グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

道府県アンテナショップの集中に思う

2019年04月08日 | 日記
先日野暮用で東京・日本橋まで出掛けたがあらためて銀座・日本橋周辺に全国道府県アンテナショップの立地が多いことに気が付いた。
アンテナショップはそれぞれ地域の個性があって見るだけでも楽しい。
加工食品が中心だが一部には八百屋と見紛うような生鮮品が並んでいることも多い。
その場で味わうことが出来る飲食施設を併設していることもある。
アンテナショップというからには特産品のマーケッティングが主だと思うがこんなに集中して立地しているのはやはり東京ならでは、だろう。
ふと頭をよぎったのは今も続く東京一極集中傾向である。
直近一年でも10万人ほど地方から東京エリアへの人口流入が続いている。
政府が「地方創生」を政策スローガンに掲げるようになって久しいが今だに東京への人口集中が続くのはどういうことか。
政府要人はよく「地方でも求人倍率が1.0倍を超えた」と喧伝しているがこれは単に地方の人口(特に若者)が減って求職者が減少しただけの話ではないのか、と思ってしまう。
「地方創生」のバロメーターは求人倍率だけではなく人口動態や各地の税収、産業出荷高などを総合的に見る必要があるのではないか。