マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

噫、白玉の歯にしみ通る春の鮪丼

2013-03-30 02:31:00 | 

悪口なんぞは書きたくもないし、相手は反論のしようもないのだから、
まぁ可哀想ではある。しかし、天下の大道で看板上げて商売するということは
その商品に対して、文句の一つも受けようという覚悟なくしてできるものではない。

美味いの不味いのと、四の五の言うつもりはない。だが愛情の欠片も感じられないと
いうことならば、ちょっと待ってくれと言いたい。

梅田某所にある、まぐろ専門店「〇〇〇」。
昼時に出かけたのであるが、すでに注文した第一候補、第二候補、
ともに売り切れだと女性店員にいわれた。 まずはその口のきき方がなっていない。

しょうがないから三番目の候補にした。
他の魚は食う気はないし、サーモンは嫌いだ。
マグロであるのはブツ切りしかなかった。
そもそも、あんまり好きではないが仕方がない。





ほどなく出てきた、まぐろブツ切り丼。

ん? まぐろの中はまだ冷たいではないか。 軽いシャーベット状。

それが温いご飯の上に乗っかってるだけだから、

運んでくるぐらいの時間で解凍などしない。

まぐろは出す直前にブツ切りにされ、醤油ベースでさっと和えられているのだが、

醤油も少ないし、ご飯にはタレも沁みていない。即席醤油づけならまだしも。

まぐろソルベとぬるいご飯。これ合うか・・・?

食べるだけで、心が寒々として来た。



海苔も味付け海苔が手荒く乗っているだけで、

きちんと散らしてあるわけではない。

海苔が浮いてる?みたいな吸い物も大いにギモン。


これで900円近くとるのだから、もっと気を張ってもらいたい。

客が来てるからと思って気を許してると、リピーターがいないことに気づくだろう。

誰一人、「ああ、美味かった」と言って立つ者はいなかったように見えた。

バイトだからなんだか言い訳にもならないが、丁寧な仕事、丁寧な接客、

そしてお客に出す温度帯…これによって、いくらでも客を寒々とすることができる。

ツレとも会話がまぁ弾まないこと。

ご馳走さん、有難うも、言わずに無言で出た。

もちろん一日気分が悪かった。

どうしてくれる。


ジャンボリーで逢いませう

2013-03-24 00:44:48 | カントリー




手前の楽器ごぞんじですか?

さよう、スチールギター。中でもペダルスチールギターってぇシロモノ。

とっても難しくて、弦楽器って一つ弾けたらある程度、他の楽器も応用できるので、

他のメンバーの楽器も触ったりするのだけど、こればっかりは難しくてちんぷんかんぷん

なので触りもいたしません。重いわ、難しいわ、難儀な楽器です。

でもピタッとはまると、こんな気持ちのいい楽器はありません。

元々はハワイアンから来た楽器だけど、カントリー系のサウンドに使われるようになって

今では花形楽器になってます。


そんな我々、マーベラス桜井とHot Fiddle Band も出演する

Fortworth Jamboree が4月14日、西宮であります。




カントリー、ブルーグラス、ロカビリー…いろいろありますが、

頑固、頑迷にウエスタンスイングひと筋に臨むのは、我々HFBだけ。


チケットは売るほどあるんですよ~~。

どうぞよろしくお願いしますね。



可愛いあの娘と踊った場所は今ぢゃ場末の撞球場

2013-03-23 10:10:03 | 音楽




あがた森魚さんがデビューしたのは40年前。

「赤色エレジー」は林静一の劇画伴い、貧しくせつない男女の暮らしを歌い

あの時代を映し出す一曲だった。





その後、ノスタルジーで耽美的な歌詞を描き、

はちみつぱいの連中と作った「噫、無情」。

同志社の映研の連中と、京都の狭い下宿屋で8㎜映画を撮ってた頃、

あのすえた畳の匂いが蘇ってくる。

あれから30年以上たつのだから、たじろぐしかない。

40年記念アルバムは、「女と男のいる舗道」。

60年代、彼が見た映画群が下敷きになっている。 やっぱり映画。







緑魔子   かつて歌った昭和柔侠伝の唄も、彼女とのデュエットだった。

ボクも大好きな女優さん




大阪堀江・フィドル倶楽部でのライブ

ソールドアウトだったが、キャンセルが出たといわれて行ってみた。

若い人で満杯。どこで知ったのかな。

冒頭、客席の照明を少し点けるように言った。

「顔が見えると緊張するんだけど、暗いとさびしがり屋だからさ…」






バックは山村誠一(per)、水田十夢(Bs)、かんのようこ(Aco)ら大阪のミュージシャン。

彼らを率いて、ライクーダーかダンヒックスのような!






