折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

出ずっぱりの影響か?~愛犬「パール」体調崩す

2009-04-14 | 日常生活
                  
先生の適切な処方によって、落ち着きを取り戻し、ベランダでくつろぐ愛犬「パール」
今年で9歳を迎える愛犬のあごには「白髪」が目立つようになってきた。

<「おしっこ」騒動>


「おとうさん、大変、大変。パールの調子が変なの」
「どう変なのよ」
「おしっこばっかりしたがって、その上、おしっこに血が混じってるの」

夜9時過ぎのこと。

抜刀の稽古から帰って来るとかみさんからの予期せぬ報告が待っていた。

その日は、娘と孫も来ていたのだが、パールが変調をきたして、頻繁におしっこに行きたがるので、その都度外に連れ出すやら、孫のKちゃんがおしっこをおもらししてしまうやら、「おしっこ」にまつわることで留守中の我が家はてんてこ舞いだったとのこと。


<「出ずっぱり」も一因?>


「膀胱炎ですね」

翌日、往診に来てくれたかかりつけの獣医さんは小生の話を聞くとそう診断し、パールの首とおしりに注射を打って、

「可哀そうに、苦しかったよね、これで楽になるからね」

とパールに話しかける。

気さくで、頼もしくて、本当に動物思いの優しい先生である。

「先生、いつもは大概わたしと一緒に家にいるんですが、この所わたしが出かけることが多くて、先日もちょっと帰りが遅くなって、おしっこを我慢させてしまったことがあったのですが、それが原因ですか」と小生。

「膀胱炎の直接の原因は細菌感染ですが、その時の犬の体調もあるので、一概には何とも言えないけど、まるっきり影響がないとは言えないでしょうね。何しろ、犬はデリケートな動物ですから」

「すると、ストレスも良くないんでしょうね。先ほども言いましたが、このところ出ずっぱりで一人で置いてかれたり、孫が来るとわたしが孫をちやほやするので、孫には<対抗心>が強いんですよ。そんな、こんなで、相当ストレスを感じてるのかなと思ったんですが・・・」

「犬も人間も全く同じなんですよ。やっぱり、過度のストレスはね・・・・・・」



先生が処方してくれた薬


<反省>


注射を打ってもらった効果はすぐに現れた。

それまで小生の顔を見ては、「おしっこ」と訴えていた表情が消えて、すっかり落ち着いて、いつものように小生の足元にうずくまって、たちまち大きないびきをかきだした。きっと、前の夜は眠れなかったに違いない。

そんな様子を眺めながら、「パール、おまえさん、そんなにストレスが溜まってたのか。病気になることでしか、それを訴えられないなんて、可哀そうに。もう少し早く気がついてやれたら、よかったのに」と愛しさがこみ上げてくるとともに、ものをしゃべれない動物とのコミュニケーションのあり方について改めて思い知らされ、反省させられた次第である。

「気力」と「体力」を知る「バロメータ」に~大岳山ハイキング

2009-04-11 | 日常生活
先日、この所本ブログに出ずっぱりの幼なじみのKくん、同じくMくん、Tくん、そして小生の4人で大岳山へハイキングに行って来た。


<上り2時間・1万歩、下り1時間30分・8千歩>


大岳山は標高1,276メートル、奥多摩を代表する山である。



               
御岳のケーブル駅から続く御岳神社への長い参道を辿っていくと大岳山の姿が目の前に飛び込んでくる。


今回のメンバーの中では、Kくんはこれまで何回も登ったことがあるが、他は今回が初体験。

Mくんは、日頃から両足に2・5キロのウエイトを装着して愛犬と散歩しながら足を鍛えているとのことで、山歩きは自信満々。

Mくんと好対照なのがTくん。

彼の趣味は「釣り」。
暇さえあれば、「うき」とにらめっこしている毎日。
従って、足の方まるっきりダメ。
今回の山歩きでは仲間たちの「アキレス腱」を自任している。

Kくんは、昨年の大腸がんの手術が若干の不安材料。
それさえなければ、「昔取った杵柄」がモノを言うのだが・・・・・。

小生はと言えば、1,000メートル以上の山に登るのは40年ほど前に会社の仲間と富士山に登って以来。
毎日の散歩で体力的には自信はあるが、上り下りのきつい山歩きでは少々自信がない。

