マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

昭和の薫りの残る商店街

2008-03-31 01:12:39 | 

商店街は自転車を押して歩きましょう…なんてお構いなし。
そこが大阪らしくもある。何回もブレーキの音にせき立てられるが、
こっちだって歩行者よぉ、ゆったりと歩く。



ここは鶴見橋商店街。国道26号線の入口からから西の津守方面へ
約1キロ続く、大阪で二番目に長い商店街。



なつかしい店が今もある。



旧友を訪ね、界隈で有名なコロッケ屋さんを案内してもらう。
ミナミのビヤバーで「長橋のコロッケ」というメニューがある。



これで舗装道路ぢゃなきゃ、まったくオレらがガキの頃と
変わりゃしない。



店先に中高生がたむろってたから、旨いと判断。
コロッケ1個50円。揚げたてをガブリ…フツウに旨い。

商店街をちょっと裏道に入ると、忘れられたような暮らしが
残っている。一帯の住民の平均年齢はかなりなものだろう。




壁と一体化して朽ち果ててゆく、たばこの自販機。
このマシンもピッカピカの期待の星の時代もあった。





かつて仕事仲間に連れてってもらったお好み焼き屋へ再訪。
かなり美味かった記憶がある。
旧友に話すと、すぐ近くということで案内してもらう。



常連客がひっきりなしに来て、牡蠣豚玉を食べ、水を飲んでいる。
ビールを飲んだが、ほんとはお好み焼きには水が一番合う。

仕事仲間は近所に住み、常連だったが、ある時からピタッと来なくなり、どこかでいい店を見つけたかな…と思っていたのだと、女将。
彼は今、ロスでラーメン屋をしてるんですよと言うと、
「ああ、それでか。やっと胸のつかえがとれた」と言われた。



平べったく柔らかいお好み焼き。ソースは地元のヒシウメ。
懐かしい味。粉もんの美味しい不味いは郷愁ではないのかな。



旧友のセレクトショップ「Second」。この辺にあったなぁと思っていくと
ぬっ…と店の前に立っていた、同級生のK君。
コロッケもお好み焼き「福ちゃん」もおごってくれたから
言うんぢゃないが、たぶん鶴見橋商店街で一番カッコイイ服が
揃っている。だぁな?


しかし・・・長い商店街を歩いて帰らねばならぬ。

   
    西成区 鶴見橋商店街   地下鉄「花園町」下車


同窓会 in オキメシ

2008-03-29 20:09:14 | 

学生時代の同窓会を、扇町の沖縄料理屋「てぃーあんだ」で。
当たり外れの大きい沖縄料理だが、ここはホントに美味しい。
屋号はそのまま手の油をさす。料理名人のおばあの味は、
この手の油で決まるのだ、とそんな使い方がされる。
韓国でもこれに似た言葉があった。(けど忘れた)

前菜の盛り合わせ。


ここの女将は自分のおばあの味を見よう見まねで再現して、
今も手間隙かかった料理をこしらえて出してくれる。
二階席は大阪へ来るミュージシャンの二次会などでよく使われ、
小さなライブスペースもある。

豚肉のまわりに黒ゴマのペースト。
いかにも体によさそう。



すっかりおなじみ、海ぶどう。
かつて石垣島から持ち帰った海ぶどうは、水気が抜けて
大阪で開けたら、全然ちがうものになっていた。
これも島で食べるほどプチッと元気ハツラツではない。



クーブイリチー(昆布と豚肉の炒め物)
もうウチの定番料理の一つとなっている。昆布を山のように
食べられるのでこれも体(髪?)によさそ。



ラフテー(豚三枚肉の煮物) 
二日かけて作られる角煮。飴色になった皮の色を見よ。



ゴーヤチャンプルー。すっかり本土でもおなじみ。
ビタミンCいっぱい、夏の暑さにはこれよのう。
ポーク(ランチョンミート)と豆腐が入る。



玉子とポーク、もやしの炒めもの(ピンボケ)
酒はカリー春雨(泡盛)。



沖縄すばのチャンプルー



大学教授になってるヤツ。カメラマン、照明マン、CMディレクター、
TVマン、博覧会屋、編集ウーマン、制作会社社長、ディレクター…
なんとか業界で生き残っているものばかり。

残した仕事があり、一次会で帰ったが、
残りは3時まで酒と白熱の議論が続いたと聞いた。
過剰なパワーあるなぁ、こいつら。


    扇町⑤出口スグ 「てぃーあんだ」



土曜の夜・ニューサン

2008-03-27 13:34:18 | 


お初天神商店街にある老舗のジャズバー「ニューサントリー5」。
ここで、開店の1970年からず~っと土曜の夜、演奏を続けている
グループがある。ニューオリンズ・ラスカルズだ。
グループの結成は僕がまだ4つの頃。






