グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

新国立競技場の建設問題に思う(その2)

2015年07月17日 | 日記

新国立競技場の建設計画について今日首相が白紙撤回を表明した。

つい先日まで文科相が「国際公約だ」「費用の負担問題は私が調整する」と公言していたのから(いくら水面下の活動があったとはいえ)大きな方針転換だ。

2019年のラグビーW杯開催に供することは諦めるにしてもコンペからやり直しではスケジュール結構逼迫している。

今度こそ常に建設予算を横に置きながら全ての作業を進めていかなければならないだろう。

さて今回の見直し決定は政権の今後にどんな影響を与えることになるのだろうか。

首相の胸中は安保関連法制の成立が最優先マターでそのために多少譲歩してでも国民の離反を避けたい考えがあったかもしれないが、逆に安保法制に反対する野党勢力を元気づかせる結果にもなりかねない。

「肉を切らせて骨を切る」戦略がドミノ現象を誘発する危険だってあるのだ。

政治は一寸先は闇だからねぇ・・・。

 


昨日の衆院特別委大荒れに思う

2015年07月16日 | 日記

昨日の衆院平和安全法案特別委員会の荒れ様はひどかった。

ケンカ両成敗という言葉があるように揉め事は双方に原因があることが多いがただ安保法制のみならず新国立競技場建設問題、辺野古移転問題などこれだけ異論や紛糾事態が続けばやはり政権側により大きな非があるように思えてならない。

特に昨日は首相自身が「(安保法制について)国民の間で十分理解が進んでいない」ことを認めていた。

とすれば昨日のような強行採決は避けるべきだった。

「(理解が進んでいないから)参院で理解を深めるための議論を重ねる」というがやはりその前に衆院でもっと時間をかけるべきだろう。

このままでは「見切り発車」もいいところだ。

自民党のOBだけでなく政権内部からも声が上がり始めた。

更なる大きな転換点が近づいているのかもしれない。


北海道の気温35℃超に思う

2015年07月12日 | 日記

今日昼、帯広で35℃を記録したようだ。

全くこの気温の変化はどうだ。

つい先週だったか北海道で2℃、沖縄で34℃を記録し狭い日本の国土で30度以上の気温の開きを記録したばかりなのに今度はその北海道で35℃とは・・・。

いつの間にか昔の常識は通用しなくなってしまった。

暖房、冷房は常時使えるように準備しておかなければならないのか。

衣料の夏物、冬物もそうだ。

日本は四季があることが有り難いと感じた時もあったがその四季も毎日のように目まぐるしく移り変わるようではもう体の方がついていかない。(笑)

何せ相手が自然界のことゆえ注文のぶつけようもないのだが結局人類の仕業であることは間違いなさそうだ。

人類は何時になったら手を携え然るべき手を打っていくのだろうか。


国会の珍風景に思う

2015年07月11日 | 日記

昨日の国会の委員会室はちょっと見慣れないものだった。

普段は内閣の閣僚が居並ぶ指定席の一角に維新の党の若手議員が陣取った。

そう、維新の党は提出した安保法制代案を審議するためにとった特別の座席配置なのである。

維新の党の議員が質問に立ち維新の党の議員が答弁する・・・、こんなことは国会史上初めてのことではないだろうか。

結論から云えば野党が対案を提出し政府原案と合わせて審議するのは違いが明確になっていい。

政府側の関係者にも緊張感が出てくるのではないか。

ただ今回の場合に限って言えば民主・維新の共同提案をめぐって両党間の足並みが乱れた。

これを見透かした政府・与党はこの代案審議を強行採決をカムフラージュするための口実として利用することになるだろう。

 

 


新国立競技場の建設問題に思う

2015年07月10日 | 日記

新国立競技場の建設問題がデザイン、費用、工期などの点で揺れている。

文科相が「現行案であるキール・アーチを見直すと所定の納期に間に合わない」と述べたとされるが本当にそうなのだろうか。

一般にコストがかかるものは納期もかかるものだ。

あの弓状の構造物こそコストだけでなく納期もかかりそうなのだが。(笑)

「あのデザインには日本のメンツや威信が懸っている」との声もあるがこれも疑わしい。

途上国ならいざ知らず、いや途上国だっていまどき変な拘りなど持ち合わせていないだろう。

それとも海外の建築設計者に対するキャンセル申し出を恐れているのだろうか。

事務方は見積りの甘さを否定しているがそれにしても何故現行案に固執するのかさっぱり分からない。

東京都の負担額についてもまだ折り合いがついていない。

収容人数キャパについて例のW杯関係部門との調整も残されている。

新国立の建設問題は全く要調整事項だらけだねぇ・・・。

 

 

 


