折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

今年一番の感動~新日本フィル10月演奏会

2010-10-17 | 音楽
客席から指笛や大きな掛け声が飛び交い、観客の拍手が鳴り止まない。

指揮者の下野竜也さんがカーテンコールに応えて何回もステージに現れる。そして、その度にまた、拍手の嵐。

隣の席で幼なじみのKくんも盛んに手を叩いている。


先日、Kくんと新日本フィルの10月演奏会に行って来た。

場所は、錦糸町にある新日本フィルのメインコンサート会場である「すみだトリフォニーホール」。


                   
                   会場からは、建設中の東京スカイツリーが良く見える


当日の演奏曲はオール・ベートーヴェンで<ヴァイオリン協奏曲>と<交響曲第6番『田園』>の2曲。
指揮者は、下野竜也氏。

当日は、冒頭に描写したように熱気あふれる感動的なコンサートであった。


 
当日のパンフレット(左)、感動を胸にコンサート会場を出る大勢のお客さん(右)


以下は、例によって二人の素人の雑駁な感想である。

『今日は、実に盛り上がった素晴らしいコンサートだったね』
『今まで聴いたコンサートの中で、一番感動した演奏だった』

『受け売りだけど、指揮者の下野さんは、今年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本と言う音楽会で、あの小澤征爾さんの代役を見事に果たしたと言うことで、一躍評価が高くなっている、今、<旬>の指揮者なんだそうだ』
『そうなんだ、そう言えば、指揮棒なしで身ぶり手ぶりで指揮していたけど、いかにもエネルギュッシュに見えた。オーケストラの人たちも、みんな熱演しているように見えた』

『今日は、2階席で、いつも1階席では余り良く見えない、フルート、オーボエといった木管楽器群やティンパニーが演奏している様子が、良く見えて良かった』

『コンチェルトでは、ヴァイオリンが主役だったけど、<田園>は色々な楽器がソロで活躍するので、見ていて楽しいね』

『フルートやクラリネット、オーボエのソロが聴き応えがあった』

『演奏が終わった後の楽団員の紹介で、指揮者が真っ先に木管群の楽団員を紹介していたけど、きっと期待通りに演奏してくれたからなんだろうね』

『4楽章の<嵐>の場面のティンパニーの奏者、見せ場、聴かせどころだけに、緊張するだろうね。あの場面、ティンパニーの奏者の動きだけ見ていたよ』

『うまくいって当たり前、失敗したら演奏自体が台無になっちゃうものね』

『そのプレッシャーを乗り越えた先に名演奏がある。その力を引き出してくれるのが、一流の指揮者なんだろうね』

『<田園>では、第4楽章から最終楽章の第5楽章にかけての演奏が素晴らしく盛り上がった』

『平和と幸せな気分に包まれて、満足感いっぱいのフィナーレだった』

『「大自然への讃歌と創造主への感謝」の楽章と言われているけど、本当にそう感じるね』

『生演奏ならではの醍醐味、感動なんだろうね』

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