自民党幹事長が例の首相補佐官の安保関連法案に関わる「法的安定性は関係ない」発言について公明党幹事長に謝罪したとのことだ。
これはこれで当然の成り行きかもしれないが気になるのは当の首相補佐官が悪びれる風もなく謝罪の意向を示していないことだ。
後見人たる幹事長が謝罪しているのに当の本人は全く反省していないことに違和感を覚えてしまう。
たとえ本人が謝罪しなくとも相当の懲罰処分があるのならまだしもだがそれもない。
「子供の不始末で子供が謝らずに親が謝罪する」というのはよくあることなのだが大人の行為について周辺の関係者が謝罪しているのに本人は「われ関せず」は本当に珍光景だ。
そういえば「メディアを懲らしめろ」発言の首相応援団議員もそうだ。
当該議員に対し幹事長から厳重注意があったと聞くがそれ以降も従前の発言を繰り返していた。
その後更なる処分があったとは聞かない。
幹事長が外部に対し謝罪しているのに当の本人は「一体何が悪いんだ」と言っている。
これでは謝罪された方も謝罪を受けた気にならない。
全く「自民党はどんな組織だ」と言いたくなる。