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科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

鉄骨と岩手山、啄木の「ふるさとの山」

2006年03月19日 09時44分07秒 | Journal
 話は前後するが、小高い丘の上にある鉄骨屋さんのヤードから岩手山を眺めた。

 Wikipediaによれば、岩手山(いわてさん)は、東北、奥羽山脈北部の山。標高は2038mで、二つの外輪山からなる複式火山。奥羽山脈の主稜からは離れており、独立峰にちかい形態である。岩手県最高峰。岩手県盛岡市、八幡平市、滝沢村、雫石町にまたがり位置する。
 盛岡側から見る姿は「表岩手」、松尾村方面から見る姿は「裏岩手」と呼ばれ、その表情が全く異なる。 別名に巌鷲山(がんじゅさん)があるが、本来「いわわしやま」と呼ばれていたものが「岩手」の音読み「がんしゅ」と似ていることから、転訛したものだとも言われる。静岡県側から見た富士山に似ており、その片側が削げているように見えることから「南部片富士」とも呼ばれる。古名に「霧山岳」「大勝寺山」。俗称に「お山」。
 古来から信仰の山で、山頂外輪を取り囲むように石仏、山麓の滝沢村・盛岡市に岩手山神社が祭られる。前九年の役以後、巌鷲山大権現大宮司として伊豆国出身の「栗谷川(厨川、工藤)家」が代々祭事を務めることとされていたが、後に祭祀権をめぐり攻防があった。春、表岩手山には雪解けの形が飛来する鷲の形に見えるため、これが山名の由来になったとも伝えられる。

 この山に寄せた啄木の望郷の歌に「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな 」がある。
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