グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

国交副大臣の忖度発言に思う

2019年04月05日 | 日記
国交副大臣の下関北九州道路建設計画に絡む忖度発言が世間を騒がせている。
政治の世界で「忖度」は当面禁句になっていたと思っていたがそうではなかった。
国交副大臣は「つい熱が入ってしまった」と釈明していたが今度は野党から「それでは嘘をついていたのですか」と責められる始末である。
去就について国交副大臣は「説明責任を果たすことで・・・」と言葉を濁していたが一体どう説明したら説明責任が果たせるのか全くイメージが湧かない。
首相も一旦はかばうスタンスだが妙に冷たい気配も垣間見える。
「怒り」を通り越してもう目を背けようとしているのかもしれない。
ただ首相にも落ち度があるのではないか。
当該道路の建設促進要望書の発起人として自らの名前が明記されているのである。
それでいて「首相は陳情する立場にない」は説得力に欠く。
「自分が知らない間に勝手に使われていた」というのならそれこそ事務所メンバーも含め緊張感を欠いていたといわねばならない。
部下がいまだに忖度をする、いや忖度をさせる素地は十分なのである。