折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真が主役VOL44  朝靄(あさもや)~白い世界

2010-05-21 | 写真が主役シリーズ

影絵
前方の黒目川の遊歩道の木々は靄の中に沈んで、影絵のよう。

朝5時起床。

夜来の雨は、明け方には止んでいた。

今日は、朝早くから出掛けるので、パールとの朝の散歩は1時間繰り上げ。

一歩戸外に出ると、辺りは靄が立ち込めて大地を覆う。あたかも『白の世界』である。

雨が止んだ所に太陽が昇って、外気が上がって大量の靄が発生しているのだ。

『早起きは3文の得』と言うが、この日は早起きのお陰で、辺り一面『靄』に包まれた、幻想的な『白の世界』を目の当たりにする幸運に恵まれた。



朧(おぼろ)
黒目川も靄に霞む。

写真が主役VOL43~『天空』と『地上』ひばり2態

2010-05-19 | 写真が主役シリーズ

天空のひばり
上空高くホバーリングしながら美しい鳴き声をきかせるひばり



朝の愛犬との散歩でのこと。

いつもの黒目川の遊歩道を歩いていると、澄み渡る大気を震わせて天空でさえずるひばりの声。

振り仰ぐと青空の中にホバーリングしているひばりの姿が。

大急ぎでデジカメをズームにしてシャッターを切る。



地上のひばり
地上に降りて食べ物を探すひばり


しばらくそんなひばりを眺めていると、何と件のひばりがいきなり舞い降りてきて、小生から10mぐらい先にある木の柵にとまったではないか。

そして、菜の花を刈り取ったばかりで草がまばらに生えている地面に降りて、えさを探し出した。

飛翔しながら上空でさえずるひばりの姿はよく見かけるが、地上、しかも目の前でひばりを見るのは初めてである。

しかし、いかんせんこのままでは遠過ぎて『絵』にならないと思い、カメラを構えて、抜き足、指し足近づきながらシャッター連続して切る。


もう少し近づこうと欲張ったのが良くなかった。
ひばりは、あっという間に上空に飛び去ってしまった。


天空でさえずるひばりと地上で餌を探すひばりの2態の写真が今回の主役である。







おもしろ『音楽教室』を楽しむ~高嶋ちさ子コンサート

2010-05-17 | 音楽
先日、幼なじみのKくんと今年2回目となるクラシック・コンサート『高嶋ちさ子クラシカルセレクション』に行って来た。


 
『高嶋ちさ子クラシカルセレクション』コンサートのチラシ(左)とCD(右)


その時の感想を会話風にまとめてみた。

『君と一緒にクラシックコンサートを聴き始めて5回目だけど、今回のコンサートはクラシックらしからぬ、肩のこらない内容でリラックスして聴けて、楽しかった』

『高嶋ちさ子というユニークな個性によるところが、大きいんだろうね』

『生の高嶋ちさ子は初めてだけど、うわさ通りのキャラクターだね。目立ちたがり屋という特徴は、おやじさんのDNA何だろうね』

『妻であり、2児の母であり、ヴァイオリニストであり、かつ、プロデューサと大車輪の活躍だけど、姉御として、若い演奏者の出番にもずいぶんと気を使うなど、今日のコンサートを聴く限りプロデュサーとしての側面が強く出ていたみたい』

『演奏の合間でのおしゃべりや面白い出し物など盛りだくさんで、聴きに来てくれた人に、いかに楽しんでもらえるかに力を置いたプログラムだったよね。』

『ストラディバリウスと練習用の安物のヴァイオリンとの音色の違いの聴き比べや全くの素人をステージに上げて即席のヴァイオリン教室をやってしまうなんて、何とも型破りで、お客さんに大いに受けていた』

『普通は、この種の企画はクラシック通の一部ファンからは顰蹙を買いそうだけど、彼女のターゲットはそんなファンでなく、あくまでも一般大衆、ということで終始一貫してたね』

『君もあの即席ヴァイオリン教室に名乗りを上げればよかったのに。手を上げれば必ず選ばれたと思うよ』

『そうだね、絶好のチャンスだったね。おれ、肝心要(かなめ)な時に尻込みしちゃうんだ。意気地がないよね、つくずく自分の性格が嫌になっちゃう』

『今回の高嶋音楽教室でヴァイオリンと言う楽器が奏でる色々な音色や演奏テクニックを実際に生で披露してもらえて、ヴァイオリンと言う楽器に親近感を持つことができて良かったよ』

『こう言うコンサートもたまにはいいよね』


『高嶋ちさ子クラシカルセレクション』プログラム

第1部

G線上のアリア(バッハ)
愛の3部作(愛の挨拶・愛の悲しみ・愛の喜び)
アヴェ・マリア(カッチーニ)
幻想即興曲(ショパン)
トルコ行進曲(モーツアルト)
アメリカの思い出(ヴュータン)
ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)