そんな4人の大岳山ハイキングがスタートしたのが午前10時。

途中で数回の休憩を入れて頂上に着いたのは、ちょうど正午。
時間にして2時間、歩数にして約1万歩。

途中で休んだとは言え、2時間はさすがに長い。

                  
最後の難所「岩場」を登るKくん、Tくん


明らかにバテ、バテのTくんをKくんが「もう少し」、「あとちょっと」と励まし、最後の「岩場」と急な登りを登り切った先にようやく頂上が。

Mくんはけろっとしたもの。
小生もそれほど疲れは感じなかったが、TくんはもとよりKくんも相当疲れた模様。

頂上で1時間ほど昼食、休憩。
今の季節春霞がかかって、眺望は今一つである。


                     
山頂での楽しい昼食。                   


午後1時下山開始。

下りは、時間にして1時間30分、歩数にして約8千歩。

Tくんも「下りは楽でいいや」とか「こんな急な所、登って来たのかよ」など余裕の表情。


午後2時30分ロープウエイの駅に到着、一路帰路へ。


「2万歩も歩いたわけ。俺がいつも歩いている約1カ月分を歩いた勘定になるのか。皆とお付き合いするには、もう少し歩かないとね」

と帰りの車中でもらしたTくんの言葉には実感がこもっていた。


今回の山歩き、Mくんを除けば残り3人は三者三様それぞれ不安を抱えていたのだが、誰一人としてギブ・アップすることなく何とかクリアできたのは、一つの大きな自信になったのではないだろうか。

そして、今回の山歩きはそれぞれ自分の「気力」、「体力」を知る絶好のバロメータになったのではないだろうか。


<神様がくれた時間>


前回のブログでも書いたが、3月下旬あたりから、幼なじみたちとあちこちに出ずっぱりである。

思うに、この年になると幼なじみたちもほとんど現役を退いて、「悠々自適」と言えば格好良いが、多くは終日家でゴロゴロと暇を持て余しているケースが結構多いのではないだろうか。

そんな生活をしていると、無性に「人恋しく」なって来るものである。

そんな時に、気の置けない幼なじみから「お誘い」がかかれば、「待ってました」とばかり、いそいそと出かけて来る、そんな所が幼なじみたちとのお付き合いが増えてきた理由の一つであると思っている。

それと、確かに今はまだまだ出かける「元気」と「体力」があるから「お誘い」があれば出かけられるが、そのうちその元気や体力もなくなって、出かけたくても、ままならない時が、そんな遠くないうちに間違いなくやって来る。

とすれば、これからの数年間は「今が一番良い時だよ、せいぜい出かけなさい」と、神様がくれた時間のように思えて、この時を大切にしなければと最近しみじみとそう思えるようになってきた。

これからもできる限り幼なじみたちと旧交を温めると同時に、新たな思い出を紡いで行ければと思っている。

今年のお花見VOL3 家族で楽しんだ地元「黒目川」の桜

2009-04-08 | 日常生活
<クライマックスの日>

今年の桜は、「寒の戻り」現象もあって開花宣言が早かった割には満開までに時間がかかり、桜のシーズンを待ち望んでいる人たちをやきもきさせることになった。

小生が毎朝、愛犬のパールと散歩している黒目川の遊歩道の桜も咲き始めて2週間、この間の日曜日にようやく満開となった。

この間、その1週間前には恒例の「さくら祭り」が行われたのだが、この時は2分咲きもいいところで、何んとも盛り上がらないさくら祭りとなってしまった。

それだけに、満開となった日曜日はこの日を待ちわびていた近隣の住民たちで立錐の余地のないほどの大賑わいとなった。

             
            
            満開の桜とどっと繰り出したお花見客で込み合う黒目川の遊歩道



<家族で繰り出す>

我が家でもこの季節になると娘夫婦が「今年のお花見、どこに行こうか」と騒ぎ出すのが通例である。

昨年は、埼玉・幸手市にある「権現堂堤」の桜と菜の花のコントラストを堪能してきた。

そして、この種の遊びでは、率先して活躍する娘の夫のMくんにあいにく仕事が入ってしまい、今年は遠出は無理らしく、「どっかいいとこない」と電話が。

「黒目川の桜、丁度満開よ。見に来たら」

ということで、今年は地元での「お花見」ということに。

小生、かみさん、娘、孫のKちゃんそして愛犬のパールと一家総出で「お花見」に繰り出す。

                   
                   パールも孫のKちゃんも満開の桜を楽しむ

<大ハッスル>

愛犬のパールは、かみさんや娘の会話にじっと聴き耳を立てていて、自分も一緒に連れて行ってもらえるとわかると、もう大興奮の体で、リードにつながれると早々と「おしっこ」と「うんち」を済ませて、準備万端である。

