マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

しっぽくとのっぺい

2015-03-22 02:24:13 | 

フェイスブックとやらが世の中を席巻してから、ブログ離れが起きてる気がする。

しかしね…よく考えよう。 あちらは表の公道。 フリチンでは歩けない。

こっちは私道みたいなもの。 不法占拠かもしれないけど、わがもの顔で歩ける路地。

おのずと性格が違う。








それに、ポジティブなことしか書かないというのが気色悪い。

俺なんか、そんな自慢したいことなんかないね。

それよかボヤキたいことの方が多かりき。









心底【イイネ!】なんて思ってないのに、【イイネ!】を押すのなんか愚の骨頂。

付き合いで押したりして…いやさ、なんか疲れるんだよね。

知らず知らずのうちに大向こうのウケを狙ってる自分がいたりして、

いやんなるね。 自己嫌悪。



てなことで、ワシはやっぱりこっちの路地の吹き溜まりが好きなのである。

屁~吸うブックもいいけれど、も少しこっちを大事にして行きたいと、

常々考えていたのでありまする。



祇園「権兵衛」のしっぽくうどん、それをあんでとじておろし生姜を乗せた、のっぺい。

どうよ?え? 変わらないことっていうことは、いまの時代、案外難しいことなのだ。







米朝師匠 お立ち~

2015-03-19 22:56:14 | 芸能

私ごときが書くより、もっと適当な人が方々に書かれるだろう。
本日なくなった、桂米朝師匠、享年89歳。


藤本義一先輩を偲ぶ会で、ご本人の代わりに来てらした息子の米團治さんが
「人が死んでもそないに嘆き悲しむ人ではなかった。
たぶん、この世の続きにあの世があると思ってるふしがある」
と、言っていた。


なので、ご本人死んだつもりはないのかもしれない。


なんやったら高座に上がれないようになってからは、
もう半分死んでるみたいに思ってはったかもしれない。



       




一度だけ武庫之荘のお宅にお邪魔させていただいた。
昨年亡くなった奥さん手製の松茸のおにぎりをよばれた気がする。


勉強家ですべての芸能に通じているような博覧強記。
それだけに実際のところ周りはどこまで付いて来れたか、
多くの弟子に囲まれながらも、誰もついてこれる境地にはおられず、
心の中は孤高だったかもしれない。


我といふ人の心はただひとり、我より他に知る人はなし (谷崎潤一郎)
分かる奴には一言いってもわかる。分からぬ奴にはどう言ったってわからぬ (北大路魯山人)

どうやら名人上手とは、そういうものなのかもしれない。


こうなれば、あっちの世界で、師匠の正岡容や
先に逝った兄弟弟子の小沢昭一らと一杯やって芸談でもしていただきたい。


お疲れさまでした。




鎮魂・4年の歳月

2015-03-11 16:44:05 | Weblog

あれから4年になりました。
今日は鎮魂の気持ちです。





あの日、大阪なんばで打合せ中でした。
トイレに立った時、頭がふらっと来たのは
余りに話が濃かったからだと思いました。


その後、仙台に単身赴任中の兄から
無事だが恐ろしい、宮城7…とメールが入り、
宮城ナナって下手なAV女優のようやなと、
こっちは阪神淡路大震災を経験してるんや、とタカをくくっていたら、
青くなり息をのむ惨状が次々に明らかになって行きました。
一瞬でもよからぬことを考えた自分を恥じました。

ついでにテニスの宮城ナナ選手にも失礼しました。

 想像を絶する自然の力の前に、人間はどうすることもできません。
亡くなった方々、お身内を亡くした方々になんと言っていいのやら。








すぐにも飛んで行きたかったけれど、阪神淡路の時の神戸のようにはいきませんでした。

津波の猛威だけではなかった。

福島第二原発の放射能漏れが明らかになり、未曾有の大惨事は人災の側面が。

中継の映像で建屋が爆発するシーンを見て、こらアカン…と思いました。



その後の東電の不手際はいまだに続いています。

そんなもの一企業に押し付けてどうするか。

首相はもっと矢面に立って、解決に奔走しなければならなかった。



メルケル独首相のように原発から完全撤退が正しいと信じます。

まだ、なんとかごまかしてでも続けようとする政府財界の判断は国民のことを

ないがしろにしているとしか思えません。いや、この国、国民の方を見たことなど一度でもありましたか。

まずは事故の総括をすべて明らかにすべきで、拙速に原発再開などすべきではないです。










偉そうに言ってもみちのくは関西から遠い。

友人がパンツを運ぶというのに賛同して周囲に呼び掛けて

二度ほど物資を届けてもらったこと以外、募金ぐらいで現地に行けておりません。

これがずっとうしろめたさにつながっております。


ただ、心は一緒だと言いたい。

4年もたって復興住宅をまだ1割にも満たないとか、政府自民党はまさか斬り捨てるつもりではないでしょうね

復興助成金を地方自治体に移管するとか、仮設住宅を終わらせるとか、

被災者をなんだと思っているのかという報道が聞こえてくるばかり。

東北は怒るべきです。怒らずにずっと来たのでしょうけど、黙っていてはいいようにされるのみ。

いざという時にゃ、槍でも棒でも持って加勢に駆け付けるつもりです。


気持ちを新たにします。人間が制御できぬ原発など導入すべきではないということを。

あらためて東北の2万にもなる御魂のご冥福をお祈りするばかりです。

(※画像、お借りしました。謹んで御礼申し上げます)