賢明なる諸兄姉、お暑うございます。
ちょいと歩けば、額、や背中など汗だく。 思考停止。
ましてこの夏はロンドン五輪で寝不足。いながらにして時差生活である。
なんだか昼間もふわふわしております。
大したスポーツっ子でもないのに、にわかナショナリズムをくすぐられている今日この頃。
さて、忘日午後、京都河原町。
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見上げれば、まことに抜けるがごとき高い空。
遮るものは何もない。 かかってこいやぁ、オゾンホール!
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古い町家などから火があがらないのが不思議なぐらいの、熱波。
え~い、あんまり暑いんで避難ぢゃ。 祇園ホテル1Fのメジャー系カフェ。
入ってから気付いた…ひいき目に見ても、8割は中国人観光客。
中国人民には親しみこそあれ恨みは無いが、マナー悪いのがいるからね。
昭和30年代、高度成長期の日本人もマナー言えた義理ではなかった。
ペッペ道でツバ吐いてるオッサンなどいただろ。
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気が付けばぐるり、みんな中国人。 オレ独りでアウェー気分。
隣りはテーブルにドテッと突っ伏したおばさん。 気持ちはわかるけどね。
さて、小仕事を済ませて外へ出るかぁ…。
あぢあぢあぢ・・・
やっぱり逃げるに限る。
学校でいじめに合ってる子供たちにも告ぐ。 逃げよ、そして生き延びよ。
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そんな、大層な決意もなく、西木屋町を下がった甘味処「弥次喜多」へ。
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ほとんど全員が「かき氷」をたのんでいる。
そんなに得意でもないんだけどね。 頭痛くなるし。
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相方がたのんだ、白玉ミルク宇治金時 1000円
ちょいと安くないが、ちゃんと茶筅で抹茶を立てて、
その濃厚なお茶をかけるのである。自家製餡は底に鎮座する。
器が見えない、さよう。 てんこもりの氷をこぼさず、中にいかに収めながら
食べ進むかが、氷食べの醍醐味となる。
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こちらはスタンダードなる宇治金時 720円
だいぶ食べ進んだところ。
雲を食べるようなふんわり感が値打ちなので、
氷とは、氷自体のよさと、氷削り機の刃のよさが決め手となる。
なまくらな刃で掻いたら、すぐ融けるし、食感のいい氷にはならない。
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陰陽礼讃。
店内、ちょいと薄暗い感じもいいが、写真は撮りにくい。
もうひとつ、氷の旨さを際立たせるために、冷房は切ってある。
冷房びんびんにきいていては、氷の旨さも半減だあね。
舞妓ちゃん連れて来たりするとええんだが、そんな甲斐性などありゃしねぇ。