~休憩~

第2部

2つのヴァイオリンのための協奏曲(バッハ)
夏の名残のバラ
映画メドレー(ゴッドファーザー・ニューシネマパラダイス・太陽がいっぱい・ムーンリバー)
タイスの瞑想曲(マスネ)
チャルダーシュ(モンティ)

演奏

ヴァイオリン:高嶋ちさ子、松本 蘭
ピアノ:近藤亜紀

居合の稽古~基本を総ざらい

2010-05-15 | 武道

当居合道支部の練習風景(稽古は月、水、金の午後7時から9時まで)


『刀に手をかける時、いかにも、これから刀に手をかけるぞ、という仕草が見え見え。それでは相手に読まれてしまう。刀には、このように手をかけて・・・』と身ぶり手ぶりで解説するKさん。

『つま先立の最初の動作ができていない。それでは上半身をしっかりと支えきれない』とこれまた、その動作を身をもって示してくれるTさん。

『刀の握りが最初からぎゅっと握り過ぎる。柄は親指と人差し指で軽く握り、刀が鯉口を離れる寸前に鞘引きと同時に小指から柄を握り、締める。そうすれば、剣先が生きて、ピュンと抜ける』とAさん。


上記のことは、いずれも、居合を習う最初の段階で教わる基本中の基本の事項であるが、実はこの基本が正しく身に付いていないことが明々白々となり、今、まさに『基本の総ざらい』の真っ最中である。

小生の居合が諸先輩方の目によって丸裸にされている。


昨年10月に居合道四段に挑戦し、不合格となってから半年、この間、ひたすら自分の至らなかった点は何か、を手探りの状況ながら、自分なりに追い求め、練習に励んできた。

そんな小生の姿を見て、それまで、気が付いていても余り積極的に注意しなかった先輩方が遠慮も気兼ねもないアドバイスをしてくれるようになったのは、自分自身では自分の悪いところが中々わかりにくいだけに大変ありがたいことであったが、それにしても、諸先輩の指摘で、これほど自分が正しい居合道の基本を身に付けていなかったことがわかって、この6年間の自分の居合は何だったのかと忸怩たる思いを禁じ得ない。


10月の再チャレンジまで半年を切った今、四段挑戦などおこがましいと言わざるを得ないが、まずはともあれ、正しい基本を身に付けることこそ、上達の早道と思い定めて、先輩諸氏のアドバイスを血と肉として、残された期間、正しい基本のマスターに全力を尽くしたい思っている次第である。

かんたん、おいしい、ぜひ、作って見て~自慢の郷土料理「すったてうどん」

2010-05-12 | ふるさと

郷土料理『すったてうどん』
『すったてうどん』の材料を調合中


調合した冷たい汁にうどんをつけて食べる


子供の頃、食欲がなくなる暑い夏の真っ盛りに、どこの家でも決まって食べていた一品が『すったて』と呼ばれる一種の『冷汁』料理。(川島町でも「すったて」は、別名「冷汁」、「つったて」、「きゅうりもみ」と呼ぶ人もいる。呼び名に関しては地区によって偏りがあり、われわれの集落では「きゅうりもみ」という呼び方が一般的)



お店には『グルメ王』初栄冠の
新聞記事が置かれていた。



その懐かしい郷土料理が先日行われた『第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦』で優勝したというニュースをテレビで見て、久しぶりにふるさと川島町まで食べに出かけた。

われわれが子供の頃は、この『きゅうりもみ』をご飯にかけて食べていたのだが、うどんで食べてもおいしいということを再確認した。

一緒に行った家族に、子供のころに食べた思い出を話しながら、懐かしい味を堪能した次第である。


川島町商工会が『すったてうどん』のレシピを紹介しているので、ぜひともわが郷土の素朴な料理を作って見てください。

暑い夏、食欲増進間違いなしです。


「すったて」の昔から食べられてきた素朴な作り方をご紹介します。

材料(2人前)

ごま 大さじ 3杯  味噌 大さじ 2杯
大葉 4から5枚  キュウリ 1/2本
玉ねぎ 1/4個   だし汁又は冷水 適量
氷 適量   うどん 250g

※味噌の種類はお好みによります。

作り方

 手順①

* ゴマを煎ってから、すり鉢でよく擂る。
* 味噌、玉ねぎ(みじん切り)、大葉(みじん切り)を加えて、すり鉢でゴマとあわせる。
* キュウリを輪切りにし、すり鉢に加え、すりこ木で軽くたたいたうえで、よく混ぜ合わせる。

* だし汁又は冷水を加えてよく混ぜ合わせる。濃さは好みで調整する。※好みで砂糖を加えてもよい。


 手順②

* 鉢に氷を入れて冷たい汁にする。(食べきる場合)
* 小鉢に汁を入れてこちらに氷を入れても良い。(こうすると食べる分しか汁は薄くならない。)
* 薬味にミョウガやショウガを加えても良い。
* キュウリも千切りにして別に添える場合もある。


注意点
 シソの葉の枚数、味噌の量、砂糖の量はお好みで調節しましょう。
 味噌の種類はくふうして独自の冷汁をお作り下さい。