マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

続~個人的に神戸の豚まんを見直す!

2018-10-12 23:37:44 | 神戸


 元町駅前の「四興楼」は、南京町育ちのLさんのお気に入り。

 三宮町の「三宮一貫楼」はカメラマンのKさんのお気に入りと来る。

 

    

 

  兵庫の荒田町にあった和洋中の食堂から始まったという「三宮一貫楼」。

  華僑系の経営者が多い中、ここは少数派の日本人経営者。 

 

    

 

  あなたは何をつける? よく見たら相田みつをのパロディになっている。

  ここは店先の立ち食いが出来るのがうれしい。 

 

    

 
  ハンバーガー並にケチャップ・辛子のように3種の調味料。

  途中の味変だって可能に。
 


    


 
 ここのはひと際大きめ。 551蓬莱に影響されたというが、

 蓬莱よりも玉ネギを効かせて、甘口になっている。 たしかにお菓子っぽい。
 


    



 具がぎっしり、生地の部分が薄い。

 これはもう、腹ペコにはたまらない…

 

    

 

  が、こちとら、腹パンパン。

  しかし、1個すっと食べられた。

 三者三様のサミット御三家。

 豚まんで神戸を元気にし続けてもらいたいと、ただ祈るばかりなりけり。 

 


個人的に神戸の豚まんを見直す!

2018-10-12 22:11:27 | 神戸

 

大阪は「蓬莱」「二見」なんのかんの申しても、やっぱり「551蓬莱」の独り勝ち否めません。

あそこまで利用しやすくて、あらためてよく出来ています。

では、関西の中華の本場神戸の豚まんはどんなものなのでしょう。

先に新開地「春陽軒」は登場いたしました。

南京町界隈を探ってみることにしました。





 

 神戸の人間に聞くと、自分のひいきの豚まんがあるのに驚きます。

 中でも途切れることのない行列店、ご存知、元町「老祥記」。

 創業大正4年(1915)。南京町市場と言ってた時代から、陽の当らない雑然とした路地で

 営業していた中華まんじゅう。初代曹松琪さんが天津包子を豚饅頭と名付けて売り出した。



     

 

  店は立派になり、この正面には別館である「曹家包子館」があり、

  ここでも豚まんは買えるのだが、人が人を呼ぶのか本店ばかりが行列。

 

      

 
 
 持ち帰りもいいけど、やっぱりここで蒸し立ての豚まんにパクつくのが一番。

 予約は受けてない。一度2000個のオーダーあり。後ろのお客さんを待たせて

 取りかかったがエライ目にあったので、それからは内規で1000個までとなった。

 それでも40分ほどはかかるそう。


     
      



 狭い厨房の中、全員で包みに取りかかっている。

 全員野球、全員豚まん。



      



 日本の豚まんは戦後、飢えた国民に腹いっぱい喰わせたいということで巨大化したが、

 元の包子はこれぐらいの大きさ。 



     



 どんな食べ方も自由だが、店的にはまず、そのまま食べてもらいたいという。

 しっかりあんまで醤油で味付けがされている。 

 その後は酢醤油でいったり、辛子とソースでいったり。

 皮に染み出すほどジューシー。

 

      


     
 南京町を出て、元町の南駅前に面した「四興楼」。

 地元にはここのファンも多い。

 若干、薄汚れた…多少くたびれた外見だが、ピカピカよりは期待が持てるというもの。



     

 

 ここは豚まん専門店ではなく、いろいろ取り揃えている。

 洋食まであるのがうれしい。飾らない浮かしながらの大衆食堂のノリ。



   

 

     
 11月11日は豚まんの日。 豚の鼻の見たてなのか。

 南京町では毎年、豚まんサミットが行われる。

 四興楼、老祥記、それに三宮一貫楼が一度に会する。


 

     


 来たよ、豚まん。 オーダーは2個からなので2個としたが、

 なかなか大き目である。 喉が渇いてビールなどたのんだのが敗因。


     



  あんが少しミディアムレアっぽいので、一番肉々しい感じ。   

      

     



 ちゃんと、へぎでできた座布団がくっついているのがいいでしょう? 

       


桃山だった桃谷で、安定感抜群の洋食ポッケ

2018-10-10 15:51:23 | 大阪 鶴橋桃谷

 全国4千万の洋食ファンの皆さま、こんにちは!

 単品メニューはもちろんですが、この美味集合体のなんたる破壊力よ! 



  

 

 大阪環状線の桃谷駅は桃の名所でした。

 今、谷町筋の乗っかる上町台地の西側斜面には、桃の花が咲き乱れていたらしく、

 当初、桃山という駅名だったが、京都の桃山に気を遣って、「桃谷」となったんだそうです。

 ベタな駅なんですけどね、最近再開発され、北側へと延びて商業施設ができた。






 
 桃谷といえば女子校のプール学院ですね。

 八千草薫、三ツ矢歌子…このお二人が出たというだけで、その美女偏差値の高さお分かりでしょう。

 今はさあどんな塩梅だかわかりませんが。
 
 スタバも入った駅に馴染めない中高年の住民が多いのはありあり。






 

 トイレにはこんなサービスあり。

 な、なんだかなぁ・・・。



    



 駅前から西へと延びる桃谷商店街は少し坂になっています。

 上町台地を背に、西の河内湖へ向いて、昔から坂になっていた名残りでしょう。

 商店街を抜ければ、疎開道路。


  



 その辺りに旧平野川が流れ、そこに掛かっていたのが、「つるのはし」。

 日本書紀に「仁徳天皇、猪甘津に橋をかける。その名を小橋と名付く」と出てきて、

 それが猪飼野のつるのはし…鶴橋のいわれ。

 商店街を戻り、途中を北へ。旧猫間川沿いにあるのが、今回の「グリル・ポッケ」。




   

 

 かなりの久しぶり、勘定すれば9年ぶりでした。  

 メニューには桃谷のいわれもちゃんと書いてありますね。

  

     



  地元人気の高い、ポッケ。 昼のメニューがこちら。

 

  



  こちら、夜のメニュー。



  


 

  夜はお造りがあったり、間口の広い、いろんな使い方が出来る店。

  今回はNHK文化センターの講座で、参加者の皆さんを案内しました。
    

 

       



 冷たいスープが付いて、こんな具合のワンディッシュ。


       



 手前は小型の和牛ガーリックステーキ。

 有頭海老のフライがど~んと存在感。

 料理だけで¥3000

 デザートのババロアとコーヒーも付きました。

 たまらずビールもたのみました。 もちろん、酔うほどは飲みません。



       



 下見に行った際のAランチ。

 盛合せの楽しさは、少しずついろんな味が混じり合って渾然一体となるところにある。

 ゴンチチのゴンザレス三上氏が以前語ってくれて、膝を打ちました。


         


 洋食とはご飯に合わねばいけないと考えます。 味噌汁がつくのもいいですね。

 美味しさと楽しさ、それに圧倒的な安定感、安心感。

 この辺が洋食の大いなる魅力だと思います。

 桃谷方面に行かれる際には、いかがでしょうか。