オートバックスを初体験する

2015年07月08日 | 日記

この所わが愛車のバッテリーが不調で度々JAFのロードサービスをコールする破目に陥った。

従来からディーラーに車検等を依頼してきたのでその流れでディーラーに向かったのだがあいにくシャッターが閉まっていた。

ふと思いついたのがオートバックスだ。

今まで一度も利用したことはなかったが思い切って持ち込むことにした。

バッテリー交換の前に発電機の性能も気になったので性能検査を依頼したがこちらの方は全く問題がないという。

そこで当初の予定通りバッテリー交換を依頼したのだが同時に安全点検チェックが可能だということだからそれも依頼する。

店内に軽食ラウンジがあるというのでそこで作業完了まで待つことにした。

ラウンジは2階にあるのだがそこから車の修理・点検ピットが一望だ。

愛車がどのように手入れされているのか目に見えることはいい。

ほどなくして館内放送で呼び出された。

そして安全点検結果の説明を聞いたのちオートバックスを後にした。

エンジンは快調だ。

今日は予想外の展開となったが満足のいく一日だった。

 


三菱電機の高報酬役員大幅増に思う

2015年07月05日 | 日記

三菱電機の役員で報酬1億円以上の対象者が18人となり前年度の1人から17人増えた。

業績連動型とかいう新しい制度の下で大きく増えたのだが1社で18人もの数は史上初だろう。

役員の高額報酬といえば従来は金融や商社、それも代表取締役クラスに限定されていたような記憶があるが製造業でしかも平取締役、執行役員クラスで1億円超とは時代も変わったものだ。

業績を上げその成果を株主や従業員と、そして国、自治体(すなわち納税だが)とも等しく分かち合うのであればどこからも異存はなかろう。

今までの常識が変わる節目になるのかもしれない。

この三菱電機と対照的なのは同業の東芝だ。

例の不適切会計とやらで14年度の決算も第三者調査委員会の結果待ちだが役員の多くは引責辞任が避けられないと思う。

片や高額報酬、片や失職だが社会やステークホルダーに対する背信行為とあれば天国と地獄の差はやむを得ない。

 

 

 

 


首相の党内報道規制発言に関わる謝罪に思う

2015年07月04日 | 日記

 昨日の衆院平和安全法制特別委員会で党内勉強会における報道規制発言について首相が謝罪した。

「最終的な責任は総裁としての私にある」との発言は潔いがそれはそれとして「権力に阿るような報道機関があるとしたら恥ずかしいことだ」との発言には違和感を抱いてしまった。

あのNHKに「政府が『右』と言っているのに我々が『左』というわけにはいかない」と公言するような人物を会長に招き入れ今も留任させていることをどう考えているのかと思ってしまう。

野党の追及には「所定の手続きを踏んでいる」とかわしているが「権力に阿る報道機関」に首相自身が関与していることは周知の事実だろう。

これでは明らかに言ってることとやってることが違う。

もしあの謝罪が本心であるとしたらNHK人事にも手を付けなければいけないと思うのである。

 

 

 


プロ野球混セの珍事に思う

2015年07月03日 | 日記

本日のゲームでセ・リーグの1位、2位にあったヤクルトと阪神が揃って敗れ順位こそ変わらなかったがともに負け星が勝ち星を上回るいわゆる借金生活に転落した。

負け越しで首位など「照れくさい」というか「恥ずかしい」というか、思わず同情してしまうなぁ。

それもこれもセ・パ交流戦でパ・リーグチームが圧倒的な勝利数を収めたためなのだがそれにしてもねぇ・・・。(笑)

せめてリーグ・トップや上位にいるものは勝ち越していてほしいと思うのは私だけではないだろう。

それはそうとして昨日まで1位、2位のヤクルト、阪神はともに勝ち負け同数で勝率5割だったが勝ち数の多いヤクルトが1位、少ない阪神が2位となっていた。

勝率が全く同率なのだから両チームとも1位でよかったのでは、と思うがいつのまにかルールが変わっていた。

同率首位と言う呼び名や優勝決定戦とかはなくなるのだろうか。

最も後者はプレーオフ制の導入により意味を持たなくなってしまったかもしれないが。

 


2014年の出生率1.42に思う

2015年07月03日 | 日記

05年以来徐々に上向いてきた我が国の出生率が14年1.42と9年ぶりに再び低下に転じた。

我が国は国策の一つとして少子化問題に取り組んできたがここでまた低下に転じたことは残念なことだ。

全く我が国の少子化対策は腰が据わっていない。

政権が代わって「子育て手当」(名称は正しくないかもしれない)の取り扱いが大きく変わったのは記憶に新しい。

こんなことでは大きな成果を生み出すのは難しいのではないか。

問題は14年出生率を受けて何をしたらいいのかあらためて考え直すことだ。

足らないことは何か。

子育て世代の意向を十分汲み上げているか。

もし全体の財政上の制約があるとしたらそこまで立ち返って対策を練る必要があろう。

少子化問題は近い将来日本の国力に大きな影響を与えるものだ。