歌詞は独特な、あがた世界が繰り広げられる。

5年前に客がガラガラのライブをやり、客との距離の近さを発見した。

本当はそっちの方がいいと言いながらも、満杯のオーディエンスをすごく喜んでいた。

そりゃそうだろうね。

あがた森魚 65 歳。







ミュージシャンとして、ソングライターとしても

最後の直線コースにさしかかっているという、あがたさん。

この10年を懸命に歌い続けるつもりなのだろう。

表題の歌、「大寒町」は沁みた。

いつの間にかこっちも口ずさんでいた。

 


カツカレー卵入りには注意すべし

2013-03-21 00:47:21 | Weblog

無性にカツカレーが食いたい時ってのがある。

カレーライスだけでもだめ、とんかつ定食でもだめ、カツカレーでなきゃ。

大阪カレーを代表するインデアンにカツカレーがないのは何でだろう。

茫日、日本橋界隈を歩いていたので、セパレートタイプのカツ丼の有名店「こけし」へ。





     (この外観写真のみ「ひぐまのごはん」さんよりお借りしました)



カツ丼も旨いが、ここのカレーのファンも多い。 

ボクもここのカレーソースの感じはかなりポイントが高い。

この色の濃さがいいのだ。

よ~し、とんかつカレー玉子入りをたのんだ。








出てきた瞬間  しまった…!と声に出そうになる。


こういうことだったのか。


まったくちがうルックスをイメージしていた。 


こ、こ、これはハッキリ言って、合わない。


いや、合わないではなく、怖い。 カツの上で20世紀少年のマークみたいな、


一つ目が睨んでるんだぜぇ! オムレツカレーならよかったが、そんなもんないわい。


慌てて玉子を潰して混ぜると、そこだけ玉子かけごはんみたいになり、







カレーと一体化すべきものが、なんだか別物みたいになってしまった。

まいった…この状況はまったく想定外だった。

カレーソースに卵を落としたくないというのは、このソースがこれで完成されているから

混ぜものはしたくない…の表れなのだろう。

だからご飯に卵を落としてきた。






けど私思うに、生卵とカツは合わない。

カツには火の通った卵がいい。 カツ丼で目にするところのせめて半熟加減。

そこのベストマッチを発見してもらえると、ビジネスチャンスにつながるんだがな。

知らんけど。

でもね、食ったぞ。一粒残さず。相変わらずカレーソースはいい味だ。

たくわんの追加サービスもあるけど、そないに白飯が残るわけではない。







独特の組み合わせ表があるのだが、

ルー大盛りはできるのだろうか。

これ以上かけると、あふれる懸念はあるが。




梅田の地下でワインもいいぞ

2013-03-07 22:26:07 | Weblog

梅田の地下センターの広さは日本一の規模といわれている。
その梅田地下の中核を成すホワイティうめだ。

ここ最近、飲ませる店が増えている。
ここはその中でも、ワインを中心にすえた若い子向きの一軒。

カーブ・ダ・マンジェ「ルージュ・エ・ブラン(コウハク)」。
値段もなるほど手軽な価格帯。アテ系もなかなかである。





シャンパンで乾杯!
タルラン・トラデイッション・ブリュット

ワインに合うおでんがあるのが面白い。





大根 ポルチーニソース

木の子のソースが秀逸。これで1個140円。





クネル オマールエビとトマトのソース

歯なんていらない柔らかさ。





めちゃうまのフォアグラの茶碗蒸し  ポルチーニ茸も入る。





フォアグラステーキ





インカのめざめ アイオリソース






シャルドネを一杯。 アルゼンチンもやるやる…。





プピーユ  メルローを一杯。  もうゴキゲンさん。






鴨のロースト  ジャポネーゼソース 水菜







国産牛フィレステーキ パリソース  120g 880円はなかなかのガツンぶり





キッチンを預かるのは二人のシニアソムリエ。

料理のメニューもお酒も彼らがセレクトしたという。
手前から地井さんと山木さん。かつては公邸料理人として腕を磨いた。





シメの部門から、サーモンとグレープフルーツのクリームソースパスタ 780円
柑橘の酸味がいいね!




ココナッツカレー エスニック風   辛くて甘いのが仕上げにいいね。






おお、アルマニャックまであるのがいいね。
なかなかここで食後酒までは行かないだろうけど。
ワインは350円から。ボトルは1500円からある。
昼間っからやれて、それなら1200円になる。
ああ、昼間っから長っ尻で酔っぱらってみたいなぁ。