この所、小生が「出ずっぱり」ということもあって、パールはいつも一人で「お留守番」だっただけに、皆と一緒に外に行けることが何よりもうれしいらしく、ある時は、小生が持つリードを引っ張ってズンズン進んだと思うと、急に立ち止まって、「ついてきてるかな」と心配げに後ろを振り返ったりと、落ち着かない。

お花見の場所に着くと、余りの人出に興奮もピーク。
呼吸もいつもより荒い。

土埃で、前日シャンプーしたばかりの体が汚れ放題である。


<腕の中>

パールに刺激されて、孫のKちゃんも靴で土を盛んにけり上げたり、土の中に入り込んだりと運動靴は無論のこと、ズボンまで泥だらけ。

こちらも、パール同様大勢の人を見て興奮状態である。

しかし、一渡り桜を見終えて冷たいお茶でのどをうるおし、「さあ、ぼちぼち帰ろうか」という段になる頃には、さすがに疲れたらしく、それまでの元気はどこえやら、「だっこ」とギブ・アップ。

パールのリードをかみさんに持ってもらって、Kくんを「だっこ」。

昨年のお花見の時は、軽々とだっこできたのに、この1年での成長の跡をその重さで実感する。

そして、家の近くまで来ると完全に熟睡状態に。



今、桜はまさに「満開」。

週末には、「桜吹雪」の中で、今年最後の「お花見」が楽しめることだろう。

今年のお花見VOL2 鎌倉の桜

2009-04-05 | 日常生活
一昨日、本ブログに最近たびたび登場する幼なじみのKくん、横浜に住む同じく幼なじみのU子ちゃんと3人で鎌倉にお花見に行って来た。

<胸のつかえおりる>

今回のお花見には、一つの伏線がある。

話は3月上旬にさかのぼる。

3月10日に幼なじみのKくんと「吉野梅郷」に観梅に行ったが、実はこの時は小生、Kくん、U子ちゃんの3人で行くことになっていた。
そして、その日は忙しくて時間の取れないというU子ちゃんの都合に合わせて3月9日ということにした。

しかし、前日の天気予報では9日はかなりの確率で「雨」、そして10日は晴れとのこと。
そこで、彼女には申し訳なかったが、こちらの都合を優先して翌日に変更したのだが、皮肉にも3月9日は終日曇りで、結局は一滴も雨は降らなかったのである。

「いやあ、U子ちゃんには悪いことをしちゃったね」
これが、翌日顔を合わせた際に二人が発した第一声であった。

「花見に誘って、埋め合わせしなければね」ということで、今回の花見の運びとなった次第。

小生もKくんも「胸のつかえ」が下りた心境である。

<期待はずれ>

当日はそれまでの「花冷え」の天候がウソのよう。
朝から晴れ渡って、風もなく、暖かで絶好のお花見日和。

北鎌倉駅から円覚寺、建長寺、鶴岡八幡宮を目指す。

しかし、今回のルートは「お花見」という点では、二つの意味において期待はずれであった。

一つは、お花見としては時期が少々早すぎたこと。
ソメイヨシノはまだ、2,3分咲きで、見るからに寒々しい。

二つ目は、円覚寺、建長寺と言った古刹の威容に比べ、植えられている桜の木が貧弱でどう見ても不釣り合いなのだ。

お花見としては、鶴岡八幡宮の池の周囲に咲いた桜がかろうじてお花見の「体」をなしていた。

時期と場所の選定を間違えたか?



          
          7分咲き、見ごろとなった鶴岡八幡宮のさくら



<代役>

そんな桜に代わって目を楽しませてくれたのが、民家の庭やその周囲に咲くさまざまな花であった。

ある場所では、満開の「オオシマザクラ」が、またある所では、濃いピンクの「花モモ」や「しだれモモ」の花が、そして別なところにはこれまたピンク色の「モクレン」の花が今を盛りと咲き誇り、あたかも桜の「代役」を引き受けているかの趣であった。


           
           民家の庭に咲いていた「花モモ」、「しだれモモ」の花。


<平和な光景>

その日は、平日にもかかわらず鎌倉の名所は、人、人の大賑わい。
鎌倉駅周辺、特に小町通りなどは、朝の通勤ラッシュ並みの賑わいである。

行き交う人々は、のんびりと桜を見、そぞろ歩きを楽しんでいる風情に見え、「100年に一度」と言われる大不況など、どこの国のことと錯覚しそうになってしまうほど、のどかで平和な光景で、つかの間ほっとする思いであった。


