折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL867~燃える「渡良瀬渓谷」

2015-11-07 | 写真&俳句
渓谷を真っ赤に染める秋景色。まさに晩秋の趣である。


渡良瀬の     谷間燃やせし     秋景色


「『思い立ったら吉日』って言うじゃない、みんなで渡良瀬鉄道の『トロッコ電車』に乗って深まリゆく秋を愛でに行こうよ」

と幼なじみのKくんからお誘いがあって、いつものメンバーのMくん、Hちゃんに今回はゲストとして女性陣からK子ちゃんが加わり栃木県の渡良瀬渓谷、足尾銅山に日帰りで行って来た。

そこで「渡良瀬渓谷」編と「足尾銅山」編の2回に分けて旅の様子をお届けしたい。


今回も「行き当たりばったり」で、先ずは「わたらせ渓谷鉄道」の水沼駅までは車で車窓からの紅葉を、水沼駅からはトロッコ電車でのんびりと電車からの秋景色を楽しもうと目論んだのが、発車時刻も調べていないため5分違いで電車に乗れず次の電車を約1時間待つことに、さらにトロッコ電車は予約していないために乗れず、仕方なく乗った普通電車は朝の通勤電車並みのラッシュ状態で、景色を楽しむどころではない。車内検札に来た車掌さんが、「昨日はトロッコ電車も空いていたのにね」と話しているのを聞いて、「なんてこった、昨日ならよかったのか!」、「これは想定外!」と一同ぼやくことしきりである。最後は「行き当たりばったり」なんだから自業自得と一同諦めた。

  
朝のラッシュ時のような車内(左)。帰りに乗車したトロッコ電車「わたらせ渓谷号」(右)

それでも、いくつか駅を通過するたびに降りる人がいて、目的地の通洞駅に着く頃には車窓の紅葉を眺められるぐらいに空いてきた。

そして、帰路は空のあった「トロッコ電車」に乗ってのんびりと、深まりゆく渡良瀬渓谷の燃えるような秋景色を堪能した次第である。

電車の窓越しに見た深まりゆく秋景色。