折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

孫の天真爛漫さが何よりのプレゼント

2010-05-09 | 家族・母・兄弟

歳の差91歳
94歳の誕生日を迎えた老母とひいばあちゃんの肩たたきをする孫のKちゃん



前回に続いて、老母の話題である。

5月の第2日曜日は『母の日』であるが、今年は母の94回目の誕生日と母の日が奇しくも重なった。


このように誕生日と母の日が接近していることもあって、これまでは『誕生会』と『母の日』を一緒に済ませてしまうのが通例となっていた。

今年もその積りで計画していたが、前回のブログ(5月6日『老母の寂寥感』)で書いたとおり実家の西隣のおばあちゃんが亡くなり、告別式と誕生会が重なってしまったために誕生会は今月末に延期を余儀なくされることに。

そうなると、母の日をどうするか、まして『誕生日』と『母の日』が重なると言う滅多にない取り合わせが実現した今回の母の日、何もしないで『知らぬ半兵衛』を決め込む訳にはいかなくなった。


何せ94歳になる母である。

年齢からすれば、何をプレゼントして良いものやら、思い浮かばない。色々と思い悩んだ末、今回は『品物』をメインとするのではなく、ちょっとした手土産持参で、このところ少々気弱になっている老母を励ますことが何よりのプレゼントではないかと、『我田引水』、都合のよい解釈をして、老母が気に入っている孫のKちゃん(母から見ればひ孫)を連れてご機嫌伺いに出向いた。
(日頃、余り顔も出さないし、電話もしないで、とかく顰蹙をかっている罪滅ぼしの意味も込めて。)

そして、孫のKちゃんを伴って行ったのは、結果的に大正解で、Kちゃんの天真爛漫の言動で終始、笑顔と笑い声が溢れ、家中が和やかな雰囲気につつまれて、楽しい母の日となった。

老母もKちゃんから癒しと元気をもらって、ご機嫌の様子であった。

孫のKちゃんの天真爛漫さが何よりの母の日のプレゼントとなった。


 
ひ孫のハグ、ハグに目を細める老母      ひ孫におやつを手渡す老母