               
               大勢の人で賑わう鶴岡八幡宮周辺



<おみやげ>

前回の吉野梅郷の観梅では、お土産類を一切買わなかったところ、かみさんから「おみやげないの」と非難のまなざし。

そこで、今回は同行したU子ちゃんにかみさんが喜ぶ、気の利いた「おみやげ」がないものかと、聞いたところ案内してくれたのが小町通りにある「まめや」さん。
人気の店らしく店内はすごい混みよう。

その人たちと格闘すること数分。
味を確かめながら、これはと思える数種類の「まめ」を購入、これで「鼻高々」家に戻れるとご満悦。


                
                お土産に購入した色々な種類の「まめ」。


<出ずっぱり>

カレンダーに書き込まれた3月下旬から4月上旬の予定表。

3月25日、26日、28日、29日、31日、4月3日とほぼ連日のように出かけ、8日、12日も予定が入っている。

いくら今年は「外」に出ようと決めたとは言え、いささかオーバー・ペースと言えるだろう。

この「出ずっぱり」の状況は、ブログの材料には事欠かないが、これまでの生活ぶりからすると、ちょっと極端すぎるか?

談笑会「一口話」~2009年度第1回オーディオ談笑会

2009-04-02 | オーディオ談笑会
先日、今年最初のオーディオ談笑会があった。
今回は、いつもと趣向を変えて談笑会での「一口話」を紹介してみたい。


<進化は続く>

Kさん宅のオーディオ・ホールは談笑会で訪れるたびに進化している。
その進化の内容を説明するときのKさんの表情が誇りと自信にあふれていて何と嬉しそうなことか。

今回も欄間上部中央に古代ギリシャのハープをあしらったレリーフを、左右に一定間隔でヨーロッパ中世の女王の「王冠」を19個配置し、オリジナリティ溢れるものとなっていた。


            
            欄間に飾り付けられた「ハープ」と「王冠」をあしらったレリーフ。
            資料収集に半月、構想1ヶ月、製作半月をかけて完成した作品。
            ルーム全体の目指す荘厳なイメージを損なわないよう配慮したとのこと。


<仕切り役>

前回は特別ゲストで参加してもらったIさんが今回からは正式メンバーに。
談笑会が始まった当初は、Mさんと小生の二人で山のように持参したCDをとっ換え、ひっかえ聴いていたが、メンバーが倍増した今はそれぞれが持参してきたソースを均等に聴いてもらわなければ、という主宰者にとって新しい、そしてうれしい悩みが・・・・。

しかし、主宰者のKさん、「出番到来」とばかりに、色々と気を使いつつ、楽しげに、嬉しげに会を仕切っていたのが印象的。


<2:2:1>

今回のIさんの新規加入で5人になった談笑会のメンバー。
そのメンバーの好きな音楽ジャンルだが、
先ず主宰者のKさんはブラームスをこよなく好むクラシックのオーソリティ、
小生は今でこそジャズや、歌謡曲などを節度なく聴いているが、学生時代はクラシック一辺倒だった。
Mさんは、プレスリー、イル・ディーヴォ、サラ・ブライトマン、中島みゆき等々色々なジャンルに首を突っ込む無国籍派だが、最近はクラシックにも興味を示し始め、フルトヴェングラーのCDを収集し出しているようだ。
小生の弟は今はクラシックに入れ込んでいるが、元をただせば筋金入りのジャズファン。
そして、Iさんはジャズ派とのこと。

クラシック派2、ジャズ派2、無国籍派1
これが談笑会のジャンル別色分けである。


<しびれる>

ジャズ派が増えたせいもあってか、今回の談笑会の「出し物」はジャズ系がいつもより多かった。

特に「ヘレン・メリル・ウイズ・クリフォード・ブラウン」、「マイルス・イン・トーキョー<live>」

の2枚のCDは聴き応え十分。
ジャズの巨人たちが奏でる「ドント・エクスプレイン」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の入魂のプレイには心底しびれた。


<パース>

目下、大作「タンノイオートグラフ」のエンクロージャー作りにチャレンジ中のIさん、作業は順調に進んでいるようで今回は4分の1に縮尺したパースを段ボール箱に入れて持参、Kさんに質問の矢を次々に浴びせる。

