折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

雨の日の札所めぐり

2012-06-09 | 友達・仲間
天気予報のとおり朝からしとしとと雨が降り続く中、幼なじみたち5人と秩父の札所めぐりに行って来た。

秩父に向かう車中でだれかが「こんなに雨が降っているのに、良く出かけるよ」と家族からあきれ顔されたよというと「おれもだよ」とみんなが一斉に口をそろえてうなずく。

ところが秩父に近づくにつれ雨脚が鈍くなり、着く頃にはほとんど雨は上がっていた。

そして、その後も小雨は降るものの、傘をさすには至らずに済む程度だったのは何ともラッキーだった。

お陰で6、7、8、10、14、18番の札所を順調に廻り終え、時間的にも余裕があったので秩父神社、今宮神社にも詣でることができた。

そこで、前回の「武甲山」山歩きの時と同様、札所めぐりの見どころを写真と「5・7・5」の17文字に託して表現して見た

8番札所西善寺のコミネモミジ

境内には県指定天然記念物となっている樹齢約600年のコミネモミジ(カエデ)の巨木がある。
幹回り 3.8メートル  高さ 7.2メートル  
枝幅 南北 18.9メートル  東西 20.60メートル  
傘周り 56.3メートル





雨の日や     苔(こけ)瑞々(みずみず)し     古刹(こさつ)かな


8番札所西善寺はコミネモミジの大木で特に有名で、この日も雨が降ってコミネモミジの葉の緑がしたたるように美しい。そして、大木の周りの苔がまた雨を受けて一段と瑞々しさを増していて、「秋の紅葉もいいがこの日のように青葉の頃、しかも、雨の日の最善寺もまたすばらしい」と一同感銘を受けた次第である。

今宮神社のご神木・龍神木

樹齢千年を越える武蔵国随一の大欅。
胴回りは約8.67メートル。推定樹齢1000年以上。呼称『駒つなぎのケヤキ』と呼ばれ,県と市の天然記念物にもなっている。幹には大きな穴が開いており、龍神様の住み処であるとも言い伝えられている。



千年の     時を刻みし    ご神木


札所めぐりに区切りをつけ、次に向かったのは秩父市が誇るテーマパーク「ミューズパーク」。

ここで遠足気分で昼食を食べ、イチョウの新緑が目に優しい広い園内をのんびり散策する。

この公園、イチョウの他に紅葉もたくさんあって「紅葉が見事だろうね、今度は秋にもっといっぱい同級生に声をかけてみんなで来ようや」ということに。

そして、帰り道に寄ったのが今宮神社。

ここにある樹齢1000年を超すご神木「龍神木」は必見である。

小生とKくんはすでに来ていたが、他の3人は初めて。
胴周り9メートルになんなんとするご神木を見て、「これは・・・・」としばし見とれる。

千年の歴史を刻んできたご神木に畏敬の念が心底湧いてくる。