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当日配られたプログラム。
この所足が遠のいていたオーディオ談笑会だったが、久しぶりにコンサートでメンバーが揃った。
この日のプログラムは、ベートーヴェンとブラームス。
筋金入りのブラームス通であるKさんを中心にビールを傾けながら、しばし音楽談義に花が咲いた。
― 「コバケンワールド」と銘打ったコンサートとあって熱気のこもった感動の演奏会だった。
― 交響曲だけでなく、協奏曲もスケールの大きな演奏でソリストを巧みにサポートするなど堂に入った指揮ぶりだった。
― オーケストラとピアノが渾然一体となった雄渾な演奏でまさに「皇帝」というネイミングにぴったりの演奏だった。
― ソリストの仲道さんも気合が入って、凄い集中力だった。
― 特に弱音の美しさが際立っていて、第2楽章など聴き惚れてしまった。
― いつものことだけど、演奏が終わってソリストが舞台の袖に引き上げる時のあの「満ち足りた」表情は、いつ見てもいいものだね。
― メインのブラームスだけど、演奏を始める前にコバケンさんが自らピアノを使って曲の解説をしてくれたことが、実際の演奏を聴いて「なるほどそういうことか」と大いに役だったよね。
― あのお話しは、コバケンさんならではの試みで、気さくな人柄が溢れていて好感が持てたね。
― ブラームスの交響曲第4番だけど、ブラームスが大好きでこれまで生演奏や有名なCDなどを色々と聴いてきたけど、この日の演奏はとにかく格別だった。
楽曲の「緩」「急」「強」「弱」をこれほど自家薬籠中のものとしている演奏は稀有なんじゃないかな。
― まさに「ブラボー、コバケン」といった感動の演奏だった。
― それを可能にしたのが、日本フィルの演奏水準の高さだったのじゃないかね。分厚い音の広がり、美しい音色、見事なアンサンブル、まさに指揮者とオーケストラが渾然一体となった究極のブラームスを再現してくれた。
― こんな感動的なブラームスを聴けただけで今日は最高に幸せな1日だった。
― アンコールで急逝した楽団員に哀悼の誠を捧げるべく奏でた「ダニー・ボーイ」は、胸に切なく響いて涙がにじんできた。
「コバケン・ワールド」プログラム
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
ブラームス:交響曲第4番ホ短調
指揮とお話し:小林研一郎
ピアノ:仲道郁代
ブラームス:交響曲第4番ホ短調
指揮とお話し:小林研一郎
ピアノ:仲道郁代
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