折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL385~儚き運命(さだめ)

2014-02-05 | 写真&俳句
昨夜からの冷え込みで、物干し竿の水滴が氷って、小さな氷柱ができていた。



物干しに     涙の如き     氷柱(つらら)かな



昨日の雪は、夕方には止んだものの、夜は北風が強く吹き、今朝は震えあがるような寒さである。

「物干し竿に氷柱ができてるわよ」

朝、洗濯干し場から戻って来たかみさんからの報告。

早速、カメラを持って2階の物干し場に急行すると、昨夜からの冷え込みで、物干し竿の水滴が氷って、小さな氷柱ができていた。

氷柱と呼ぶにはいささか気が引けるその小さな佇まいは、あたかもこぼれ落ちる涙のしずくの如くであり、もう少し経てば跡かたもなくなくなってしまう、じつに儚いものだ、と思い、存在しているこの一瞬を撮ろうとシャッターを押した次第である。


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