折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL1034~生き延びた古木

2017-02-02 | 写真&俳句
家の建て替えに際して、切られることなく命を永らえた冬桜の古木


建て替えや     命つなぎし     古木かな


その冬桜の古木がある家は、我が家から歩いて数分のところにあり、今でも散歩の通り道になっている。

我が家の愛犬のパールが存命の頃、その家にもシベリアンハスキーがいて散歩中にしばしば遭遇した。

ある時、偶然に件の犬と直角に曲がっているコーナーで出会い頭にぶつかり、パールがハスキー犬に鼻を噛れるというハプニングがあった。

もう古い話である。


その家が昨年末ごろから家の建て替え工事を始めた。

さて、工事に際して、この桜の木をどうするのだろうと、ちょっと気になっていた。

この日も散歩で通ってみると工事はほぼ終了しており、件の冬桜は健在で、昨年の晩秋に咲き始めてから、今もなお花を咲かせているのを見て「命を永らえて、よかったね」と心の中で呼びかけた次第である。


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