マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

Hot Fiddle Band 10周年 感謝!

2014-07-27 02:03:03 | Weblog





うちのバンドも10年を迎えました。

これもひとえに支えて頂いた人々のおかげ。

聴きにきてくれたお客さんのおかげ。

有難うございました。

ウエスタンスイングなどという、端の端のまた端の音楽をやってきました。

さぁ、これからどうなるのかわかりませんが、端っ子好きはそう簡単に

変わるものではありません。

ともあれ、こう暑くては楽器もケースの中で腐るばかりです。

涼しい風が吹いてくる頃には、音楽のことも考えられることでしょう。

友人たちがメンバーにくれたボトル。

ホット・フィルド・バンドだって、まぁかまやしねぇ。

 







 


おつでやんす、夏のてっちり

2014-07-19 00:52:30 | 





南座で芝居を見た後は、先輩の案内で四条川端上ルのふぐ屋へ。

芝居がはねた後の鍋なんてのはオツなものである。

ブツ切りはここの名物。

始めたのはキタの幸鶴だったかな。







てっさもたっぷりやれるのは嬉しい。


しかし、こればっかりはガキに四の五の言われたくない大人のものにしておきたい。




     



季節関わりなく、とびきり燗でひれ酒と行きたい。







てっちりの味も知らない頃、ふぐ好きを自任する男に

「ふぐのどの辺が旨いというのか…?」と質問すると、

「う~ん…唐揚げかなぁ」

大したふぐ好きではなかった。



      



さて、てっちりはさばきたてのプルプル身が痙攣したとらふぐ。

スプラッター関係はあんまり得意ではない。







今だにてっきりの味を滔々と語れるほどの表現力は持ってない。

ただ脂の乗った…などというものに価値を見出してる間は、真の魅力は判らぬかも。

最初、黒門市場で食った時は、帰りにトンカツ食いたいと思ったもん。

今は品のある淡泊さと、他の追随を許さないだし、コク。

これがポン酢の酸味の中で開花する鍋料理の白眉といえるだろう。

もちろん、〆のぞうすいはその魅力を余すことなく味わうものである。

この贅沢感もまさにふぐならでは。  「とらふぐ茶屋 祇園山福」




ヒ~ハ~、しみるぜぇ山椒煮

2014-07-19 00:41:20 | 




過日。八百屋の店頭で気になってた山椒を買う。 紀州産500g 900円

忙しい時に限ってこんなものが炊きたくなってくる。

枝から実だけ取るのが面倒だけど、テレビでも見ながらやったんさい。

断ちバサミ使ってたが、指先で摘み取った方が早いな。

 

         



水洗いして、バットに取り水分を取る。

鍋に酒を煮切って、実山椒を入れ、砂糖、みりん、酒の半分見当の醤油を入れる。







煮立ったら、そろそろかき混ぜながら。部屋にはいい匂いが立ちこめる。


元より山椒のひりひりする感じは大好き。 あればいろんなものに混ぜたくなる。







実山椒を佃煮に。

これと、ちりめんじゃこ合して炊くと、山椒じゃこの出来上がり。

昆布の余ったのがあれば、山椒昆布もあり。鰻と一緒に食べるのも、何にだって応用可能。









バカ高いのを買うのがバカバカしくなること請け合い。


 


銀閣寺道で草を食む - 4

2014-07-09 00:05:22 | Weblog

 
いやぁ、散々頂いてきました。 中東さんと女将さん。

日本料理は器が楽しいですが、洗いもの考えると大変なり。

余計なお世話やけど…。 
 

    

  



濃いほうじ茶が心地よし。     

            

      

 
 
 デザートは、イチゴ、甘酒、大徳寺納豆



     



そして…シメには中東さんのお得意、水出しコーヒー。



     



小さなショットグラスで、泡が膨らんでいる間に

小皿には、ちょっとした小菓子



    



久々のご馳走に、心もお腹も満たされた。

割烹ほど緊張を与えず、あたたかい気が流れるのは

こちらが年齢と共に場を踏んできて、厚かましくなったからではなく、

やはりご夫婦のほんわかした人柄にある。



銀閣寺道で草を食む - 3

2014-07-08 23:57:02 | Weblog

おくどさんで焼きあげた本モロコ。 モロコ、フキノトウ、カタクリ

海のない京都の人はこのモロコを昔から珍重する。






ブラックバス、ブルーギルを放すバカのおかげで琵琶湖原生種のモロコなど

かなり瀕死の状態なのをご存じか。

身内にバスフィッシングなどやってる奴がいたら、たかだか趣味で

日本古来の生物まで抹殺する権利なんかない!とお叱り下さい。

天然塩、赤いのは梅ではなかったけど、タデ酢のような酸味のあるソースで。



     



若狭グジ、サバ昆布巻、コゴミ、ホウレンソウ、セリ

甘酸っぱいグレープフルーツのジュレ







おひたし

白菜の長けたの(畑で) あとは忘れました…

血液がきれいになる気がしてきた。







どの料理も安心できる味。

繰り返すようだが、田舎風であってもホントの田舎の泥臭さは排してあり、

京都の洗練を忘れない。そこがいい。


小さなおかずがチョコチョコと登場。







ブロッコリー タラコソースのようだが、トマト大根おろし





いいね!この頃見なくなった、大粒の納豆ネギ。

しかも藁づとに入った昔ながらのもの。

これっくらいずつ出てきたら、延々と酒が飲んでいられそうや。







五目煮  ニンジン、ムカゴ、レンコンなど。







香のものはシメに欠かせぬ、大事な要素。

ああ、これだけで茶漬けでもいいな…







そして、最後のメインディッシュ…







ご存じ・・・なかひがしのシメはこちら!







日本海産のイワシ干物

うまみと苦みもあって、味の原風景に引き戻してくれる

よくぞ日本に生まれけり


最後に強欲にも勧めをうけて、お茶漬けをひとくち・・・



      



中東氏いわく、マンハッタンの朝日。

ご飯の上にはゆかり、大根おろしの上の梅。

大根葉はセントラルパークだそうで。


さぁて、デザートとまいりましょう!