トルコのアンカラで大変な爆発テロが起きた。
死傷者は300名に上るというから社会に与えた衝撃は想像に余りある。
トルコといえば中東地域にありながら政情は安定、観光をはじめ経済も堅調に推移し爆発テロとも無縁だと考えられていたから尚更である。
オリンピックの開催地候補としてイスタンブールが東京と争ったことも記憶に新しい。
爆発テロの実行犯はクルド独立運動家から政府関係者(自作自演)まで諸説ふんぷんだが同国首相は「イスラム国」の所業と考えているようだ。
「イスラム国」といえばついつい日本人ジャーナリストの拘束・殺害を思い起こす。
安倍首相のイスラエルでの人道支援発言でもあれだけの反応を起こすくらいだから今回の我が国の安保法制成立には相当憎悪をたぎらせているだろう。
残念ながら今回の安保法案は抑止力効果というプラス面もあるが米国の同盟国と見なされることによるリスクも大きい。
日本国内で今後同種の爆発テロが起こらないという保証はない。