mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

seminarの店じまい

2023-06-11 09:23:03 | 日記
 5/28に、最後のseminarを行いました。と言っても3月に「店じまい」の意向を伝え、気遣った方が手を回して5月seminarの講師とお題を見繕って下さって成立したseminarでした。ま、オマケでした。
 そのseminarの後、「seminarの店じまい」について、食事をしながら話しました。当日の「次第」に私は次のように提起していました。

 さて、36会seminarの店じまいについては、これまでのメールのやり取りで概ね了解されていることと思います。前回seminarのやり取りはほぼ皆さんの関心から外れていました。トキさんは率直にテツガするのはメンドクサイと口にしましたが、タツコさんは「今日用がある、今日行く(ところ)がある」のが傘寿の年寄りには一番とトキさんに讃意を表されています。そのとおりでしょうね。/マンちゃんの耳が遠くなっているのもそうですが、「うちらぁの人生 わいあらぁの時代」を取り出して考えてみようというのは、共通の話題ではなくなっています。つまりseminarは的はずれでした。皆さんで寄り集まっておしゃべりする。隔月に元気でいることを確かめ合う。それでいいじゃないかというのが、傘寿の集まりです。わたしも3月にそう思いました。 

 異議のあろうはずもなく、後のことが話し合われ、以下のような文面を36会の皆様にお送りしました。

皆々さま
 ご報告が遅れましたが(*1)、5月28日(日)のseminarで事務局を店じまいすることに決定しました。参加なさっていた方は子細を承知なさっていますので、参加できなかった方々に、今後のことも含めてご報告します。
 5月seminarは、「講師:ツチダさん、お題:不動産売買事情」で実施しました。ツチダさんが従事してきた東京銀座に本拠を構える不動産屋の取り扱っていた売買の様子を話すものでした。所謂住宅の不動産というのではなく、企業の流通倉庫とか移転用地、大規模な再開発など、大型の不動産を扱ったものです。30年余前のバブル以上のバブルの再来になっているという懸念も報告されましたが、それ以上に踏み込むお話ではありませんでした。
 その後に、seminar事務局の店じまいが事務局担当のフジタから報告され、ミドリさんが議事を仕切って、今後の36会の集まりをどうするか決めていきました。


(1)会場確保や皆さんへの連絡は、マンちゃんが行う。ただ彼の耳が遠く不都合が生じることも見込まれますので、ミドリさんが補助をする。
(2)今後もメールで実施日時を知らせ、参加の是非やランチの注文などの遣り取りもメールで行います。連絡や返信は、マンちゃんと同時にミドリさんにもするようにして下さい。
(3)今後の集まりにも「話題提供(の軸)」になるものが必要というミドリさんの意見が採用され、参加者が代わる代わる「話題」を提示して、参加の皆さんがそれに応じることになりました。次の集まりではフジワラさんが話題提供者になります。
(4)36会seminarのあと「36会」だけでいいのではないかとの意見もありました。36会幹事のミヤケさんが不在のままで決めるわけにはいかず、「36会井戸端会議」「36会茶話会」「36会ティーパーティ」と候補が挙がりましたが、未定のままとしてあります。マンちゃんは「ティーパーティでええが」といっています。


 以上です。
 なお、seminar事務局の店じまいと合わせて、これまでフジタが運営してきた「玉野36会」のブログも終了としました。長い間のお付き合いありがとうございました。
  2023-06-11 フジタ
(*1)フジタのPCが5/24に脳梗塞を起こし、基盤を全部取り替える修理に出すことになり、ご報告が遅れました。

 以上が「seminar店じまい」のご報告です。
 話の運びを緑さんが引き受けてくださり、私は肩の荷を降ろしていたのですが、すんなりと移行したわけではありませんでした。事務局を閉めるということは、この後の会場予約や皆様への連絡を誰が引き受けるかを決めなければなりません。
 会場で(seminar言い出しっぺの)マンちゃんが「わかった。儂がやるは・・」と言ったのは、ま、これまでフジタに押しつけてきて悪かったな、儂も責任の一端をとるわという「責任感」の発露だと私は思っていました。何しろ彼は、パソコンの画面を見るのが困難という視力と、耳が遠くて皆さんの遣り取りもよく聞こえない不自由をかかえているのです。
 案の定、マンちゃんの奥さんのミコちゃんが反対しました。
「あんたはそう言うけど、耳が遠くて電話にも出られんじゃろう。結局わたしがやることになるんじゃ。そりゃあ、いやじゃ。」
 マンちゃんは「パソコンも開くようにするよ」と、自分の身の現状を変えていこうとも言っていました。となると、彼自身の在り様が変わるかもしれないと(別のことになるが)面白い展開だと私は思っていました。
 でもそれでは、遣り取りに行き違いが生じて困るということになり、ミドリさんが「では、わたしが連絡などの補助をします」ということになった。またその場にいた(マンちゃんご夫婦のご近所に住む)ミスズさんも「わたしも手伝う」と名乗りを上げ、上記したような運びになりました。早速その日のうちに、マンちゃんとミドリさんは、7月の会場を予約して、36会の続きが確保されたわけです。
 困ったのは、その後です。ミドリさんから「7月の予約日の会場が、公的会議のために塞がって、8月と9月のに変更してくれと会場から連絡が入った。マンちゃんに電話する。と、ミコちゃんが電話に出て、「わたしゃ、しらんよ。そんなこたあそっちで決めりゃあええが」とけんもほろろ。電話を取り次いでもくれない。どうしようというものでした。
 36会の会場で話し合って決めたことかどうかにお構いなく、「わたしがイヤじゃ」といって電話の取り次ぎも拒むミコちゃんの振る舞いは、いかにも都心の一等地で小売り商売をなさってきた女将の振るまい。どんな場で決めたかなどお構いなし。電話を取り次いでもくれない。これじゃマンちゃんに相談しようもない、どうしようとミドリさんは困っていました。私のリスポンス。
(1)マンちゃんに手紙を書く。あるいはメールを送り、メールを見てくださいということだけミコちゃんに伝えて貰う。
(2)それもミコちゃんに断られたら、ご近所のミスズさんに(メール送ったよとマンちゃんに)伝えて貰う。
(3)それでも応答がなかったら、経過を皆さんに報告して36会の集まりが(カクカクシカジカに理由で)中止になったと伝えて、36会を終了する。
 それ以上は、あなたが気遣い、責任をとって悩むことではないと伝えた。その翌々日であったか、ミドリさんからミスズさんが動いてくれて変更日が決まったとメールがあった。
 いや、良かった。こうしたトラブルが人と人との違いと共感の端境を微細に伝えてくる。八十路になっていまだにこうした社会的トレーニングをしているって、それこそが実体験seminarじゃないか。当事者からステップアウトしてわたしは面白がっている。