toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

261-280220谷川岳、吾策新道は土樽の駅からスタート

2016年02月20日 | 山登りというより山歩き

 平標山からトマノ耳(谷川岳)までの山並みがきれいに輝く。28.2.11

 

休日に出かけなくてもスキー場は待っていてくれるが、天気が良かっ

たので建国記念日にかぐらスキー場で滑るべく早朝に家を出る。8時

半に現地に着いたが、ゴンドラで上がった付近は雲に覆われていた。

休日で駐車場も一杯。滑る気力が湧かず今日は雪国見物に変更する。

 

上越国境の三国トンネルの群馬県側の入り口。国道は完ぺきに除雪さ

れているが、道路脇は雪の壁。これでも例年の半分の積雪らしい。最

近できたトンネルに比べると老朽化が目立つ。点検用の歩道もない。

こんな中で事故でも起こったら大変だ。

 

トンネルを出ると新潟県、群馬県側に比べると積雪の量が違う。苗場

スキー場を過ぎて田代スキー場の駐車場へ。休日で混んでいる。支度

をしてロープウエイに向かうが終点あたりは雲に覆われている。

ガスのかかったゲレンデは凹凸が見えにくく嫌だ。混雑しているよう

だし今日は止めよう。愛車は四輪駆動だ、雪国を走ってみよう。

三俣の集落に入る。雪降しをしたのだろう、落とされた雪が軒下にう

ず高く積み上げられている。雪国ならではの光景。湯沢の市街地まで

降りて懐かしい土樽駅がどうなっているか見に行く。除雪車があちこ

ちで作業を行い、交通路の確保に努めている。大雪に縁のない地方の

者にとって珍しい光景。

 

 

途中の雪景色。墨絵のようです。

JR上毛線土樽駅、30年前と変わらずに雪に埋まった駅舎がある。谷川

岳登山の際の懐かしい待合室がそのまま人気もなくあった。ずいぶん前

から無人駅になった模様。線路反対側に高波吾策(作)氏の小屋があっ

たが人けがない。吾策氏は万太郎山への最短の登山道である吾策新道を

切り開いた方。何度かこの登山道を利用した。写真の取り込みに失敗し

て雪に埋もれた駅舎や吾策氏の小屋が紹介できないのは残念。

 

  

帰途、三国トンネルを新潟から群馬に抜けるあたりから快晴になり雪を

まとった白い峰々が姿を現す。関越道水上インター付近から雪煙を上げ

る谷川岳を見上げる。天神尾根を4人ほどのパーティー、その上にもひと

かたまりのパーティーが上を目指す。いや時間帯からみて下山途中か。

雪崩や雪庇に神経を使うだろう。こんな天気ならば冬山の魅力を存分に

味わっていると思う。小さなサムネールをクリックすると拡大画面となり

その画面でもう一度クリックすると更に拡大されます。

 

 

 少し左に目を移すと、幕岩の大岸壁が迫る。幕岩を登り切ったあたりか

らの一本のトレールが雪面を横切っている。午前中にこんな難所を雪崩

の危険を承知しながら登るツワモノがいるのだ。尾根でなく雪崩の危険

がより高いであろう斜面を通過するのだろう。無事に帰還して欲しいと

祈る。命を懸けてまでなぜ? いつの時代でも若者の冒険心には際限が

ない。老人には理解できないエネルギーなのか・・・

 参考までにこの山塊の地図を載せます。クリックし拡大画面で

ご覧ください。

 

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