今回の改造内閣で初入閣した行革相は以前から「反原発」で知られていた。
しかしながら入閣直後のブログから「反原発」の持論は削除されたという。
言うまでもなく閣議は全員一致が原則であるから現内閣において「反原発」を貫徹することは難しいかもしれない。
かといって政治家がいとも簡単に自説を封印するのは如何かと思う。
支持者はその一点をもって投票行動をとったのかもしれないのだ。
政治家たるもの容易に信念を撤回すべきではない。
閣議でこそ自らの存在感を発揮すべきだ。
周囲を説得できなければ辞表をたたきつけるくらいの気概が欲しいと思うのである。
その方が政治家としてより多くの支持を得られるのではないか。
それとも閣僚ポストは信念を棚上げするほどかくも甘美なものなのだろうか。