マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

この夏は、どぼづけジジイ

2015-07-02 13:46:10 | 京都 八条烏丸

一度はやってみたいと思っていた、ぬか漬け。

京都五條の川勝総本家で教えてくれる機会あり、行って来た。


     
    



京都でぬか漬けのことを、どぼづけ。 どぼっと漬け込むからか?

昔はどこの家でもやってたから、漬け物屋の商売にはならんかったらしい。

25年ぐらい前から、「そういえば最近、ぬか味噌の匂いしない」ということから

売るようになったとのこと。 たしかにそうだな。







作家、半藤利一の家には夏目漱石が食ってたぬか床が伝わるとか。

つい先日行った、ミナミの天ぷら屋でも祖母から伝わる100年のぬか床の

漬物を食い、感銘を受けた。 もちろんぬかや塩を継ぎ足しだろうが、棲む菌がちがうだろうな。







煎りぬかと塩水を混ぜて、練り込んだものに、出し昆布、タカノツメなどが入る。

そこに白菜、キュウリ、ナス、大根を漬ける。

問題は保管。 乳酸発酵させなければ意味がないので冷蔵庫に入れてはいけない。

呼吸させるために、ガーゼの蓋をして、毎日天地がえしを心がける。







ぬか漬けにすると野菜の栄養素が5~10倍になるとこのこと。

R1やラブレ菌など、ぬか漬けには乳酸菌が3~40種類あり、

抗ガン作用もあるという。







ちょっとだけ手のかかるペットを飼った気分。

でもそのペットは飼い主の健康に役立つというのだからね。

ぬかって意外に脂分があるので、手がスベスベになる気がする…。

ただ、夏場は朝漬けたら夕方にはできあがるなど、クリーニング屋ぐらいの早さ。

どんどん消費しなければ、追いつかない。







少々出来損ないでも、カワイイもんである。

なにより自家製なので安心できるというのがいい。

塩分とり過ぎには気を使わねばと思うが、おかげで腸の働きも快調の様子。

心配のタネは、メシを食い過ぎてしまうことにある。


コメント
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