗バー
寺町サンボアへ



この後、閉店して呑み助どもをがっかりさせることになる



だが、寺町を北へ上がった姉小路あたりで復活しているそうな
建物が老朽化したから移転だったようである
あるべき店が消えたりすると、ほんとにドキドキする。
まずはよかった・・・

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令和3年こそたのむぞ!さらばコロナの時代

2021-01-15 13:17:19 | 福井
  
 大晦日の日の入り―——


    

 そして、元日———

 いつのもように暮れて、日が昇るだけだが、そこに死と再生を
 見るのが日本人。
 去年はつまらない歳だったが今年は違うぞ、と生き直しが
 出来るのが日本の社会だった気がする。


   


 こんな時代だから、この日を迎えられたというのはやはり嬉しい。

 今年は初めて出来合いのお節料理というのを買ってみた。


  

 語弊がある、今までだって錦市場でいろいろ買って詰めたり
 してみたけれど。完成品は初めてってことで。
 いろいろとカタが付いたというのもあり。
 三条の茶懐石 辻留のお重。 お重にしちゃ小さいけども。
 二人前なのでこれで十分ぢゃないかと。


  

 なんのかんのと、入っているけれども。
 酒肴セットのようなものを買ってしまい、定番のカズノコも、
 ナマス、ゴマメ、黒豆、筑前煮、棒だら、きんとんもなし。


  


 お雑煮は腹にこたえそうで、餅抜きでいただく。
 いつもならは奈良風に、白味噌ぞうにから餅を出して、

 きな粉つけて喰うも、今年はパスする。 
 今の若いのはホントに餅を喰わないらしい。

 

  

 家人の実家の迎春風景。
 頭の上に鏡餅の三方をいただかせ、
 「せんまいせんまい、またせんまい…」と唱えるのである。
 こんな土俗的風習、これまで他で聞いたことないと
 フェイスブックでつぶやいたら、なかなかの反響だった。
 大和地方では残っている地域もあるようだ。


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美味そうな気配の方へ、敦賀の夜

2019-02-08 02:50:33 | 福井

 
 敦賀まで来たら日本海の魚が喰いたい。

 今なら蟹、写真のリアルタイム時はカニのシーズン直前。

 それでも「日本海さかな街」という場所へ行くとカニだらけで、一体どこのカニやら。

 売らんかな圧力が強すぎて、ああいう場所はほとほと疲れてしまう。



 さて夜の帳が下りると、ひとの姿がめっきりと減る。

 飲み屋街はこれから始まる時間帯といえど、まあ商店の閉まるのが早いこと。



 


  
 商店が早じまいするから客がいなくなるのか、客がいないから早じまいするのか。



    


 
 よさそうな店もあるも、店に入るだけの決め手に欠ける。



    


 70年代的ひびきのコンパにもそそられるが、

 元祖焼きそば…なんだろう?


 


 閑散とした中に真っ赤な提灯とテント、「赤天」は地元で有名な屋台ラーメン。


 さて本町を中心に歩き回った中、地元の2組が入っていったので、つられて入ることに。

 お食事処とフツーに書かれては、なかなか想像しにくい。



    


 
 入ると、びっくりするほど混み合っていた。

 地元のサラリーマンが多いように思えた。

 ビールから始めるかな・・・。


    


 
  刺身盛り合わせ


    


  ばい貝の煮付け

 

    


  タイのあら炊き 

 

    

 

   日本海つながりということで、富山産、白海老のかき揚げ。

 

    

  
  これを行っておかねば、焼きへしこ。 サバのぬか漬け。

  こうなると、日本酒。

 

    


 
  豆腐の辛鍋。



    



  観光客目当てではない良さがあります。

    

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カツ丼だけぢゃない、敦賀

2019-02-04 18:00:53 | 福井

 敦賀行きのテーマはカツ丼を喰うことにあったが、それだけではいかにも勿体ない。

 JR敦賀駅前はこんな具合に美しく変貌を遂げていた・・・2014年あたりから。

 地元の人にとっては悲願かもわからないが、こんなカッコよくなった敦賀て、どないやねん。

  

 

 近畿と北陸をつなぐ嶺南地方の主要駅なのだが、そないに近代建築みたいにしてしもて、
 ええのかな。

 面白味に欠けやせんか。 ちなみに以前の駅舎はこんな感じ。 

 

 

  そりゃバリアフリーだの、使い勝手でいろんな問題があるから建て直しになったのは分かる。

  だが、もうちょい、嶺南地方という、それは日本か?といわれる地の利を逆手にとって、

  時計の針を逆回しにして、昭和な駅にしてしまってもよかったのではないか。

  勝手なことをほざかしてもらうが。

  さらに以前の駅舎。
 


   

