グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

政府の大学無償化プログラムに思う

2019年04月15日 | 日記
来年度より大学無償化プログラムが動き出すようである。
正確には無償化ではなく「授業料の減免」と「給付型奨学金の拡充」なのだが生活困窮家庭の子女に支援の手を差し伸べることに異存はない。
ただ課題は結構あるのではないか。
1つは対象となる生活困窮家庭の範囲である。
単に住民税非課税家庭だけが対象でそれ以外は対象にしないとするのはあまりにも粗すぎる。
年収380万以下の家庭だけが最高で年額百ウン十万円という支援金を手にしてそれ以上の家庭はゼロ円なんてことはないだろうね・・。
オール・オア・ナッシングではなく年収額に応じたリニアな支給体系が必要だ。
もう一つ、対象者の向学心や基礎学力のチェックはもっと難しい。
折角奨学金を支給しても大学に行かずにバイトやレジャーに精を出すようでは本制度の意義もないからねぇ・・・。
どんな判断基準で適格者を絞り込むのか・・・、うーん、なかなか難しい。
この制度設計は文科省マターかな・・・?、とにかく文科省はこのところ社会的な評価を落としている。
国民の大方が納得するようなプログラムを創ってくれよ。
いずれにせよ税金の使い道は公平性、納得性が欠かせないからね。