日々随想

日常の生活環境で活動したことや、感じたことを日記風に書いてみましょう

終戦記念日に想う(2010年)

2010-08-15 13:25:07 | Weblog
<2010.08.15>

今日は65回目の終戦記念日である。

私の終戦は、もちろん65年前の小学校(当時国民学校)1年生の時であった。
当時は、上級生は校庭での防空壕ほりや校庭畑での唐いも作りなどで、1・2年生は近くの森の中の神社で授業を受けていた。

その神社で終戦の日となったわけである。
(なぜ夏休みでなかったのか今でもわからない)

実際に玉音放送を聴いたのか、先生からの話であったのか、はっきりとは覚えてないが、
下校途中、近所の中学生の人の通学自転車の荷台に乗せてもらっていた時に、「戦争に負けたんじゃな」(戦争に負けたのですね)とその先輩に、自分の口で話したのは今でもはっきりと記憶している。

子ども心に記憶している太平洋戦争は、遊びでは木刀(ぼくとう)を振り回したり、隊列を組んだりして「戦争ごっこ」というのを近所の友達と良くやっていた。
また小学校の運動会などでは、上級生達は杉の葉で覆った「戦車」の中に入り校庭に繰り出して、玩具のピストルなどをパンパンと打ち鳴らしながら、何やらゲームみたいなことをやっていたようであった。

また家に良く巡査(おまわりさん)が来ていた。
夏の記憶しかないが、白い制服に白い帽子、腰にはサーベル(軍刀)を下げてのお出ましで、親と話をしているのを、私は家の隅で恐る恐る眺めるだけで、とても話などできなかった。

私は幸か不幸か小学校を丁度戦中~戦後にかけて過ごしてきたために、軍国主義と民主主義の両方を多少なりとも経験している。
軍国主義のあの一律的な価値感の強制、そして戦後~現在の自由闊達な思想を尊重する民主主義の世の中、この二つを比較して観るにつけ、永く自由を味わせて貰ったありがたさをつくづく感じているわけである。

終戦記念日に想いを綴って見た。


          <朝の散歩道・・・・平和に感謝>


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