マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

2022年 明けました!今年こそは~ワナワナ…

2022-01-01 23:52:40 | 大阪 高槻市
2022年も明けました
明けない夜はないのだ! 本年もどうかお願いします




この二年ほど、コロナでこてんこてんにやられて、
今年は大逆転の年になれるのだろうか

それはさておき、おせち料理である


  


去年は大ふんぱつして、京都の懐石料理の名店のを買ってみたが、
そう感動するものでもなかったので、今年は地元の上等居酒屋のもの。一段だがほぼ二重になっていて60種類の酒肴がたのしめる。
食べた感想・・・はっきり、近所ので十分!


 

 
 おぞうにや黒豆は手作り。お雑煮と漢字で書くと安っぽい。
 わたしの実家はずっとすましだったが、家人が大阪なので
 白味噌。白味噌ってのがうんと高いのである。
 そして、これは味噌をケチっては美味しくならない。
 煮立ててもいっぺんに味が損なわれる。

 


 注目いただきたいのは、添えられたきな粉である。
 安倍川もちにするあの砂糖きな粉だ。
 家人の両親は奈良の出身なので、こういう食べ方をする。
 白味噌ぞうにの中の餅を汁から取り出して、きな粉をつけて食す。





つまり、こういうことなのだ。白味噌味+きな粉は非日常の味。
実にぜいたくな味の二重奏を楽しむわけだ。
真似して食べてみると、なるほど、クセになる旨さがあるのだ。

この味…京都今宮神社参道のあぶり餅にソックリなのだ。
あれは京都最古の菓子といわれていて千年の歴史がある。
すなわち、平安京以前の大和政権時代の遺物がそのまんま京都に伝わったと考えられないだろうか。あぶり餅=奈良発祥説。
だれもそんなこと唱えるヤツはいないが、奈良県民はこの食べ方が
妙に好きなのだ。

もう一つ、家人の実家に伝わる実にフシギな風習がある。
正月、家長は鏡餅の載った三宝を家族一人一人の頭に載せて、その時
「センマイ、センマイ、またセンマイ…」と唱えるのである。

 


意味をきけば「わからない」と言う。理解せずやみくもにやっているというのがおかしいが、義父亡き後、長男である義弟の家で続いているのだ。大方、千年も万年も豊かに続きますようにということか。

義父は三輪山の麓、奈良県桜井市出雲の出身だが、その界隈の友人に尋ねると、センマイ…は『千枚』と書くのだそうで、郷土史の中に書かれているそうだ。まだその記事を目にしていないが、もし「センマイ…」やってる家の人がいたら、ぜひコチラまで教えてください。

島根県の出雲族とのかかわりも言われる地域だけに、かなりさかのぼることができる習俗(食文化?)なのではないだろうか。


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四度目の緊急事態宣言 解除によせて

2021-10-06 00:38:14 | 大阪 高槻市
緊急事態宣言が解除となり、やっとこさ飲食店に灯がともった。
ただ若い奴みたいに焦って押し寄せてカンパ~イなどとはせぬ。
右見て左見て、もう一回右見てから行こうと思う。

この店はご近所優良店。
この緊急事態が告示される前に滑り込んだ。
この「いし川」を教えてくれたのはサントリー山崎蒸留所の連中。






 ただ和食っぽいものは、あんまり近所にあるとその気にならない。
 家帰っておまんま喰えばいいって話になる。
 阪急高槻市の方から、JRの北の方へ移転して幾星霜。
 ようやく、最近になって行くようになった。






 呑み助たちが推薦するだけあって、飲ませる肴がいろいろある。
 メニューの品数は80ぐらいはあっただろうか。






 解除して数日ではまだお客は帰ってこないだろう。
 それぐらい休業要請が長すぎた。ウイズ・コロナの暮らし方も
 下手すりゃ、飲み方食べ方も変わってしまっている。






 どのくらいたったら、日常の生活に戻ることができるのだろう。





 秋から冬にかけて、また第六波が来るともいわれている。
 六波と聞くと、古川ロッパを思い出して仕方がない。
 あの喜劇俳優も、食いしん坊ということでは人後に落ちなかった。






 シメには穴子寿司・鯖寿司がこちらの名物。





 気取りのない店構えからいっても決して敷居の高い店ではない。
 家族でもいいけど、ちょっと客人をもてなすなどにも使える。






 お店も、俺たち客側も。なんとか生き延びよう。
 きっと、楽しい日々がまたやってくるに決まってます。



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高槻最古の立ちのみで熱燗しかない!

2021-02-09 13:47:13 | 大阪 高槻市
 
 ひゃぁ~寒い、寒い…。フトコロも寒いが、身体も冷える。
 こいつは何処かへ飛び込んで、熱いものを流し込まねば。
 ってことで、二三見てはフラれ、とうとう駅前まで来た。
 高槻最古の立ち飲み、創業56年の「盤石(ばんじゃく)」。

               


 熱燗と湯豆腐もらう。大阪居酒屋の酒肴の定番、湯どうふ。
 熱いだしをふーふー言いながら食べ、熱い酒を飲むと、
 じわじわじわと温まって、生き返る。これじゃわい。
 もう一品ぐらい…新物、カマスゴをもらった。これも関西らしい。


  


  カマスゴは特に懐かしい。安いのもあるが、祖母が火鉢で炙り、
  ちょいと焦げたのを、二杯酢にジュッと浸けてたのを思い出す。
  ここのは油でジャ~ッと揚げてポン酢。

  久々に入ってみようと思ったのは、豊中の友人から
 「こんな店知ってる?」って言うてきたから。
  孤独のグルメの作者、久住さんが来たみたいで。


  


  


  いっぺん確かめに行ってやろうと思ってたのもある。
  3人ぐらいで来たが誰かもわからず、客が雑誌に載ったのを
  教えてくれた。単行本になって出版社から初めて連絡あったとのこと。

  焼酎お湯割りに切り替えて、もう一つぐらい、おやつを。


  


  他人の注文を見るともなく見て、次の注文を迷うのもまた楽し。
  ポテトサラダのコロッケにする。
  なんでこうも揚げ物が好きなんだろう、と我ながら思う。


  


  タルタルソースが付いてきて、揚げ立てばかうま。
  久住氏、気に入りのかす汁は次の機会とす。


  

  よく混み合ってるが、感染予防はされている。
  こんなコアな店だが、客11人中、女性5人というバランス。
  国会議員もこれぐらいならいいのに。

   


  こども見回りっていうても、酔っ払いぢゃたよんないなぁ。
 
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