折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL966~キジバト哀し

2016-07-09 | 写真&俳句
巣がなくなってしまった梅の木の中で鳴き続けるキジバト。



巣づくりに 励みしハトや 哀しけれ 人目につきて 跡かたもなし



このところ、お隣の梅の木にキジバトが足繁くやって来ている。
どうやら巣作りをしているらしい。

以前も、同じ木に巣を懸けている最中にご主人に気づかれて撤去されてしまったことがあったが、懲りずに今年もまた巣を作ろうとしている。

今年は、見つからなければよいがと気にかけていたが、四六時中件の梅の木の枝で鳴き続けているので、そのうち見つかってしまうだろうと懸念していたら案の定見つかってしまった。

折角作りかけた巣を取り払われた枝に止まって、鳴き続けるキジバトの声は、気のせいかもの哀しげに聞こえてならなかった。