                           (昔の写真はお借りいたしました)


 ボンネット型のバスからいうと、昭和30~40年前半というところだろう。

 左手に映っている駅前旅館みたいな建物は、今も健在(次の写真)。

 こういうのが全国津々浦々にあり、こんなところにも旅情を掻き立てられたもんだ。 

 

 


 どうも、次の写真のような、駅前はこれではない気がするのだが。

 デザインが勝ち過ぎて、地元のおばあちゃんなどおいてけぼりではないのか。

 お洒落にモダンに時代を追うばかりが能では無いと思うのだ。今後ますます。



 
 

 まあ、それほどに街づくりというのは一筋縄では行かない。

 我ら一過性の、行き過ぎて行く人間はなんとでも言うのだ。言わしてくれえ。

 駅前旅館だの、喫茶店の並びに、ガラス張りの打ち場がある蕎麦屋発見。

 名を「すずや」と言う。



    


 ひとまず、 福井に来たらば越前そばはいっておかねばいけないだろう。

 越前大野の蕎麦粉。昔、取材に行ったぜぇ~。

 それだけで全量まかなえるのかどうか。

 辛味大根を使った、辛味おろしに。 

 

 

 別添えの搾り汁を入れると、一層辛くなる。

 常温のお酒を一杯。
 
 

 

   つれは温かいとろろそば。

   店主も若く覇気があり、けっこうな具合だった。 

  

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福井のカツ丼喰えるなら何でも白状する…

2019-01-07 23:19:09 | 福井

 
カツ丼が好きだ。それも半熟玉子でとじた「とじ系」をこよなく愛するのだが、

今回はちがう。歴史上、とじより先に存在したといわれるソースカツ丼を喰いに来た。

早稲田界隈で生まれ、発明者がクニへ帰り、そこで食堂を始めた。

それが、福井にあるヨーロッパ軒といわれる有名店。

そこからのれん分けで、昭和14年に「敦賀ヨーロッパ軒」が出来た。


敦賀駅前の喫茶店で地元衆にリサーチしたところ、4店舗あるが店で全然ちがうと言う。

ぶっちゃけると本店はダメだといわれ、原型の丼スタイルを守る店というので、

岡山店か中央店を推奨された。めしの炊き方も違うのだという。 

よし、その進言に乗ろうぢゃないの・・・と、岡山店へ。


    



敦賀から西へと移動した、あんまり観光客は来なさそうな場所にある。

一見ファミリーレストランっぽい普請。お城のような本店といい、店舗のセンスはない。

自販機の処に座り込んでる男が、右端の自転車で旅行中の人。



   
 


自転車で日本一周もいいが、近ごろ非常にイメージが悪い。

富田林署から脱走して、自転車旅行に化けて捕まった野郎がいたので。

この自転車の持ち主に聞いたらば、やはりあちこちで怪しまれるんだと。



   



 ちゃんと怪しくないと書いてある(笑)。

 まぁ、これが旅先での話の糸口になるのだという。

 黙々と自転車旅行すればいいのに、人と交わりたいのか…よくわからんな。 


      



 開店してすぐだったので待ち客はいなかった。

 しかし…こんなに地元の人が来るのかというほど、続々に車が乗り付ける。

 しかも、平日なのに…。


      


 右席、年老いた母と、中年息子のカップルがいたが、すごい盛りのカツ丼をわしわし喰っている。

 ちっこいバアサンがだよ。すげぇなこの辺の年寄は…肉体労働でもしてるのか。



    


 とにかく、ベーシックなカツ丼をたのむことにした。


             


 来たのがコレだ。 ビジュアルは強力だ。 

 フタはフタの意味を成さない。


            



 大きなカツが3枚。 油っぽさを感じさせない、ヒレに近いトンカツ。 

 ソースにトプンと浸けて、丼めしに載せてある。 。


            



 カツを載せてあるだけでなく、ちゃんと下のごはんにソースがかけてある。

 つゆだくではないが、しっかりとごはんに滲みているのが嬉しいところ。 

 わき目もふらず、一心不乱にカツを齧り、めしを頬張る。

 何を書いわんや、の美味さ。



     

 

 ソースだって、そんじょそこらの市販されているウスターとは訳が違う。

 

            


 
 僅かにスパイスを感じさせるが、あっさりとした醤油に近いウスターソース。

 食べ進むうちにソースが飛んでしまうので、何度かソースをかけ回した。

 考えりゃ、まぁまぁの量を飲んだことになる・・・。



            


 ツレがたのんだのは、こちらの海老丼。 開いてあるのでこの形状。

 いずれも¥800だった。

 安くはないが、高くもなかろう。

 福井県人のソウルフードをしかといただいた。



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