Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

愛宕山から眺めた江戸

2006年12月16日 10時58分45秒 | Journal
 愛宕神社に10円の賽銭で幸運を祈った。
 賽銭箱の脇に置いてあった紙切れに、正月七午前十一時から正午迄、芝愛宕神社、新春七草厄祓い火焚き祭として、「平九郎ゆかりの出世の石段を初登り、小高い丘から国見をし、商売繁昌招運の行事の后厄祓いの神木(願木)を神前に納め、お火焚きお火渡りで厄を祓い、七草粥を戴いて無病息災を願います」とあった。なんとなく、自分も厄祓いが必要な気になった。
 写真は、その国見。フェリクス・ベアトなるイギリスの旅行写真家が、1865年に、この愛宕山から撮った江戸の写真である(NHK放送博物館にパノラマ写真がある、その一部分を再撮影)。ベアト氏は、明治維新後の近代化を迎える東京の街にカメラを向けることはなかったそうである。なぜか、写真の火の見櫓が、小生の郷愁を誘う。
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