木工旋盤 専科・Woodturning・ウッドターニング・EBONY BLOG

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桜の樹皮のナメシ(樺削り)(3日追記)

2009年04月02日 | 木工旋盤
3週間ほど前に入手しました径が60~80mmの桜の生枝材。
 放って置くと使えなくなってしまいますのでナチュラルエッジのゴブレットを挽くことにしました。
 挽く前に樹皮のナメシをしました。
 いいかげんにやったのですがナメシた部分とナメシをしない部分の違いが良く判ると思います。
 (ナメシ又はナメスというのかどうかは判りませんが適当な言葉を知りませんので勝手に使っています。樺細工で本格的にする作業は「樺はだけ」と言うようです)
 2年前のゴールデンウイークの初めに 角館樺細工伝承館で樺細工の実演で山桜の樹皮の樺削り作業を見せていただいたことがあります。
 桜の樹皮は採取しただけでは綺麗な樹肌ではありません。
 樺削り作業で赤紫の綺麗な樹皮になりますが上手に出来るようになる修行は3年以上かかるそうです。この綺麗になった桜の樹皮を茶筒等の生地に張り付けて作るのが樺細工。

コブレット挽きでは赤紫の綺麗な樹皮をなるべく沢山残したくなってしまいますが、そうすると格好が悪くなってしまうようです。

(3日 追記)
 3日 朝のNHKのニュースで埼玉伝統工芸会館での桜にちなんだクラフト展のもようが放映されていました。見たような感じのターニング作品がありました。
 どうやら夢工房メンバーの小山八郎さんの作品のようです。