久しぶりに埃をかぶったままになっている本の整理をしようと思い立ち、ハタキをかけたり、本棚を雑巾で拭いていると、片隅から古ぼけて変色している封筒が出てきた。
「何だろう」と中身を取り出してみると、数十年前、会社で管理職になった時に受講した研修会のテキストだった。
「ええっ!こんなものが良く残ってたもんだ」と懐かしく、思わずページを繰って行くと、あるページに朱色でアンダーラインが引いてあった。
そこには、『ゆでがえる現象』と言う言葉が、大きな活字で書かれていて、次のような解説がつけられていた。
<ゆでがえる現象とは?>
カエルを熱いお湯に入れると、ビックリして飛び跳ねて命が救われる。しかし、水の状態から入れてその水がだんだん熱くなっていくと、カエルはその変化に気付けず、やがて命を落としてしまう。
おかしいなあ?と思っていることも日常化してしまうと、その問題に気付けず、やがて悲惨な結末を迎える・・・・・という意味。
大企業や大きな組織に発生しやすい現象。
そして、小生の直筆で
なれ合い、もたれ合い体質 → 事なかれ主義体質 → 無責任体質 → 組織の緩慢な『死』 → 管理者は組織の『ゆでがえる現象』と『活性化』に留意のこと。
というメモ書きがある。
そして、改めて思った。
最近、『消えた年金問題』、『官製談合問題』、『天下り問題』、『政治とカネをめぐる問題』等、様々な不祥事が相次いで起こっているが、これらもつきつめてみれば、この『ゆでがえる現象』が背景にあるのではないかと。
『ゆでがえる現象』は、数十年前の問題であると同時に、まさに現在進行形の問題なのであると。
しかも、より心配なのは、数十年前に比べて『ゆでがえる現象』の症状は明らかに進んで、既に『危険水域』に限りなく近づいていると思われる点である。
『社会保険庁』、『緑資源機構』と言う二つの組織が、解体=『組織の死』を余儀なくされたのは、まさにその証左である。
そして、手をこまねいていたら、第二、第三の『社会保険庁』、『緑資源機構』が次々に出てくるだろう。
今、喫緊の課題は、この『危険水域』から脱出するための、具体的な処方箋である。
折りしも、今日は参議院選挙の『公示日』である。
今度の選挙は、この『ゆでがえる現象』に有効な処方箋を示せる人物・政党に投票しようと思っている。
「何だろう」と中身を取り出してみると、数十年前、会社で管理職になった時に受講した研修会のテキストだった。
「ええっ!こんなものが良く残ってたもんだ」と懐かしく、思わずページを繰って行くと、あるページに朱色でアンダーラインが引いてあった。
そこには、『ゆでがえる現象』と言う言葉が、大きな活字で書かれていて、次のような解説がつけられていた。
<ゆでがえる現象とは?>
カエルを熱いお湯に入れると、ビックリして飛び跳ねて命が救われる。しかし、水の状態から入れてその水がだんだん熱くなっていくと、カエルはその変化に気付けず、やがて命を落としてしまう。
おかしいなあ?と思っていることも日常化してしまうと、その問題に気付けず、やがて悲惨な結末を迎える・・・・・という意味。
大企業や大きな組織に発生しやすい現象。
そして、小生の直筆で
なれ合い、もたれ合い体質 → 事なかれ主義体質 → 無責任体質 → 組織の緩慢な『死』 → 管理者は組織の『ゆでがえる現象』と『活性化』に留意のこと。
というメモ書きがある。
そして、改めて思った。
最近、『消えた年金問題』、『官製談合問題』、『天下り問題』、『政治とカネをめぐる問題』等、様々な不祥事が相次いで起こっているが、これらもつきつめてみれば、この『ゆでがえる現象』が背景にあるのではないかと。
『ゆでがえる現象』は、数十年前の問題であると同時に、まさに現在進行形の問題なのであると。
しかも、より心配なのは、数十年前に比べて『ゆでがえる現象』の症状は明らかに進んで、既に『危険水域』に限りなく近づいていると思われる点である。
『社会保険庁』、『緑資源機構』と言う二つの組織が、解体=『組織の死』を余儀なくされたのは、まさにその証左である。
そして、手をこまねいていたら、第二、第三の『社会保険庁』、『緑資源機構』が次々に出てくるだろう。
今、喫緊の課題は、この『危険水域』から脱出するための、具体的な処方箋である。
折りしも、今日は参議院選挙の『公示日』である。
今度の選挙は、この『ゆでがえる現象』に有効な処方箋を示せる人物・政党に投票しようと思っている。