![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/cb/75c725aee52be7386688330195311e18.jpg)
ラグーナ(潟)の中に100を超える島々が点在し、その間を150の運河が巡り、400もの橋が街を結ぶベネチア。車は乗り入れることができず、交通手段は船と徒歩だけという「水の都」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e0/4a29cafa1fb5309043ec26b05a17a9c4.jpg)
ゴンドラに乗って狭い運河を優雅に遊覧。
小舟にて 水の都に 遊びけむ
「旅行も半分を過ぎたけど、これまでは「教会」と「美術館」巡りが多くて、少々食傷気味だよね」
「そんなこと言ったって、イタリアに来る目的はそもそもそれが主だもの」
「そうかもしれないけど、教会も美術品にもたいして関心のない俺には、ネコに小判だよ」
昨日、フィレンツェからベネチアへ向かうバスの中で後ろの座席に座っていた中高年の夫婦の会話である。
この数日イタリアは暑さが厳しく、その中を黙々と歩かされたので、その気持ちには大いに同情した次第である。
旅行8日目は「水の都」ベネチアである。
旅も1週間となるとさすがに疲れも出て、気分転換が必要だなと思っているとそんな気持ちを見越したかのように8日目は「水の都」ベネチアである。
港につくと美しい海が目の前に広がっている。
一同、「うおっ」と歓声を上げる。瞬時にしてこれまでの雰囲気ががらっと変わったように感じられた。
これまでは、どちらかと言うと「遊び」の要素がなく、リラックスすると言う時間が少なかったが、ベネチアの青い海を見た途端、生き返ったようにツアーみんなの表情が明るくなった。
特に楽しみにしていたゴンドラによる水中散歩では、みんな笑顔で小舟に乗りこんでいく。
乗っていた時間は、わずか20分足らずだったが、みんな満足気な表情だった。
ベネチアに来て、ようやく旅の楽しさを満喫している、そんな風情である。
「水の都」ベネチアはこれまでの旅の疲れをリフレッシュしてくれる格好の「遊び」の場となった。
― 旅行8日目 7月20日(水)―
1・<『世界遺産』ベネチア>観光 サンマルコ寺院、ベネチアンガラス工房、ドゥカーレ宮殿、ゴンドラ遊覧
2・<『世界遺産』ベローナ>観光 ジュリエットの家 (宿泊 ミラノ)