種まきし 畑ついばむ カラスかな
愛犬のパールとの朝の散歩の時のこと。
散歩コースになっている黒目川遊歩道の周辺は、辺り一面、畑が広がっている。
専業農家の畑もあれば、貸し農園の畑もあり、朝早くから土を耕したり、育てている野菜の手入れをしたり、草むしりをしたりと忙しく働く姿を目にする。
昨日も専業農家の人がトラクターで耕した後の畑に種をまいている姿を見た。
今朝はその畑に、さっそくカラスがやって来て、播いたばかりの種をせっせと啄んでいた。
カメラを向けると「何すんだよ」と言わんばかりに首を上げて、こちらを見た。
畑を荒らすそんなカラスを見て、「種まき権兵衛」の民話が思い浮かんだ次第である。