木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

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ガウジの形状

2012年08月29日 | 旋盤ツール

  私の使っていますスピンドル(シャロウ)ガウジの一部です。 短くなってしまい研磨ジグに取り付け難いのでシャフトの上面を平に削ってしまったのもあります。先が尖がっている物ほど鋭角になっていてワークによって使い分けています。 先日の亀城工房にお伺いしたとき研究熱心なテックさんのガウジの形状を興味深く見せていただきました。その帰りに寄りました須田さんの工房でフリーハンド砥ぎのガウジの形状も 見せていただき 最近一番気になっていました件が解消しました。 帰ってから自分のガウジを改めて見直してみましたが 結構いい加減な感じです。(笑) 先輩諸師の助言やサイトの情報などで いろいろ試みた結果で こうなっています。

 以前にも何人かのターナーの方のガウジを見せていただきましたが それぞれの方の形状は微妙に違っていて面白いです(極端な形状の方のもありました)。長年の研究試行の上にたどり着いた それぞれのターナーにとっての一番都合の良い形状なのだと思います。

 ときどきターニングを始めたばかりの方からガウジの形状について聞かれることがあります。 「どんな刃先の形が一番良いのですか?」と。

 みなさん それぞれの使い良い好きな形状は違いますし 使う材種や作る形によっても形状は変わる はずです。 その日の気分によっても変った形状で挽いて みたくなることもあったりで 正しい形状とか普遍的な形状はあり得ないはずで トラディショナルな形状=理想的な形状=使い良い形状 とはならないようです。