折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL312~鄙(ひな)びの里の風物詩

2013-11-21 | 写真&俳句



つるし柿     鄙(ひな)びの里の     風物詩


軒下に     昔も今も     つるし柿



今回の山歩きにはお楽しみが二つあった。

その一つは、久しぶりの山歩きである、ということ、しかも「発風山」頂上へのリベンジであること、そして、もう一つは下山した後、この界隈で有名な「満願の湯」温泉で一風呂浴びること。

そこで登山道も、この温泉からスタートするコースをわざわざ選んだのであった。

午後1時半頃、下山を終わり、この「満願の湯」に戻って来て、びっくり。

何と駐車場が満杯で温泉場は満員札止め状態である。

日曜日と言うことで、多くの人たちがやって来ていたのだ。

山の頂上も、そして温泉場もともに「満員札止め」状態とは!!

平日だったらこんな目に遭わなかったのに!! 

大誤算であった。

頂上での昼食をあきらめたように、ここでも温泉入浴をあきらめ、後ろ髪を引かれる思いで帰路に。


そして、この「満願の湯」温泉の近くで目にしたのが「つるし柿」である。

この地は、山が迫っていて日の入りが早いということもあるのだろう、ある1軒の家では、日当たりのよい2階に数え切れないほどの柿が整然と吊るされていた。

そう言えば、この周辺では柿の木が多く、どの家の軒下にも柿が吊るされている。

多分、この地で昔から受け継がれてきた、晩秋から初冬にかけての風物詩の一つなのだろうと、見事な吊るし柿を眺めながら感じた次第である。