このところオリジナルメンバーのtp志賀さんの体調悪く、
毎回助っ人が来て久しい。
clリーダーの河合さん、tr福田さん、bj川合さん、
Dr木村さん、Bs石田さん






これはアルミでできたソフト帽型の弱音器。
トランペットはミュートする際に、ここへ向かって吹く。
今から30年以上前、ニューオリンズのプリザベーションホールで
初めて見た。その辺で売ってるシロモノではない。



みるみる満席状態。毎週土曜やってるのにこの入りだ。
中年以降の男性一人客が圧倒的に多い。



ニューサン名物、ヒレカツサンド
正当的なバーフードが多く、これはバカうま!



後半はジャムセッションに。
左のメガネの方は和歌山でミカンを作っている
マホガニーホール・ストンパーズのtp高居さん。



クラリネットが3本。阿吽の呼吸でぶつかり合わず、うまく住み分けできるのだという。そのコツを聞くと河合さんは「相手に対する尊重やね」
と言う。今日のはまだまだ、ベテランでもそうそうできるものではないという。音楽は生きもんだ。


    ニューサントリー・ファイブ  北区曽根崎お初天神


鉄板界のヒーロー

2008-03-24 17:59:09 | 

洛西の大宮通というヤツ。四条大宮からとたんに狭くなり、直進する道はちゃりんこ行きかう生活道路に変わる。その代わりに左斜めに後院通りというバス道が伸び、千本方面をつなぐ。
しかし、その細いたよりない道を行けば二条城にぶつかり、そこから北に続く大宮通はかつて糸屋町といわれた、西陣織のメーンストリートだった。
四条大宮にはカメラマンH巨匠が推す「餃子の王将」があり、ここが絶対旨いというのだが、その前にAM子推薦、粉モンの店へ。



限りなく屋台に近い、この佇まいがよろし。
旨いもんを出してくれる雰囲気が感じられた。



でもいっぱいだったので、ひと回りしてこようと、大宮通の
立ち飲み「フジカワ」へ避難。



早くも常連のおっちゃんでいっぱい。マカロニサラダ、漬物。
ほどなく空いたとの報が入り、そそくさと出る。

仕切り直して、先ほどの店へ。
まずはたこ焼きから。


ポン酢うまし。
でも、ソースが一番。




前菜盛り合わせ (豚肩ロースマルサラ酒、フリッタータ・カポナータ、
ラタトュイユ。キッシュ、キノコマリネ、野菜とレンズ豆、里芋のポテトサラダ)これで¥680
こうなったら泡! DUBLのスプマンテを一杯。



各種ワイン、カルバドスなどもあり。
赤のグラスは仏・南西地方の Chateau Des Eyssards'04 



厚切りベーコン 目玉焼き ピクルス
歯応えのあるベーコン、旨い!



玉子かけ焼きそば



生卵2個をつぶして、からめてズズズズ… たまらんッ!



ブルーチーズのねぎ焼き  
これが合う!ブルーチーズが絶妙ッ!



店の見栄えはなんだが、味はかなりいい店!
腹いっぱいでとてもじゃないが、大宮の餃子までは手が、いや、
胃がまわらぬ。次回リベンジぢゃ!
    
    あたしゃまだ大宮の何にも知らない・・・


   鉄板28号  京都市中京区壬生坊城町4


西院の裏町佳店

2008-03-23 14:35:43 | 

西院というところ、めったに降りることはない。飲み屋も五合という
優れたおでん屋以外は余り寄った経験がない。
だから、今回も迷いました。交差点の交番で尋ねることに。
分かる訳はない、まったく逆の方向を歩いていた。

裏通りの寂しい住宅街みたいなところに店はあった。
仕入れた魚を見せてくれるので、鯛をたのんでみた。



もう最後にあるブリとヨコワ。関西ではこのマグロの幼魚があるから
関東のようにカツオカツオと騒がない。

珍しい牡蠣の唐揚げ


寿司はひらめ。



今日はいいのが入ったという、サヨリ。清冽な春の香り。



シラサ海老 ぷりっとした歯ざわり。ほのかな甘さが心地いい



コハダは九州から 締め具合はいい感じ



常連のAM子が太鼓判を押すマグロ。
赤身1カン¥157は安い。鼻へ抜ける香り。



大トロは腹身のじゃばらの部分。



玉子で締める。



客は魚で酒モードが多いかな。
西院でゆっくり魚をつまみつつ飲るにはいい店。


  辰弥すし  右京区西淳和院町2