「肝胆相照らす仲」とはこのようなことを言うのだろ。質問に一つ一つ丁寧に答えているKさんは、目を細めて嬉しそう。

そのうち話はエンクロージャーの製作から脱線して、タンノイスピーカのオリジナリティとは何かとか、自分が求める理想の「音」とは、など高邁な話になり、話は尽きない。
他のメンバーが、「時間ですよ」と止めに入るまで白熱の議論が続いた。

              
              4分の1に縮尺したタンノイオートグラフのエンクロージャーのパース


<ええっ、3枚組が1000円!!>

我々は海外旅行と言うと、とかく億劫になりがちだが、自由気ままにあちこち飛び回ることの好きなMさんは、暇を見つけては気軽に海外に出かける。

特に、寒い冬は日本で過ごすよりは暖かい海外でゴルフ三昧を楽しんだ方が健康に良いと今年もマレーシアに行って来たばかりとのこと。

そして、行った先々で必ずCDショップをのぞいて、掘り出し物を探しだしてくる。

今回はセリーヌ・ディオンの3枚組CD「Let's Talk About Love」

「これ、いくらだと思う。1,000円だよ、日本のCDの値段がいかに高いかっていうことだよね」

            
            セリーヌ・ディオンの3枚組のCD


<「うけ」狙い!、結果は?>

談笑会に持って行く音楽ソースも最初のうちは、これは是非「タンノイ」で聴いて見たいと言うものが多かったわけだが、会を重ねるにつれ、皆が目を見張るような選曲はできないものか、「うけ」狙いの「色気」が出がちである。

今回の小生の選曲もこの種の「うけ」狙いと言えるかも知れない。

その1 「月の砂漠」バリエーション
第1曲 ジャズ・リー・モーガン(トランペット)
第2曲 クラシック・幸田聡子(ヴァイオリン)
第3曲 歌・井上陽水(ヴォーカル)
第4曲 邦楽・藤原道山(尺八)
第5曲 ジャズ・本田竹広(ピアノ)

その2  二つの「手紙」
第1曲 アンジェラ・アキ 手紙~拝啓15の君へ~
第2曲 樋口了一 手紙~親愛なる子供たちへ~

「月の砂漠」は時間として30分弱を要するので、ちょっと長過ぎないという声もあったが、Kさんが手間暇かけて編集した小生の努力に免じてノーカットにしてくれた。

小生が大好きな「月の砂漠」をいろんなジャンルの音楽で聴いてもらうという試みは、まずまずの評価を得た。
特に、主宰者のKさんから、「このCD置いて行ってよ」との要望が出て、大喜びでご期待に添うことに。

二つの「手紙」の反応 「・・・・・・・・」
見事に空振りの「三振」。

<ベストポジション>

マイルス・デイビスの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を聴いている時のこと。
小生の後ろの席に座っていたIさんが、そろりそろりと席を前の方に移動し始めた。
そして、その場所を中心に前に動いたり、後ろに動いたりと盛んに聴く位置を変えているのである。
帰りの電車の中でそのことを聞いて見ると、聴く位置によって音がどう変化するのか、ベスト・ポジションを知っておきたくて、と次のように説明してくれた。

移動する前に座っていた席は壁にくっついているせいもあって、低音が若干「こもりがち」になるみたいで、そこで前の方はどうかと思って移動したのですが椅子席より前だと、音の解像度は上がるのですが、低音がちょっとぼやけぎみになるようです。

また、最初に座わらせてもらった椅子席の前列左の場所では、音が左の壁に反響して少々きつく聞こえました。
タンノイオートグラフのことは、何でも知っておきたいもんですから・・・・。
良い耳を持っているIさん、主宰者のKさんとますます「うま」が合うことになりそうだ。


<自慢の一品> 

主宰者のKさん、メンバーのMさんともに奥様に先立たれて「男やもめ」。
その二人の日常生活での食事の仕方は対照的。
Mさんは、4時半ごろから夕食の準備を始め、酒のつまみ、ご飯のおかず等々を「自作」。
一方、Kさんは自ら料理を作るということはあまりしなくて、もっぱら近くのお店でお惣菜を買いこんできて、それで済ましてしまっているとのこと。

今回の夕ご飯は、Mさんが材料を仕入れてきて、腕を存分に振るって作ったあさりの「炊き込みご飯」。

みんなから大好評で、お代りを連発していた。

当人は、自画自賛、得意満面であった。